梅子杯感想①

今日は安定感のあるリプライとリーダーで絶賛された二井谷君の記事です!

こんにちは、一年の二井谷勇佑です。
このたび梅子杯にUTBとして出場させてもらい、その前後の出来事について感想を書かせていただこうと思います。
1、梅子杯前 2、梅子杯本番 の2つに分けて書いていこうと思うのでよろしくお願いします。


1、梅子杯前
梅子杯のエリミネーションに奇跡的に勝ち残り、梅子杯に出られることが決まってから本番までの2週間、大学に入ってからこんなに一つのことに打ち込んだことはないというぐらいディベートばかりしていました。具体的に言うと、普段の定期練はもちろんのこと定期連がない月水金の放課後、あと空きコマも時間が合えばペアの辰巳さんとプレパ練をしていました。

ただ練習が常にうまくいっていたというわけでは決してありません。むしろ僕と辰巳さんが組み始めた最初の頃は本当にどうしようもないぐらい満足のいくディベートができていませんでした。勝ち方がわからず、思いついたことを投げつけているだけということが何度か続きました。ラウンド後に「このままじゃヤバい」と辰巳さんとお互い言い合ったのを覚えています

こんな状態から僕たちを救ってくれたのは多くのすばらしい先輩方の指導でした。一番印象的に残ったのは「リプライで勝てるようなに見せることができるスピーチをしろ」というリフレクです。リプライとは自分たちがどれだけ相手より勝っているのかを、相手の議論と比較をすることでみせるラウンドの最後にあるスピーチです。自分はリーダーをやっていたのですが、リーダーの段階からクラッシュで相手を上回るargumentを建てることを意識するようにはしました。ただそのためには限られたプレパ時間に相手の話を想定したうえでそれに勝てるものを作らなければいけません。このことができるようになったかというと、決してそんなことはないのですが、目指すべきものがなにかが分かったことは大きかったです。


2、梅子杯当日
梅子杯では予選ラウンドから色々な人が見に来てくれました。ラウンドを見に来てくれたり、ORで励ましてくれたりしてくれたりと、皆さんにはホントに精神面で助けられました。見慣れた顔がオーディエンスにいるだけで練習通りにスピーチをやれば大丈夫と気持ちが落ち着きましたし、ORに戻ればみんなと話したり、お菓子を一緒に食べたりとリラックスできました。

それでは、大会当日の様子について追っていきましょう。

一日目は、結果は全勝でした。ただ、Oppとして挑んだ3R
THBT Japan should make a preemptive attack to defend its territory
において、APでどのように問題が起きるのかについての説明をほとんどしていないという致命的な問題をしてしまいました。このミスに終わってから指摘されて気がつき、勝敗が発表されるまではホントに悶々としていました。ここで負けてしまうとブレイク出来なくなるかもしれないということが、怖くて仕方なかったです。結果は攻撃の正当性についてのphilosophical argumentが建っていたということでなんとか勝てました。

二日目は前日の結果から考えてブレイクできているだろうとは思っていました。ただブレイクアナウンスのときは上位チームから呼ばれなかったので、なかなか名前が呼ばれず少し焦りましたが、無事3位ブレイク。自分だけでなく周りのみんなも一緒に喜んでくれて嬉しかったです。大会前から部長にブレイクしてからどこまで行けるかが重要、と何度も言われていたので気を引き締めてOFに挑みます。

サイドはOppositionMotion
THW build casinos in regions that have budget deficit in Japan
練習通りpracticalにどう変わるかを意識して説明をし、チームでも一貫したスタンスで勝つことが出来ました。ただImpactを押しきれなかったり、緊張でテンパったりと不安点もあるラウンドでした。

さてQFです。Motion
THW ban neutering pets

サイドはGovernmentです。正直motionがあまり馴染みのないものだったので焦りました。Practicalにどういうproblemがあるのかが分からないなか、普段通りにやるということが難しく、一般的すぎる話をリーダーからはしてしまいました。終わってからそのことに気がつきメンバーにmotionuniqueな話をしてくれるよう頼みました。辰巳さんのスピーチで抜けた部分を補ってもらい、リプライでも伝わりにくかった部分を明確にしたりはしましたが、終わったあとは、いつもの勝てたという自信は湧きませんでした。先輩からそのラウンドで出来たことを聞くと、相手の内容と自分の内容を比較した上で勝ちを示すというのが足りないと言われました。練習のときに何度もそれを言われていたのに、本番ではうまくできなかったということが悔しくて仕方なかったです。試合の結果発表はORで行われ、結果は負け。毎日の練習で掲げていた優勝という目標が夢となってしまったことを思うと、結果は予想できていたとはいえ発表直後はポカーンとしていました。

その後は、順調にSFGFへと勝ち進んだ戸塚、平澤ペアを応援したり、色々な人と話したりとまったりと大会を楽しんだりしていました。


今回、大会前の集中的なディベートへのコミットメント、予選ラウンド、ブレイクラウンドを通して学んだことは、「練習でも出来ないことは、本番でも出来ない。だからこそ本番で困ったときは練習を通して出来るようになったことに忠実に行動するべきなんだ」ということです。予選3RしかりQFしかり、慌てないで練習に忠実にしていればもっと結果はいいものになっていたでしょう。日々の練習も大切ですが、大会もまた、それでしか得られない経験があるだけ大切ですね。これからもまた積極的に大会に出て行きたいと思います。

 
長く、まとまりのない文章で申し訳ございませんでした。ただ、それだけ梅子杯期間は密度が濃く色々な出来事があった時でした。最後に、練習や本番を見に来てくださった多くの先輩方、たくさんの練習予定を調整してくださり個人的にも何度も指導してくださった井上部長、そして何度も励ましてくれたり有益な助言をくれたりした同輩のみんな、本当にありがとうございました。

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