7th United Asia Debate Championship Thailand 報告&感想文 written by 有元(^^)/

สวัสดีครับ!!!!わかりますかみなさん?おはようございますin Thaiですよ!!すごいこの文字!かっこいい!!
はい、今回はUnited Asia Debate Championship (略してUADC)のご報告と感想文です!!われらが部長ありもっちゃん!!!しかしながら、感想文に移る前にしばしイントロダクションを・・・
UADCとは?
The United Asian Debating Championship (UADC) is an annual debating tournament for teams from universities in Asia. It is the largest inter-varsity Parliamentary Debate tournament in Asia,[1] with over 600 participants. The UADC holds debates in the Asian 3-on-3 format Parliamentary Debating.(Wikipedia からのコピペです。)

何が言いたいかというとWikipediaに載っちゃうぐらい、アジア最大の国際大会ということと、Asianスタイルであるということと、とにかくめっちゃくっちゃすごい大会ということです!!!(アアアうまく伝えられないけどとにかくものすごいのです!)

今年は5/31-6/7にかけてタイのバンコクにあるAssumption Universityで行われました。
はい、では早速有元様の感想文に参りましょう!ディベ―ターの皆さんは必読です!!(ちなみに写真のキャプションなどは石丸ですありもっちゃんが二重人格なのではありません笑)


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みなさんこんにちは、2016年度部長の有元です。普段は面白おかしいブログですが今回は学びの多かった大会だったので、観光や楽しみの画像も一応は混ぜつつ、まじめに書かせていただきます。前回のABPの感想文は英語で書きましたが、今回のテーマはなるべく後輩の参考になるブログなので日本語で書きます。
1.       準備
私がUADCに出てみようと思ったのは、NEAOやATDO、ICUTでなんとかブレイクし、少し慢心していた自分を恥じ、危機感をもったためでした。よりポジティブに言えば、ABPでほとんど勝てずに渋谷さんに引きずられていた自分が六か月でどれくらい成長したのかを図りたかったためでした。そこで、同じく出てみたいといっていた浜田さんやATDOでも一緒に出てくれた矢ケ崎さんを誘い、三月に出ることになりました。
ここで少し甘かったと思う点が二つあります。一つは、三人で練習できる期間がジェミニ練習や春Tの練習で結局二週間しかなかったこと。エイジャンはチーム競技である以上は全員で練習することが非常に大事になってくるので、本来は春Tも(全員が二年生であるならば)ジェミニも三人で出ることにし、練習をするべきだったとも思います。次回行く人がいれば、特に二年生三人で出る場合はなるべく早めから決断し、早めから練習することを推奨します。(逆にいろんなチームでいろんなことを経験することのメリットもわかりますが、二週間はさすがに短かったと思います。)二つ目は、そのためでもありますが、ロールをしっかり吟味しなかったことです。結局浜田さんが一番目、私が二番目、矢ケ崎さんが三番目にしゃべりましたが、いろいろやりようがあったのでは、と今になって思います。ラウンド練がどれくらい効果的かに関して私は少し疑念を持ちますが、ポジションを決めるのにおいてはラウンドを重ねる必要があると思いますし、特にエイジャンでチームを組むときは先入観にとらわれずいろんなポジションを試してみるべきだと思います。
逆に良かった点としては、リサーチをたくさんしたことです。事前からエコノミストは毎週通読、BBCやガーディアンも毎日すべての記事に目を通し、絶対出ると予想されたIR(国際関係)に備えました。そのため、結果的に四ラウンド目で出たIslamic blogger killerのモーションでも背景知識がなくて殺される、という事態は避けられました(笑)。でもこれも、もっと恒常的に知識を付けるように意識しなければ、ということはブレイクラウンドのQFを見て思ったことでもあります。やはり強いディベーターは知識も豊富でその使い方も上手でした。
大会前は二日早めにタイ入りし、体調を整えつつ、現地の方にラウンドを見ていただきつつ、観光しつつ過ごしました。大会前に早めに国に入ることは、せっかくの海外大会ですし推奨します(笑)
 
タイの兵隊さん!?!かっこよ!


いいなぁあボート

うわぁ良い写真

なんだこれは!?!りこもタイ料理食べてみたい!!!

タイは象さんが推しなんやなぁ
2.       本番
とその前に、大会開始前日、DCAの一人からフェイスブックで「明日、ジャッジテストだから~」と能天気なことを書かれたのを発端に、今年のUADCのジャッジテストに出ることになってしまいました(笑)。ジャッジテストはATDOでもしゃべったアサンプション大学のホールにて行われ、大勢の海外のすごいジャッジの前で話すはめになったので非常に緊張しました。前日から軽い吐き気に見舞われ、あまり良いスピーチができなかったうえ、結果的にはそこで得た点数がself-fulfilling prophecyになってしまいました。
すごすぎるよ部長
次の日、大会が始まりました。
Round 1: THBT cabinet positions (e.g. minister of foreign affairs, minister of education, etc.) should only be appointed through merit based examination
意気込んで臨んだ第一試合目は、LUMSという聞いたことのないパキスタンチームにあたり、「よしいけるぞ!」となめきったことを考えていたら、思いっきりクリアに負けました(言い訳にはなりますが、のちにそのチームは一ケタブレイクしましたw)。敗因は、向こうのマージナルベネフィットであるダイバーシティに対応しきれていなかったこと、こちらのモデルがどうして適切な大臣を選抜できるかがわからなかったためでした。ここで印象に残ったのは、LUMSのセカンドスピーカーが、一人目の人が言っていたアサーションを、何層にもわたるアナリシスを出してきて、even if ケースまで落とし込んでいたこと:ここまで美しいセカンドは音源以外ではあまり見たことがありませんでした。また、ジャッジの仕方として、バーデンの移動と達成率で見ていたことでした。バーデンの概念がいまいちわかっていない自分でも、議論が成り立つために証明する必要があることがあり、それを証明できていないから負けという筋は非常に納得がいきました。海外大会はよいジャッジに会えるのがだいご味だと思います。
Round 2: TH supports the creation of an independent territory for the LGBT community
バーデンの考え方はここで活かせました(笑)。独立共同体を作るのであれば、それが現状よりLGBTの状況をよくすることを証明してよ!といういちゃもんを投げたら、それをそのままジャッジがとってくれました。
Round 3: THW shut down schools that have high incidences of bullying
これはガバが甘いモデル(last resortとして停止する)を立てたために、モデルがいじめを減らす可能性が低いこと、減らせたとしても地下にもぐるだけであるということをジャッジがとってくれて勝ちました。このラウンドで一番大切になったのは、いじめを行う子供の性質でした。彼らが学校を移動したら止まるのか、止まらないとしたらどうなるのかという分析の比較になりました。割とガチンコで分析がぶつかり、面白いディベートとなりました。
一日目は、最初のスタートがよくなかった割には、ほかの日本人チームと並び二勝を得て、わりと心地よく眠れました。
Round 4: THBT Western Liberal Democracies should suspend trade with Bangladesh until its government takes substantial and effective steps to bring blogger killers to justice
出た!!IR!!!絶対出るとは思いつつ、テーマが出たときは会場中でうめき声が聞こえました。しかしこれは先週のニュースで読んだぞ!?バングラディシュでawami leagueBNPてやつらが戦っているんだよな!?お!?これは!?わんちゃん!?負けました。理由は、バングラ人のジャッジに(笑)、結局バングラ政府がどういう手段をとり、それがどう効果的なのかのメカニズムがわからない、と言われたためでした。知識が足りないというよりは、典型的に使い方が下手、という感じでした。個人的には、以前に尊敬する先輩に「IRと経済は一つ目指したい事象が発生することを示せば勝てるよ」と言われたことを(つまりメカニズムが命であること)忘れていたことが非常に悔やまれました。
Round 5: THW impose an absolute cap on the non-medical non-emergency expenditure by parents on each of their children
四ラウンド目の段階では22敗。次からはすべて勝たないといけないとわかって臨んだこのラウンドは…クリアで勝ったと思ったらジャッジが2:1スプリットでクロース勝ち、と言われました。おそらくその原因は、私たちがちゃんとガバ、オポを比較しなかった、イシュー間でも何が大事かを比較しなかったということに依拠していると思います。海外ジャッジは特に、日本人とは異なるイシューの感覚をもっているため、説得するためには絶対にとれる分析をする、あるいはイシューの比較を積極的にするとよいようです。
Round 6: THBT governments should nationalize all sin industries
このラウンドでのジャッジは、私が夏ADIでレクチャーしてもらったリシャドというDCAの方でした。この段階では三勝二敗、絶対に次のを勝たなければというプレッシャーの下で臨んだ6試合目。私はリシャドに成長を見せなければと力みすぎ…モーション分析をしているときにディベート中絶対に陥ってはいけないブレインフリーズに陥りました。そして、クロースとは言われましたが、負けました。理由は、結局こちらが出した典型アーギュメントであるblack marketのハームがそこまで見えず、かつガバのほうが国有化した収益を使用者のリハビリに使えて比較上ベネフィットが多いから、ということでした。
ラウンド六が終了した時点では三勝三敗、残り二勝をしてぎりぎりブレイクの可能性があるという範囲でした。二年生でスピーカースコアもあまり見込めないことを知っていた私は、ホテルに帰って号泣しました。自分がなぜブレインフリーズしてしまったのだろう。なぜちゃんと反論できなかったのだろう。なぜラウンド前に吐き気がするくらい緊張してしまったのだろう。そこでどんどん自分のことを責めて、負のスパイラルに入っていました。チームメイトや先輩から慰めてもらいましたが、精神状態はそこまで改善されず、予選最終日に突入しました。
THBT feminist movement should celebrate the rising trend of open relationships
これは今年の春Tのモーションだ!と思いつつ、どや顔でオープンな関係の利点を語りつくしました笑。しかし、オポがセカンドスピーカーからhook up cultureを擁護しだしてディベートがごちゃり…最後のリプライで頑張って回収する、という形になりました。ここで首の皮一枚つながった東京Aは、ほかの日本チームとともに唾をのみつつ待ちました。
マッチアップが発表されて、対戦相手を見たらメンバーの一人がTDOでジャッジ参加していて、高評価されていたUPD B。ジャッジは、春セミの時に非常にお世話になったライハでした。モーションは
THW ban diagnose me websites
ここでは絶対フリーズしないぞ!!!と意気込んだら、なんとPM        のスピーチの途中でブレインフリーズ。いや、プレパから割と脳内停止していました。普通に考えればwebsiteの重要性を強調する必要があるのが自明なモーションであるのにも関わらず、セカンドスピーカーでは結局何もできず、リプライで頑張ったもののあっさり負け。
四勝四敗で東京AのUADC挑戦は終わりました。

3.       行ってみてからの感想
結論としては、やはりUADCやABPという全アジアの大会は非常にレベルが高いです。ATDOグラファイで当たったチーム(PKU)がブレイク落ち、日本でも慶應と早稲田のチームが一つずつEFLブレイクをしただけでした。私たちが当たったチームの中でブレイクしたのは一チーム目だけでした。東南アジアとの格差を見せつけられた瞬間でした。後からスピーカータブを見ると、日本人はよいほうで100位前後。ABPに出てから一年間たって思うのは、日本人にとって、やはり英語の壁も大きければ、マターの壁も大きいようです。
ただし、それでも積極的に海外大会に行き続けることは推奨します。ブレイクラウンドでは、今まで見たことのないような上手なディベートが見れる。もらえるフィードバックも日本のものとは何か違う。大きな成長の機会となる可能性が大きいからです。また、海外大会に通い続けると、海外のいいディベーターと知り合いになれることもあります。今回うれしかったのが、DCAのほとんどに顔が割れていた(笑)ため、「今何勝?」と声をかけてもらい、終わってブレイク落ちした後も、ライハやリシャド、フィリピンのジェイソンに「おまえら来年は絶対にいけるから。めちゃ応援してる」と言ってもらったりしたことです。
最後に、海外大会ではなく、おこがましいですがどのディベート大会にでも抽象できる、今回思ったことを少し。
1.       相手が誰であろうと自分のディベートをすること
これは、一ラウンド目でパキスタンチームが思ったより強かったから焦ったり、二ラウンド目で先輩たちがとてつもなくうまいUTMARA Cに当たったり、リシャドやライハにジャッジしてもらって思ったことです。強いチームに当たっても、ジャッジが誰であっても、ディベートが相対優位を競う競技であっても、やることの基本はあまり変わりません。自分の満足のいくスピーチ、自分のスタイルのプレパをしてディベートに対してしっかり責任を持つ。負けたら自分のせいだし反省するけど勝ったらきっとなにかしら正しいことはしているのだろう。周りに振り回されすぎないのは非常に大切だと思いました。
2.       マナー
しゃべり方は本当に大事です。今後のUTDS練習でも強化していきたいですが、海外ディベーターからにじみ出る自信は話の説得性を高めていました。それに反論しないといけないこちらの自信が揺らぐ程度に。英語の文章をもっと積極的に朗読していこう、と真剣に思いました(笑)。
最後に、たくさんアドバイスを下さった先輩方、ラウンドに付き合ってくれた同輩、応援してくださった皆様への感謝をもってしめさせていただきます。


≪おまけ(石丸’s写真セレクション)≫


いやこんなとこに気を付けること書いてたらスピーチ中怖いでジャッジ
創立者ってこと?多分そうよなすごい人やーー!(小学生並みの感想)

うわわ正装綺麗(●^o^●)
すーーげーーー澁田くんカッケ――――――ッ
どうした澁田くん!?!これもAssumption大学の魔法か!?ポージングまでかっこよすぎるぞ!

オイオイオイ澁田何にやけてんねんオイオイオイ
上のクールさはどこへ行ったんや
 
正装なみんなが素敵すぎるのと、大学の美しさがほんとうに感動レベル

こんな教会が大学内にあったら毎日でも通いたい…

ないすポージング~~
(これを撮ったのは澁田くんと予想)(酷使される可哀想な澁田)
 
す、すごい・・・なんか私にはわからないけどUADCとアサンプション大学とタイ文化はものすごい!!!

コメント

匿名 さんのコメント…
投稿、いつも勉強になります
おつかれさま
にゃん さんのコメント…
良い文章、良い写真、良い1言コメント(>_<)