岩元詩集第1巻所収 題「UTDSのある日常」

岩元という後輩は一見真面目だ。
しかし、彼の奥底の深淵は深い。


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 秋の季節ですね。  午前1:58
 ということで先輩、助けてください  午前1:58
 このモーション、ここまで考えたんですけど  午前1:59
 なんかよくわからないので  午前2:00
 寝ます  午前2:00


 解決しました。ありがとうございます  午前 9:51
午前10:51  大丈夫なんか 


 これってsacrilegious artとかと同じ話ですよね? 
 午前10:51 

 そう!まさにそれ!! 
午前10:52  でも説明の都合上こういう言い方になってるんやで 

 ところで 
午前10:54  お兄さん、「UTDSのある日常」というテーマでブログ書いてみません? 

 このテーマだけを受けて小説を作ればいいんですね、  午前10:51 
    そうです 
午前10:52  大会の感想でもいいしなんでもいいです 
 いつまでですか?  午前10:54 
午前10:54  いつくらいまでに書けますか? 
 春までには  午前10:55 
午前10:56  えっ 
 えっ  午前10:56 
午前10:56  えっ 
 いつまでがいいですか?  午前10:56 
 午前10:57  いつまでに書けますか? 
 えっ  午前10:57 
午前10:57  えっ 
 えっ  午前10:57 


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iTVの板部屋のマスコット、岩元くんの神秘のエッセイ。
今日ここでついにヴェールを脱ぐ!!

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【読む前に本人から一言】 原文ママ
おそらく、iTVの説明的介入により読む人が理解できるようになると思います。致命的にディベートそのものへのエンゲージがかけてるので、ブログに載せられるかわかりませんが、「utdsの日常」は書けました。

これを受け、本編集部は今回、「説明的介入」を頻繁に発動しますが、ご了承ください。


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UTDSの日常

山路を登りながらこう考えた。
男の依頼は全くもって純粋で翳りのない顔をして私に近づいてきたはずだ
風邪で少し熱が出ていたためか、良い暇つぶしだと気を急いだのか
被っていたのは子猫か虎か
見えていたのは小蝿か竜か


男の名前はiTV
依頼されしは一目瞭然ただ日常を綴ること
諸行無常を語ったはずも、願うは駒場、普通の日常
履修で避けたその1限、化けるは道場、苦痛の日常 (*注1)


振り子は揺れる、揺れ戻る
のびすが染めるその前に
染めぬなら、染めてみせようカレンダー  byのびす

ついでに写真でTokyo Mina宣伝。VTDは岩元だゾ!

(*注1)板部道場での稽古が苦痛だったかのように語るけど
師範代たる僕も一限は嫌でした...
自身を渋谷界隈に住んでいると誤認している僕の寝ブッチ悲劇も多発。




10月某日
1835
数理演習が終わる
7号館を即座に抜ければ
5号館に背を向ける
いいねは君の嘘、ノートのスタンプなかったことで、
そんなことは言わないで (*注2)


1840 
向かうは生協、かざすはSUICA
レシート拒否り、急ぎ足
深紅の牛から翼を貰う
フルコマからの駒場練


1845 
「おっす、おっす〜」
我らの部長、その名は天パ
「えっと〜、連絡が3つあって、すでに黒板に書いておいたんですけど、まず一つ目が再来週のBP Noviceなんですが、、、、」
ただただ黙々とiTViTV
Mr.Takadaは僕らを引き裂く、十字の境界がばとおぽ
板書を開始the OshimaUT随一高身長、機械力学テスト前
「神じゃん!」そう神!アルパカ先生
そんなことには御構い無しにばななべ笑い爽風駆ける (*注3)


2100
「はいじゃあ締めま〜す。御手を拝借〜、よ〜おっ!」
鮮やかに鳴るそれぞれの手と傍にある徒然の音
この挨拶も形だけ、改札からは私だけ (*注4)


2130
帰るは隣の池ノ上、僕を追い越す井の頭
京王ボーイを見送って、栄光とりどり風見鶏


2330
大会告知と直前連絡、
お疲れラインに潜む影 早朝稽古に誘う声
剣士は振るう、モーセの十戒、賜りし竹刀でExodus


iTV道場メンツ。


(*注2) UTDS駒場練習会では、毎回参加者は事前にLINEのノートにスタンプを押すことになっています。練習場は主に5号館です。
(*注3) 駒場練習会は18:45-21:00です。この節では練習会開始時の感じを描写しています。
(*注4) 岩元くんはキャンパスから徒歩圏内に住んでいるので、練習会後に駅の改札でお別れすることになります。



智に働けば角が立つ。

レジして気付くチーム名
授かる聖文字(シュリフト) Bの文字
ユーハバッハが与えたB
The Balance世界平和のB
ユーゴーとバズビーのB
えっと〜何が言いたいかっていうと〜、去年まで少年ジャンプで連載されてたBLEACHっていう漫画では、超人気漫画なんですけど、このBは運を操るってゆー意味で使われてて、、はい、つまりは縁起がいいぜぇ〜

流れに任せしRound 1
さくりりじゃすのご登場
あっれ、ラッキー、やった、やっべ、いたっべ なんか言っててよね、、
タイムリミット15分
20号館への小旅行
着いたらすでに7分経過迷いながらの小旅行
思い出すのは記憶だけ、沖田の発言既読だけ (*注5)

板部屋を買収しようとする柴田とTak

(*注5) UTDS一年LINEでは、沖田くんの発言でそれまで活発だった会話の流れが止まることが多いようです。それは沖田くんの発言がそういうアレだからなのでしょうか。





情に棹させば流される。

空きコマで練習するので、師範代と空きコマ被ってないといけませんよ

お、ここの道場1限全部空いてるじゃん!
ここだ!

こうしてできた板の部屋
起きることは生きること
駒場に住みし、親方の精神
渋谷に住みし、親方の意識
駅前に住みし、親方の魂
駅までチャリ通2分、ラインの親方
徒歩15分で駅に着きようやく渋谷に向かいしは、親方の肉体
三振法とはこのためか これすら指導か 1限休講
「これで僕の発表を終わります」 (*注1参照)


意地を通せば窮屈だ。
否、もうプレパ残り五分
走馬灯の続きはあとで
親方の心はここに、空の技
ラウンド部屋で、やっと気づいた
二年おるやん、これのびすやん
瞬きのうちにラウンド終わり
のびすも終わり
夜も明ける


四時間ほど登ってようやく視界がひらけた
頂上まであと少しというところに山小屋が見える
常念小屋
登山客はここで夜を明かし
頂上で朝日を拝み、またそれぞれの山路を進む
山小屋で気付くは哀れ(今の言葉でいうエモいですね)
都会では影も見せない天の川
ここでようやく実感するは
眩しさゆえの灯台の科
やはりこの段結論は
とかくに人の世は住みにくい。


ここで振り子は動きを止めて再び前へと揺れ始める

数理演習が終わる
7号館を抜けて立ち止まる

親方先生そして良心に恥じぬよう

一歩踏み出す 
二度と戻れぬ
三千世界の駒場練
四荒八極猛者集う、金5は空いてる
五号館  (*注6)
六言六弊戒めて
七顛八起のラウンドサイクル
これにて大詰め〆の段、最後はもちろんこの言葉  おしまい!

左から写真に映ろうとする、板部屋から破門された者と、板部屋四人衆。
スミくんは心の目で補おう。

(*注6) 火曜・金曜の駒場練に使われる5号館は、金曜日の五限には授業で使われていないので、練習より少し早めに来ても大丈夫、の意か。



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心技体・どれも謎に包まれた岩元なる者。
板部屋随一のゆるキャラの感想文(?)はいかがでしたでしょうか。
僕はラップとして脳内再生すればいいのか詩として味わえばいいのか未だによくわかっていません。

さぁ、ネクストバッターズサークルにはアイツの姿が...
ソイツは誰だ!お前か!お前か!それともお前か!!

次回を待て!






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