オーストラル報告①
せっかくオーストラリアで17日もディベートしていろんなこと学んだので、学んだことや考えたことをちょっと報告します。
①分析の深さ
オーストラリアのディベートはロジックより分析や証拠に重点が置かれていたような気がします。確かにロジックも重視されることは重視されますが(なかったらもちろんポイントは成立しません)、たとえロジックがあっても、それを支える分析や証拠がなければポイントとしてはあまり評価されませんでした。その理由としては、恐らくロジックは作ろうと思えばどうにでも作れるし、現実社会ではどちらのサイドが主張していることも起こり得るからだと思います(Liberal democracyとかだったらその国ごとの個別的状況にもよって変わってきますし)。
それが顕著に見られたのが、ADAMの決勝でした。議題は確か、アフリカの紛争後の国の発展には開発独裁型の政府もしくは民主的な政府どちらがいいのか、というものでした。この試合では、独裁型のサイドは、絶対的権力をもった人が本当に国民のことを考えて開発を行うなら、経済発展の速度は速いはずというのに対し、その反論として民主的政府の側は、私利私欲しか考えない独裁者が実権を握ったら大変なことになる、と主張するのですが、ロジックだけ見たらどっちにだってなり得ますよね。要するに、Affが主要することとNegが主張することのどちらでも生じうるわけです。どちらの世界も存在しうる。ここでやっぱ重要になってきたのは、分析や例でした。過去にどのような独裁者がいたのか、独裁者は権力の座に長くつくとどのような傾向を有するのか、など深い分析ができた方が、有利になっていました。
日本のディベートでは、なにかと地頭に頼ってロジックのみでディベートしがちですが(これも楽しくていいですが)、国際大会で通用するようになるには、もっと分析に重点をおくことと、リサーチが必要だとおもいました。日本でこのような難しい議題がでると何かとラウンドが崩れがちですが、それは、分析の甘さとリサーチ不足に起因していると思います。向こうでは、1つのポイントに例が3つくらい出てきていました・・汗
これからはもっとリサーチに重点をおいていきたいと思います。
①分析の深さ
オーストラリアのディベートはロジックより分析や証拠に重点が置かれていたような気がします。確かにロジックも重視されることは重視されますが(なかったらもちろんポイントは成立しません)、たとえロジックがあっても、それを支える分析や証拠がなければポイントとしてはあまり評価されませんでした。その理由としては、恐らくロジックは作ろうと思えばどうにでも作れるし、現実社会ではどちらのサイドが主張していることも起こり得るからだと思います(Liberal democracyとかだったらその国ごとの個別的状況にもよって変わってきますし)。
それが顕著に見られたのが、ADAMの決勝でした。議題は確か、アフリカの紛争後の国の発展には開発独裁型の政府もしくは民主的な政府どちらがいいのか、というものでした。この試合では、独裁型のサイドは、絶対的権力をもった人が本当に国民のことを考えて開発を行うなら、経済発展の速度は速いはずというのに対し、その反論として民主的政府の側は、私利私欲しか考えない独裁者が実権を握ったら大変なことになる、と主張するのですが、ロジックだけ見たらどっちにだってなり得ますよね。要するに、Affが主要することとNegが主張することのどちらでも生じうるわけです。どちらの世界も存在しうる。ここでやっぱ重要になってきたのは、分析や例でした。過去にどのような独裁者がいたのか、独裁者は権力の座に長くつくとどのような傾向を有するのか、など深い分析ができた方が、有利になっていました。
日本のディベートでは、なにかと地頭に頼ってロジックのみでディベートしがちですが(これも楽しくていいですが)、国際大会で通用するようになるには、もっと分析に重点をおくことと、リサーチが必要だとおもいました。日本でこのような難しい議題がでると何かとラウンドが崩れがちですが、それは、分析の甘さとリサーチ不足に起因していると思います。向こうでは、1つのポイントに例が3つくらい出てきていました・・汗
これからはもっとリサーチに重点をおいていきたいと思います。
コメント
そうそう、海外では何よりポイントに力がないと勝てないのです。「Elaborate!」(ポイントを発展させろ!)と口を酸っぱくして言われます。
国内の大会では、お互いミスの指摘に終始する試合も結構見られて、それではディベートの力がなかなか上がりません。
分析と、例。そしてそれらをつなぐロジック。ポイント中心主義で行きたいですね。
そうですよね、現実に近いディベートというものにあこがれます。
JPDUに参加して日本のディベートもやっぱいいなあと思いました。
両方のいいところをうまく融合させていければいいですよね。