新生UTDSブログ、いざ始動!〜気分はさながらスターリンを引き継いだフルシチョフ〜



「君、ブログの投稿方法とかわからないでしょ?君が東京に戻って僕と会えるまで僕が代わりに投稿するよ」

春がすぐそこまでやってきている麗らかな午後、帰省先の関西某県にある有名コーヒーチェーン店。ホットコーヒーを片手に弄っていた愛用macの画面に現れた前ブロガーの一人であるiTV先輩のこの言葉に、私はオリ合宿予算を打ち込んでいた手を止めた。

UTDSブログ担当になったのはひょんなことからだった。当部では年に一度、12月頃に開かれる総会がある。ここでは次年度の役員決めや今後の部活の方針を決めるのだが、そんな大切な総会に出られなかった私は、結果フリーライド状態に陥ることとなる。

正直最初は、
「フリーライダーじゃん、ラッキー」
くらいに思っていた。人間楽して利益が得られるならそれに走りがちなもの。御多分に洩れず私もそんな安直な人間の一人だった。
しかし、皆が新しい役職に就いて奮闘する様子を見る中で、彼らに対する申し訳なさ、私がこの1年自身の苦楽を共にし、人間として新しい境地を開いてきたUTDSの一員としてできることをしたい、と青春小説のモブキャラのような心境に駆られた。
そんなとき、その人格とルックス、鋭いスピーチで圧倒的に周りを魅了する我らが部長あっさんが、大会の写真を共有するついでグループラインに一言投下した。

「ブログ担、まだ決まってないんですかーなんて意味はもちろんないですよ!」
これに、自身の部屋がUTDS1年の溜まり場に成り果ててしまった前部長が「これは上手いプレッシャーのかけ方」とさらに合いの手を打ったのはご愛嬌)

UTDSブログ。
それは歴代の先輩方の大会での功績や、大きな困難にぶつかりながらも地道に努力するUTDSメンバーの軌跡を集積した聖域。

聖域に自分が足を踏み込むなんて恐ろしい、と単純に思った。この1年ディベートに片思いをし続け、自分なりにディベートに対する姿勢や関わり方を模索してきた。しかし高校のときからディベートをしていた訳でもなければ、部の中で特別に強い訳でもない。そんな私が聖域を司るなんて分不相応だ、という羞恥を感じずにはいられなかった。
けれど時間が経ちUTDSへの想いを強める中で、私はふと思った。

むしろその”分不相応さ”はUTDSブロガーとして適任なのではないかと。

私達が行うディベートは、一般にあまり知られていない。
ディベート界で皆が当たり前に共有する”常識”や”感覚”は、この社会では決して普通ではない。
普段ディベート界で生きるディベーター達は、このことをついつい忘れがちだ。外界では私達が思う以上にminorityの苦しみは理解されていない。普段の会話で「それってnot mutually exclusive(=どっちでもあんまり変わらない)じゃね?」なんて言葉のチョイスは使わないのだ。

私はディベート界に慣れるのに時間がかかった。周りの同期が習得していくディベート用語やディベート界での流行(主に音源や言い回し)を、1年経った今でも知らないことが多い。
だからこそ、ディベートを知らない、UTDSに属していない人々に私達の活動や軌跡、ディベートの楽しさを伝えるために存在するこのUTDSブログを書くに当たって、この弱みだと思っていた私の劣りを有効活用できるのではないかと。

そう思ったら行動は速かった。幸運にもこの1UTDSブログを担当してくださっていたiTV先輩に任命していただき、歴代のブロガーの先輩方にも温かい応援をいただくこともできた。
そうして冒頭のセリフに戻ることとなる。

私はiTV先輩からの通知をしばらく眺め、少しだけ口角を上げた。
ブログ担当に自身を活かせると思った理由は上述の通りだが、実はもう一つ、とてもちっぽけだが重要な課題である”迅速な引き継ぎ”の面において私には強みがあった。止めていた手を再開させて先輩への返信を打ち込む。

「大丈夫ですよ、先輩。もうブログにログインもできましたし、一通りの操作方法もわかりそうです」

────だって、ブログを書いていたことがありますから。


先輩からはすぐに返信がきた。
「そっか、じゃあとりあえず任せるよ。まずは自己紹介からよろしく」
任せていただけた嬉しさに顔をほころばせたが、すぐにため息をひとつしてmacを閉じた。
コーヒーを口に含んで外を見る。麗らかな午後の陽気、春はすぐそこだ。
しかし、ここから私は寝るときにまで頭を悩ませ、ブログ担当を引き継いだことを早速後悔する羽目になる。

…..先輩方のあの凝りまくった文章に匹敵する文章、私に書ける訳ないんだけど」


新生UTDSブログ、いざ行かん。

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 みなさんこんにちは。改めまして今回UTDSブログ担当を引き継がせていただきました有田です(私もニックネームほしいけど、ディベ界でのニックネームはなぜだかフルネーム)。

アンニュイな始め方したいなぁって奮闘した結果、えらい長い序章ができてしまいました。イントロが冗長になってしまうのは私のスピーチの悪いところなのですが、こういうところにも出てしまうようです。普段の心がけ大切。
ですがそこでここまでの経緯や決意も全部含められたんでいいんじゃないかな、うん。

UTDSブログ担当の自己紹介、と言っても正直書くことあんまりないんですよね。このブログの主人公ってあくまでUTDSの方々であり、そこに私も入るっちゃ入るけど、ブログ担当はあくまで裏方、程よい存在感でブログを管理しつつ、主役にスポットライトをあてて紙吹雪散らすのが役目だと思ってるので。

唯一ここで言いたいことがあるとしたら、ブログのスタイルどうしましょう、というネガキャンくらい。
だって過去のブログを見ると、こちらが思わず眩しくて目を覆いたくなるような素晴らしい文章や鋭いツッコミの数々。そこに拍車をかけるように、先日他大学のあるディベーターが青い鳥のソーシャルメディアで呟いた、

UTDSブログって、これが欲しかった!っていうのを自分が思いつく前に実現してる」

という最上級の褒め言葉。

このUTDSブログの一読者であり、歴代ブロガーの先輩方を尊敬する身としては恐々とせずにはいられません。
気分はさながらソ連国民の人気を集めまくってもはや神のように崇められたスターリンの後に第一書記へと就任したフルシチョフ。しかしスターリン批判のごとくけちょんけちょんにしてみようとするものなら各方面からお叱りと非難を受けてブログ担当の座を追われそうな圧倒的カリスマ性の差(そもそもけちょんけちょんにする気も起きない)。

そんな風に悶々としていた私が最終的にたどり着いた結論は、UTDSファンブログ”
しがないディベーターとして、UTDSのメンバーとして、そしてまだまだ学び続ける一人のひよっことして、UTDS愛やディベートの布教を行う感じの、読者目線、ときにはコメンテーター的目線のブログが作れればいいかなぁと思います。皆さまどうかお付き合いくださいm(__)m



最後に、自己紹介(?)だけで終わるのもなんなので、普段ブログでは載せないUTDSのペライベートな顔を少し!
UTDSは切磋琢磨競い合う場所であると同時に、大学生活の青春の1ページを彩るコミュニティでもあるのです。有田が帰省中につきみんなから送られてくる写真を見て羨ましがるしかないのが残念です。



我らが副部長、鹿児島産の純ディベキチ(=ディベートキチガイ)。
ディベートを愛し、ディベートに愛される彼はUTDSメンバーで行った焼肉屋でもスピーチをしちゃうほどディベートへの情熱がすごいよ!
(注:彼がこの場面において本当にディベートをしていたのかは神と彼の愉快な仲間たちしか知らないが、実際にしていても誰も驚かないだろう)





  

合宿終わりのUTDS1年女子会。私も参加したかった(帰省中)!!!でもまた開催してくれるらしいのでウキウキ。
ほんわか女子トークに花を咲かせるJDな彼女たちも、ディベートになるとキレッキレになります。そういうギャップもこのブログで伝えていけるといいですね!










さて本日はこれくらいに!次は今UTDSのメンバーたちが奮闘しているICUTのことなんかを載せていくと思います。
改めまして、拙いですが新UTDSブログ、温かい目で見守っていただけると幸いです!

2018/3/10
担当:有田


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