NEADC 2024 感想文(2)

前々回に引き続き、Kumamoto NEADCの感想文を書いてくれたのは、ディベーターとして参加した岡田智七永さんです!

【感想文】

UTDS2年の岡田智七永です。とっても遅くなってしまいましたが、NEADC2024の感想を書かせていただきます。


 私にとって初めての国際大会でした。8月、だめもとで我らが先代部長ゆりこさんに「一緒にでてくれませんか」ってお願いしてみたらなんと快諾をもらいました。嬉しかった。一緒にたくさん練習して、夜遅くまで電話つないでディベートの話して、大会までの期間も本当にたのしかったです。


 私は高校まで英語は全然しゃべれなくて、ディベートにも全く興味がありませんでした。大学に入って右も左もわからない4月、サークルオリエンテーションでブースを構えてた先輩があんまり楽しそうにディベートを語るもんで練習に参加させてもらったところ、先輩方のスピーチをみて「かっこいい〜〜〜〜!!」ってなっちゃったわけです。懐かしい。そこから気づいたら今に至るわけなんですが、ディベートはびっくりするくらい全然楽しくなかったです。7分もしゃべれないし、限られた時間のなかで一生懸命考えても自分で納得できるような話おもいつかないし、いいたいことがあっても英語全然でてこないし、同期の経験者組は強くて怖くてすっごい壁感じるし。練習終わりの帰り道は毎日「私ってなんてバカ…!」て悶々してました。毎回練習に行っても自分のスピーチの番がまわってくるのがすっごく憂鬱でした。それでもいろんな人が一緒に組んで大会にでてくださって、先輩のかっこいいスピーチもたくさんみて、「もっとやりたい」っていう気持ちが強まってきました。そして迎えたNEADC2024。


 初めての国際大会だったけど、ゆりこさんがいるという安心感でどっしり構えて臨めました。ブレイクはできなかったけど、本当にいい経験になったと思います。ラウンドは楽しいことより悔しいことのほうが圧倒的に多かったです。言いたいことがあるのに英語がでてこなくてうまく言えなくて悔しかったり、相手の雰囲気に圧倒されちゃったけど実は大したこと言ってなかったやんって後から気づいたり、ラウンド終わった後にいい反論をいっぱい思いついてなんであの時すぐ思いつかなかったんだろうってめちゃくちゃ落ち込んだり。でももっと勉強しよって心の底から思えました。


 ずっとなんとなく思ってて今回気づいたことがあります。私、いつまでも初心者気分で「大学からはじめたから」を無意識に自分への言い訳にしてた。文章に起こすととんでもなくバカっぽいですが、結構本当です。同期が自分よりできるのが当たり前になっちゃってた。大学からディベート始めた同期も着実に結果を残してて、もうそんな段階では到底ないことをちゃんと痛感しました。今の1年生の代のUTDSメンバーでは大学からディベートはじめて残ってくれてる人が多くて嬉しいです。「ディベート周りどんどんやめてくし難しくなっていくけど、先輩(私)が続けてるのがかっこいいから自分も続ける」って言ってくれてた後輩もいて本当に嬉しいです。もしもこの文章を読んで自分にあてはまるものを感じたら、是非ハングリーに頑張ってください。私も頑張る。


 ゆりこさんの存在は本当に大きかったです。ディベーターとしてだけじゃなくて人間として、学ぶところがとっても多かったです。自分がやりたいって思ったことを実現するためのエネルギーの凄まじさと、まわりの人のことをどこまでも相手の立場に立って深く考えてるところと、ゆりこさんワールドの面白さに感銘を受けました。ふたりで行った湯島(猫の島)からの帰りのフェリーで波にゆられながら、こんな先輩がいて幸せだなぁと心から思いました。

 ゆりこさん、チーム組んで一緒に練習してくださって、たくさんアドバイスくださってありがとうございました。本当に楽しかったです。

 そしてくさかさん、平日夜わざわざ時間をとって私たちのプレパ練に付き合ってくださって本当にありがとうございました。この場をかりて特大の感謝を申し上げます。これからもよろしくお願いします。

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