ESUJ感想 其の弐

こんにちは。2年の下松と申します。今回は先日行われたESUJの感想を書きたいと思います。(仕事が遅くて紅葉と前後してしまいました…) 拙文ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
UTDSの財布担当・下松の感想文です!!

私にとってESUJ前後の数週間というのは、私のディベートに対する姿勢を大きく変えてくれた期間だったのかなと思います。

ESUJの練習を始めたのは秋Tが終わってから。秋Tではかなり私が足を引っ張ったがためにブレイクを逃してしまい、ちょうど絶望の真っただ中でした。多分ディベート人生の中で初めて、ディベートによる楽しさとか喜びとかよりも、つらさが上回った瞬間だと思います。同期のなかでも練習回数は割と多いほうなのに、ブレイク経験は最下位に近い状態で、なかなか伸びない自分にいらだち、どうしてよいか分からなくなり、ディベートをやめようかとさえ考えました。
そんな私でしたが、パートナーの石河先輩は忙しい中も私のために時間を割いて練習・指導をしてくださいました。先輩の的確な指摘のおかげで、今まで見落としていた自分の穴に気づくことが出来たと思います。例えば、プレパで考えを共有していても、自分ではある程度しえしきったと思っていても実際は不十分なところが多々ありました。そうしたときには「それはどんなharmに落とすの?」「こうすれば相手とclashしてきれいなstanceがたてられるんじゃない?」「こういうロジックにすればつながるよね」等々様々な問いかけやアドバイスをいただくことが出来、いかに今まで自分が中途半端なargumentしか建てられていなかったかを思い知りました。先輩は3分のブレストの間に自分たちのスタンスやロジックだけではなく相手のスタンスやロジックまで考えたうえでのargumentを準備していて、ただただ感動しましたし、とても勉強になりました。そんな先輩の熱意を感じるにつれ、私自身も頑張らなきゃと思い、リサーチや練習を重ねた次第です。

堂々とスピーチをこなす才女・下松

そして本番当日。正直不安でいっぱいでした。また足を引っ張ってブレイクできなかったらどうしようとか、UKジャッジに何を言ってるか分からないって言われたらどうしようとか様々な思いが駆け巡っていました。

迎えた1Rは何とか勝利。2Rはそれなりにうまくいったと思ったのですが、自分のrefuteし忘れなどにより僅差で負けてしまいました。

しかし、3Rで大失敗をしてしまい、勝利はしたものの、speaker’s scoreが大変なことになったであろうことがジャッジの反応からもわかりました。(Memberからほぼnewなかったよね、みたいなことまで言われてしまいました

Rcloseだったため、ブレイクの自信は全くないまま2日目を迎えました。Tokyo1が安定の1位ブレイクしたのを同じUTとして喜んだ後、2位、3と呼ばれていきますがなかなかTokyo2は呼ばれません。いよいよ最後の8位ブレイク。Tokyo2が呼ばれたときは本当にホッとしましたし、念願の上級生大会初ブレイクを果たすことが出来、すごくうれしかったです。

ただ、喜びもつかの間、いきなりOFTokyo1との同士討ち Motionも難しく、結構混乱してしまい、splitではあったものの、負けてしまいました。

全てのエネルギーを使い果たすお二人。お疲れ様です。
しかし、本当に様々なことを得られた大会だったと思います。UKジャッジに4ラウンド見ていただけたり、レクチャーを受けたり。そしてなにより、ディベートって楽しいな、と思い直せたのが自分の中で大きかったです。知っていると思っていたことでも実は知識ないということに気付けたり、それをきっかけにまた新たな探究心につながったり、持っている知識を最大限活用して一つのことを論じたり、先輩の深いスピーチに感動したり 私自身気づけば大会後集団的自衛権の本を図書館で借りてリサーチしていて、つらいこともあるとはいえ私は勉強するきっかけを作ってくれるディベートってものが好きなんだなと改めて思えました。

最後に、ここまで来ることが出来たのは、試合ごとに結果を気にしたり応援してくださったりした先輩方、聞きに来てくれた後輩、励まし続けてくれた同期のおかげです。


コンビネーションは抜群だったと聞き及んでおります。
特に、お忙しいのにもかかわらず、私の願いを快諾してくださり、一緒に出てくださった石河先輩には感謝してもしきれません。先輩がいなければ絶対にここまで来られなかったと思います。本当にありがとうございました!!

今後はこのESUJでの経験を少しでも活かし、自分自身の技術向上はもちろん、後輩の指導にもあたっていけたらと思っています。ESUJに出場する機会を与えてくださったすべての方々、素晴らしい経験をありがとうございました。

 

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