春T 感想 by 平本さん 〜Asian style debateの極意とは〜
こんにちは、ブログ担当のありたです!
夏に向かって特に2年生は大会ラッシュが続いていますね。ブロ担もgeminiに向かって毎日練習を重ねる日々です。さて、geminiでの苦楽はきっと後々ここでお話しすると思いますので、今日は個人的な最近の話題を一つ。
来月に大学のプログラムで海外に滞在するのですが、今それに際してぶつかっているのが、「丁寧な英語を話すこと」なんです。このプログラムでは国連の要人の方達と議論する機会が何度か設けられているのですが、先日プログラムの先生から「あなたの英語は少しカジュアルすぎるから、目上の方への話し方を勉強したほうがいい」と言われました。
ディベートをしていると、たまに「ディベートでは英語が話せるけど日常会話は本当に苦手だ」ということを耳にします。私の場合は日常会話や英語ディベートはできるけども、海外在住歴もなければ今まで目上の方々と英語でお話しすることもなかったので、こういった障害にぶつかってしまっているわけなのです。
こういうときに、ふと「ディベートを目的に能力の向上や勉強を止めて満足してしまうと本当にもったいない」のだということに気がつきます。もちろんディベートの向上を目的にすることそれ自体はとても素敵なことです。今日geminiのチームで「THW ban abortion(中絶を禁止する)」をしたんですけど、1年前なら、「赤ちゃんかわいそう!」とか、「産みたくないお母さん困っちゃう!」で止まっていた思考が、今では命に対する価値や、国が胎児を守るべき理由など、自身の知識や思考の引き出しが広がっているのだなとみんなで感動しました。
ですが同時に私たちはディベートを基礎にしてさらに向上できることもきっと可能だと思うのです。例えば、ボキャブラリーをディベートでよく使うものだけではなく日常やビジネスで使えるものにも拡大していって、日常生活で活かすことや、ディベートの勉強がてら社会情勢を知り、それを元に「私はこの世界でどう生きていくのか」と考えていくこともいいかもしれません。
私の場合だったら、丁寧な英語の話し方を勉強して、それをRFDやスピーチ、先輩方とお話しする時に活用してみること、などですかね。
時々、ディベートに意味を見出せなくなる人がいます。例に漏れず私もその一人でした。なぜディベートをするのだろう?どう価値があるのだろう?と、ただ楽しんだりすればいいものに意味づけを求めて葛藤して、けれどもディベートをなぜかやめられない。この時期って割と辛いものなんですよね。
そういう方は、ディベートを土台にして新たな目標を作れると、モチベなどにもいい刺激になるのかもしれません。
...というなんとなく今思った話をつれづれと述べてみましたが!!メインはここではないのです!
今回は我らが癒しキャラ、けどキレキレなAsian whipで後輩だけでなくオーソリと呼ばれる方々を魅了する、UTDS4年の平本さんに春T感想を書いていただきました。
先輩が春Tをどのように楽しみ、どれだけチームメイトを愛していらっしゃるかがよくわかる素敵な感想文です。
それではどうぞ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんにちは、法学部4年の平本涼です。ブログ担当の有田さんからの依頼を受けまして、久々にUTDSブログに感想文を投稿させて頂きます。どんな感じで書き進めていくかなぁと考えたときに、はじめは時系列順に春Tを振り返っていく形式を取ろうかと思っていたのですが、もう少し自由に自分の考えていることを(今回の春Tと絡めながら)綴っていく形式でやってみることにしました。長い上にストラクチャーが無いので読みづらいことこの上ないのですが、良ければしばしお付き合い下さい。
○チーム結成
今回、僕は同期の有元さん(以下:有元)と浜田さん(以下:みなちゃん)とチームを組んで春Tに出場しました。2人は、自分にとって憧れ・目標・ライバルの優秀なディベーターで、今回のチームも「いつか組めたら良いな」と昔から自分の中で思い続けていた、いわばドリームチームでした。なので、春Tにこのメンバーで出ることが決まった時は、すごく嬉しかったのを覚えています。特に、有元と一緒に大会に出るのは初めてだったので(というか練習でも2-3回しかこれまで組んだことなかった)、「やっと組めるなぁ、どんな感じかなぁ」って結構ワクワクしていました。
○「ドリームチーム」
僕はAsian Styleが好きです。3人のチームワーク次第で、時に個人の力の単純な合計よりもずっと大きな力をチーム全体として発揮できる感じがワクワクするからです。そして、今回の春Tのチームは、まさにそういうチームワークを発揮できるチームだったと思います。1stの有元が綺麗にケースを立てて、2ndのみなちゃんが大量の分析やイラストを投げ込み、僕がwhipでメタディベートなどを通して話をまとめる、みたいな感じですかね。
3人の協力プレイで大きな力を発揮して勝てるようなチームになるには、前提として「この側面においてなら、自分はチームにちゃんと貢献できる」と言えるような自分の強みをまず個人として確立しておくことが大事だと思います。イラスト、反論、フレーミングなど何でもいいので自分の強みをまずは1つ持っておくことです。例えば、僕は細かくロジックや分析を詰めることが苦手だったので、「せめてBOPや勝ち筋の把握といったマクロの戦略立案は他の人よりもできるようになろう」と思い、その分野について集中的に鍛えるようにしていました。(因みに、今回の春Tでスピーカープライズに入れたのは、自分のそういうやり方が報われた気がして、実は結構ハッピーでした笑「とてつもなく優秀なチームメイト2人の後に自分がwhip speechしても、ラウンドにもたらせる価値なんて無いんじゃないか」って割とビビっていたのですが、まあ一応は自分も少しはチームに貢献できたのかなと笑 そして、それは自分の強みをちゃんと持っていたから出来たことなのかなぁと思っています)
自分なりのディベートスタイルを確立できたら、次はチームでの調整が大事になってきます。「どういうロールにするのが一番それぞれの強みを活かせるか」「プレパの流れはどんな感じにするのか(←人によってそれぞれ "こういう流れで考えるのが一番アイデアが出やすい" みたいなのがあると思うので、これは実は結構大事)」などなど。今回の春Tのチームでも、あまり練習時間を多く取れたわけではないけれど、ラウンド練やプレパ練をした後には、上記のような内容について、3人でしっかり話し合うようにしていました。この3人で組むのは(特に有元と一緒にディベートするのは)初めてだったので、はじめは上手くいかないことも多かったのですが、大会本番までにはなかなか良い感じに連携が取れるようになったかなと思っています。
○ディベートを楽しもう
話題はガラッと変わって、「ディベートを純粋に楽しめないの勿体無くない?」っていう話をします。ディベートのことで「結果が出せなくてつらい、自分はディベート向いてないかも」みたいな感じでメンヘラ状態に陥ったりディベートから離れていってしまったりする人をよく見かけます。でも、それって結構もったいないことだなぁって個人的には思います。確かに結果はどうしても気になるし、結果へのこだわりは大事だけど、それを気にしすぎて「何で自分はディベートが好きなんだっけ?」っていうことが分からなくなってしまうのは悲しいことです。みんなもっと「結果出すぜオラアアァァ、そのためにきついの我慢してストイックに練習じゃああぁぁ」みたいな感じじゃなくて、「上手い人のスピーチ聴いて感動したり、大学で勉強したことがたまーにディベートで活かせたり、そういうのが純粋に楽しいからディベート続ける」みたいな心意気でディベートに取り組んでも良いんじゃないかなぁと思います。
ディベートを楽しむには、自分の心の持ちようだけじゃなくて、チームの雰囲気作りも大事だと思います。負け続けて萎えてる時や、意思疎通が上手くいかずイライラしてる時も、ポジティブな声かけとかし合えると素敵ですよね。(僕はよくみなちゃんとチームを組んでAsianの大会に出ますが、彼女はそこら辺がとてもやりやすいなぁ、といつも思っています)ちゃんと反省点を振り返るのは大事ですが、あまりネガティブな感じになりすぎずに、前向きに、constructiveな感じでそれをやっていくのが大事だと個人的には思います。ちょっと胡散臭い感じの精神論的な話が続きましたが、割と大切なことだと本気で思うのであえて書きました笑 ジェミニ前の後輩とかは気をつけてみて下さい笑
○最後に
まずチームメイトの2人には改めてお礼を言いたいです。有元の教養の幅広さや、頭(と舌)の回転の速さは圧倒的だったし、みなちゃんも相変わらずイラストが上手すぎて感動していました。信頼できるパートナーの後で、のびのびとスピーチできました。またいつか機会があれば組みたい。
他にも色々と感謝すべき人はいると思うのですが、ここでは特にUTDSの同期のみんなにお礼を言いたいです。めっちゃ仲が良い!みたいな感じではないかもしれないけど、尊敬できる戦友が多くいて、お互いがライバル、みたいな空気感は個人的にはとても心地良いです。(最近ディベートしてない人も、それぞれのフィールドで頑張っていて、いつもinspireされてます)「同期に追いつき追い越せ!」っていうモチベーションがあったから、ディベート頑張ってこれている気がします。感謝。
卒業まで1年弱、これからもディベートは続けたいと思っています。BP全然分からないので修行します。ではでは。
やっぱり何度見ても素敵すぎる写真!!
夏に向かって特に2年生は大会ラッシュが続いていますね。ブロ担もgeminiに向かって毎日練習を重ねる日々です。さて、geminiでの苦楽はきっと後々ここでお話しすると思いますので、今日は個人的な最近の話題を一つ。
来月に大学のプログラムで海外に滞在するのですが、今それに際してぶつかっているのが、「丁寧な英語を話すこと」なんです。このプログラムでは国連の要人の方達と議論する機会が何度か設けられているのですが、先日プログラムの先生から「あなたの英語は少しカジュアルすぎるから、目上の方への話し方を勉強したほうがいい」と言われました。
ディベートをしていると、たまに「ディベートでは英語が話せるけど日常会話は本当に苦手だ」ということを耳にします。私の場合は日常会話や英語ディベートはできるけども、海外在住歴もなければ今まで目上の方々と英語でお話しすることもなかったので、こういった障害にぶつかってしまっているわけなのです。
こういうときに、ふと「ディベートを目的に能力の向上や勉強を止めて満足してしまうと本当にもったいない」のだということに気がつきます。もちろんディベートの向上を目的にすることそれ自体はとても素敵なことです。今日geminiのチームで「THW ban abortion(中絶を禁止する)」をしたんですけど、1年前なら、「赤ちゃんかわいそう!」とか、「産みたくないお母さん困っちゃう!」で止まっていた思考が、今では命に対する価値や、国が胎児を守るべき理由など、自身の知識や思考の引き出しが広がっているのだなとみんなで感動しました。
ですが同時に私たちはディベートを基礎にしてさらに向上できることもきっと可能だと思うのです。例えば、ボキャブラリーをディベートでよく使うものだけではなく日常やビジネスで使えるものにも拡大していって、日常生活で活かすことや、ディベートの勉強がてら社会情勢を知り、それを元に「私はこの世界でどう生きていくのか」と考えていくこともいいかもしれません。
私の場合だったら、丁寧な英語の話し方を勉強して、それをRFDやスピーチ、先輩方とお話しする時に活用してみること、などですかね。
時々、ディベートに意味を見出せなくなる人がいます。例に漏れず私もその一人でした。なぜディベートをするのだろう?どう価値があるのだろう?と、ただ楽しんだりすればいいものに意味づけを求めて葛藤して、けれどもディベートをなぜかやめられない。この時期って割と辛いものなんですよね。
そういう方は、ディベートを土台にして新たな目標を作れると、モチベなどにもいい刺激になるのかもしれません。
...というなんとなく今思った話をつれづれと述べてみましたが!!メインはここではないのです!
今回は我らが癒しキャラ、けどキレキレなAsian whipで後輩だけでなくオーソリと呼ばれる方々を魅了する、UTDS4年の平本さんに春T感想を書いていただきました。
先輩が春Tをどのように楽しみ、どれだけチームメイトを愛していらっしゃるかがよくわかる素敵な感想文です。
それではどうぞ!
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こんにちは、法学部4年の平本涼です。ブログ担当の有田さんからの依頼を受けまして、久々にUTDSブログに感想文を投稿させて頂きます。どんな感じで書き進めていくかなぁと考えたときに、はじめは時系列順に春Tを振り返っていく形式を取ろうかと思っていたのですが、もう少し自由に自分の考えていることを(今回の春Tと絡めながら)綴っていく形式でやってみることにしました。長い上にストラクチャーが無いので読みづらいことこの上ないのですが、良ければしばしお付き合い下さい。
○チーム結成
今回、僕は同期の有元さん(以下:有元)と浜田さん(以下:みなちゃん)とチームを組んで春Tに出場しました。2人は、自分にとって憧れ・目標・ライバルの優秀なディベーターで、今回のチームも「いつか組めたら良いな」と昔から自分の中で思い続けていた、いわばドリームチームでした。なので、春Tにこのメンバーで出ることが決まった時は、すごく嬉しかったのを覚えています。特に、有元と一緒に大会に出るのは初めてだったので(というか練習でも2-3回しかこれまで組んだことなかった)、「やっと組めるなぁ、どんな感じかなぁ」って結構ワクワクしていました。
○「ドリームチーム」
僕はAsian Styleが好きです。3人のチームワーク次第で、時に個人の力の単純な合計よりもずっと大きな力をチーム全体として発揮できる感じがワクワクするからです。そして、今回の春Tのチームは、まさにそういうチームワークを発揮できるチームだったと思います。1stの有元が綺麗にケースを立てて、2ndのみなちゃんが大量の分析やイラストを投げ込み、僕がwhipでメタディベートなどを通して話をまとめる、みたいな感じですかね。
3人の協力プレイで大きな力を発揮して勝てるようなチームになるには、前提として「この側面においてなら、自分はチームにちゃんと貢献できる」と言えるような自分の強みをまず個人として確立しておくことが大事だと思います。イラスト、反論、フレーミングなど何でもいいので自分の強みをまずは1つ持っておくことです。例えば、僕は細かくロジックや分析を詰めることが苦手だったので、「せめてBOPや勝ち筋の把握といったマクロの戦略立案は他の人よりもできるようになろう」と思い、その分野について集中的に鍛えるようにしていました。(因みに、今回の春Tでスピーカープライズに入れたのは、自分のそういうやり方が報われた気がして、実は結構ハッピーでした笑「とてつもなく優秀なチームメイト2人の後に自分がwhip speechしても、ラウンドにもたらせる価値なんて無いんじゃないか」って割とビビっていたのですが、まあ一応は自分も少しはチームに貢献できたのかなと笑 そして、それは自分の強みをちゃんと持っていたから出来たことなのかなぁと思っています)
自分なりのディベートスタイルを確立できたら、次はチームでの調整が大事になってきます。「どういうロールにするのが一番それぞれの強みを活かせるか」「プレパの流れはどんな感じにするのか(←人によってそれぞれ "こういう流れで考えるのが一番アイデアが出やすい" みたいなのがあると思うので、これは実は結構大事)」などなど。今回の春Tのチームでも、あまり練習時間を多く取れたわけではないけれど、ラウンド練やプレパ練をした後には、上記のような内容について、3人でしっかり話し合うようにしていました。この3人で組むのは(特に有元と一緒にディベートするのは)初めてだったので、はじめは上手くいかないことも多かったのですが、大会本番までにはなかなか良い感じに連携が取れるようになったかなと思っています。
○ディベートを楽しもう
話題はガラッと変わって、「ディベートを純粋に楽しめないの勿体無くない?」っていう話をします。ディベートのことで「結果が出せなくてつらい、自分はディベート向いてないかも」みたいな感じでメンヘラ状態に陥ったりディベートから離れていってしまったりする人をよく見かけます。でも、それって結構もったいないことだなぁって個人的には思います。確かに結果はどうしても気になるし、結果へのこだわりは大事だけど、それを気にしすぎて「何で自分はディベートが好きなんだっけ?」っていうことが分からなくなってしまうのは悲しいことです。みんなもっと「結果出すぜオラアアァァ、そのためにきついの我慢してストイックに練習じゃああぁぁ」みたいな感じじゃなくて、「上手い人のスピーチ聴いて感動したり、大学で勉強したことがたまーにディベートで活かせたり、そういうのが純粋に楽しいからディベート続ける」みたいな心意気でディベートに取り組んでも良いんじゃないかなぁと思います。
ディベートを楽しむには、自分の心の持ちようだけじゃなくて、チームの雰囲気作りも大事だと思います。負け続けて萎えてる時や、意思疎通が上手くいかずイライラしてる時も、ポジティブな声かけとかし合えると素敵ですよね。(僕はよくみなちゃんとチームを組んでAsianの大会に出ますが、彼女はそこら辺がとてもやりやすいなぁ、といつも思っています)ちゃんと反省点を振り返るのは大事ですが、あまりネガティブな感じになりすぎずに、前向きに、constructiveな感じでそれをやっていくのが大事だと個人的には思います。ちょっと胡散臭い感じの精神論的な話が続きましたが、割と大切なことだと本気で思うのであえて書きました笑 ジェミニ前の後輩とかは気をつけてみて下さい笑
○最後に
まずチームメイトの2人には改めてお礼を言いたいです。有元の教養の幅広さや、頭(と舌)の回転の速さは圧倒的だったし、みなちゃんも相変わらずイラストが上手すぎて感動していました。信頼できるパートナーの後で、のびのびとスピーチできました。またいつか機会があれば組みたい。
他にも色々と感謝すべき人はいると思うのですが、ここでは特にUTDSの同期のみんなにお礼を言いたいです。めっちゃ仲が良い!みたいな感じではないかもしれないけど、尊敬できる戦友が多くいて、お互いがライバル、みたいな空気感は個人的にはとても心地良いです。(最近ディベートしてない人も、それぞれのフィールドで頑張っていて、いつもinspireされてます)「同期に追いつき追い越せ!」っていうモチベーションがあったから、ディベート頑張ってこれている気がします。感謝。
卒業まで1年弱、これからもディベートは続けたいと思っています。BP全然分からないので修行します。ではでは。
やっぱり何度見ても素敵すぎる写真!!
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