三連戦の振り返り
三連戦の振り返り(吉丸)
出場の経緯
飲み友達の内山(東工大)が三連戦のパートナーでした。
内山とはADIではじめて組み(Love Sexy Canadiansの誕生)、その後、ディベすす、ICUT、Pre-australsで一緒に組んでいます。
昨年のJapan BPのAdjudication Coreを内山と一緒にやったとき、来年はチームを組んで出ようかと話していたのが実現したのが、今回のJapan BPです。
そして、その一週間前の凌霜杯(神戸牛欲しかった)、さらにはTokyo Miniも出ることになり、あれよあれよという間に三連戦に望むこととなりました。
大会前
内山が研究で多忙だったため、全く練習できず。
プレパ練をするはずだった神戸行きの新幹線内でも、なぜか目の前には日本酒が。アルコールが入ったほうがブレストがうまくいくことだけが明らかになりました。
結局、三連戦にはぶっつけ本番で突入することに。
結果
3大会中2つで優勝、ひとつで準優勝でした。
今になって振り返ると、三連覇を逃したJapan BPの決勝はなかなか悔いが残りますが、
神戸牛(凌霜杯)とシャンパン(Tokyo Mini)をgetできたので、よしとしましょう。
よしまるだけに。
大会の感想
大会ごとにチームとしての課題は非常に明確になったものの、解決できぬまま三連戦が終了しました(笑)
それを解決するには、もっと組んで練習しないとだめでしょう。
今回を振り返ると、次にまた内山と組むときのチーム名は、Love Sexy Depth of AnalysisかLove Sexy Chadianになりそうです。
学んだこと編
当分国内大会に出ることはないと思うので、これまでの総括として以下の三点を。
①プレパの重要性
普段、argumentやrebuttal等スピーチに関するフィードバックはもらえますが、プレパに関しては、意識的にやり方を振り返って改善していくことが難しいかと思います。
しかし、個人的にプレパの出来がディベートの勝敗の8割くらいを左右すると思っているので、プレパ時間の使い方を今一度振り返って見ることをおすすめします。
参考までに、LSCがプレパをどういう風にやっていたか(やろうと思っていたか)を紹介すると、以下の3ステップになります。
a) core issuesを見極める
b) それらのissueにおいて、最終的にどういう比較にもっていきたいか、どう優位性を示すかを検討する
c) 上記を基にargumentやrebuttalを考える
ディベートは「相手」がいてはじめて成り立つものなので、プレパで重要なのは、自分が言えるor言いたいargumentに飛びつかず、まずディベートの全体像(マクロ)をつかむことです。
特にOpeningではこれが肝心で、きちんとできていれば重要なmaterialをチームとしてカバーでき、Closingにとられません。
Closingにおいても、ディベートをclosingにもっていきやすい、チームとして一貫性が出る、extensionを外さない、whipもまとめやすい、などのメリットがあります。
自分でも毎回全てがきちんとできているわけではないですが、出来たラウンドでは結果がついてきていると思います。
特にOpeningは時間がないのでかなり難しいですが、普段から意識して練習を積み重ねるのが吉です。
②復習ちゃんとやってますか
毎ラウンドしっかり復習ができている人は、実はそんなに多くないんじゃないかと思います。
・ロジックで負けた→どうやったらひっくり返せたか、勝った時も自分が相手サイドにいたらどうひっくり返せたか、を考える
・具体性/depthの不足→リサーチ
の復習プロセスを1,2年生のうちからきちんと積み重ねていったら、相当強くなると思います。
海外の音源を聞いて、表現や分析のやり方、フレームのし方やまとめ方等を学ぶのも極めて重要だと思います。ただ、頼り過ぎないのも大事です。
③ジャッジの経験
ディベートはジャッジを説得する競技なので、ジャッジの視点は不可欠です。
特に1,2年生は、もっと積極的にジャッジやっていったほうがいいよ!と思います。
→どういう分析がディベートの中で「重要」かがわかるようになる、説明できるようになる
→ジャッジとしての建設的なフィードバックはディベートうまくないとできないため、相乗効果がうまれる
国内大会ももちろんですが、積極的に国際大会にいって、ジャッジの経験を積むのも極めて貴重な経験になると思います。
以上、長々と書いてきましたが、ベルリン組への応援を日本から送りつつ、楽しい年末年始を過ごし、2013年のUTDSの飛躍へ備えましょう。
それでは良き新年を!
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