ICUT 感想文 written by 栗田先輩(^^)/

今回は栗田先輩の感想文です!
私が書くのは蛇足なのでもう終わらせていただくのですが、本当にストイックで素晴らしい先輩だと尊敬しています。先輩を鑑として少しでも精進していきたいと強く思わされます。そして何より本当にお優しい先輩です。これからも無礼な後輩ですがどうぞ宜しくお願い致します。


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どうも、ブロガーがネタがないときに感想役として駆り出されることに定評がある栗田です。
正直自分もICUT自体について書くネタはあまりないので、ICUTを通じて思ったことをつらつらと書いていこうと思います。というか、ICUTの感想という名目で言いたいことを言っています。もしよろしければお付き合いください。

今年のICUTはパートナーの力もあり、なんとかGFまで進めました。強いチームと白熱した試合がたくさんできたのはとても楽しかったです。特にQFは今まで自分がディベートしてきた中でトップクラスに楽しかった試合でした。GFまで自分を引っ張って行ってくれたチームメイトの2人にはとても感謝しています。
正直GF止まりだったのは悔しいですが、まあ優勝できるほどの実力がなかったのだな、ということは感じていますので、精進します。

実はこの大会、自分は去年1年生のときに出場して、ブレイク落ちしています(その点、1年生チームが複数ブレイクしているのは、純粋にすごいと思いました)。自分は去年ブレイク落ちした時、でぃべすすでもブレイク落ちしていたこともあり、結構落ち込み、悔し思いをしました。自分はその悔しさをバネに頑張ってきたところもあり、あそこでブレイク落ちしたからこそ今年決勝に進めたところもあるのかな、と思います。ブレイクしたのは悪いと言いたいのでは全くなく、自分が言いたいのはどんな結果も捉え方次第で意味が変わってくるということ、そして絶対に建設的に捉えたほうがいいということです。
でぃべすすでも、ICUTでも感じたのですが、多くのディベーターは目の前の大会の結果の良し悪しばかりに気をとられすぎている気がします(まあ自分も正直そうなのですが…)
負けた時落ち込むのは当然ですし、悔しい感情を持つことは、自分を上達させるために必要なことです。でも、負けた時に諦めの感情を持ったり、もうダメだと思ってしまうのはもったいないと思います。確かに低いスコアをつけられたら萎えますが、スピーカースコアとかジャッジの個人差がかなり大きいですし。僕がジェミニでべらぼうに高い個人スコアをたたき出したのも点数が甘いジャッジを大量にアロケされたからで、実力の表れではないです笑。もちろん、ジャッジがどう評価したかは大切ですし、自分が満足するスピーチをすればいいというわけでもないですし、スピーカースコアは大切な一つの指標ではあります。でも結局はちゃんと反省点を洗い出し、それをもとに練習して上達することが大切なのであり、74点を取ろうと80点を取ろうとそれは変わらないので。
逆に結果が良かったからといって、自分が本質的にとてもディベートが上手だと思うのも、如何なものかと思います。ディベートは自分の今のスピーチ、実力に満足したら終わりだと思ってます。自分が上手だと思った瞬間から、自分のスピーチを否定されたら自分の過ちを探す前にジャッジに噛みつくようになりますし、上達することもなくなりますし、何よりもディベートって競技の本質からしてちょっと違うのかな、と思います。ディベートは自分が言いたいことをいう競技ではなく、聴衆を説得する競技なので。ジャッジが聞きたい話を頑張ってしようという心持ちを持ってこそ安定していいスピーチができるのではないかと思います。

まあ要するに言いたいのは、現時点で実力がどうであるかにばかり注目するのではなく、長い目で見るのが大切だということです。大会で結果が残らなければ、それは上達のために必要なプロセスだと考える。大体、多くの人はディベートで結果を残すためだけにディベートをやっているわけではないと思います。英語力のためであれ、知識を身につけるためであれ、楽しむためであれ、どういう目的でディベートをしていようと、やっぱりディベートで上達することが何よりも大切なのかな、と個人的には思います。だから結果とか、他人から見た自分のディベーターとしての評価ばかりに気をとられず、自分の目的を達成するためにディベートをしていく、長期的に物事を考える、ということが姿勢が必要だと思います。
自分はまだ成功と自慢できるほどの結果は出していないのであまり偉そうに言えないのですが、去年に比べれば格段に結果が出ていることから考えても、1年間頑張ればいくらでもうまくなれる、ということだけはそれなりの自信を持って言えます。

と、色々偉そうに言ってますが、正直ICUTは、今まで以上に自分の実力の不足を感じるところが大きかったです。予選は本当にひどいスピーチを繰り返して結構萎えましたし、上位ブレイクしてGFまで進めたのも、正直どこまで自分の貢献によるものなのかは怪しいところがあります。GFではそれなりに自分で満足したスピーチをできたからこそ、負けたのは、単に自分の力が足りていなかったからです。
僕自身、GFで負けたことに満足はしていないです。でも悲観もしていないです。ICUTを通じて発見できた課題を元に、次の大会に向けて上達していくつもりです。自分はいつでも上を目指し続けるディベーターでいたいと思っています。大学を卒業する時、ディベートは少なくとも本当に頑張ったと胸を張って言えるようにしたいので。
そのためにも、これからもしっかりと努力し、立場関係なく色々な考え方を吸収していくつもりです。

あまりうまくまとめられませんでしたが、自分のICUTの感想は以上です。お付き合いありがとうございました。

コメント

匿名 さんのコメント…
これはいい文章
匿名 さんの投稿…
栗田教にはいることにきめました。きょうからわたしもクリスチャン。