春T感想文

どうもみなさんおはこんばんにちは!UTDS三年の平澤史子です。シラバス見ないでゼミに応募してみたらガチゼミで泣いている平澤です☆皆さんゼミ選びは慎重にね(泣)遅ればせながら春TことJPDU spring tournamentの感想を書かせて頂くことになりました。
今回はスーパーディベーター平澤先輩(真ん中)に書いていただきました!

 ①春Tについて

今回私は同期の二井谷・溝上とTokyoCとして出場しました。このチームは、もう二年の付き合いになるはずなのにお互いが何を言っているのかよくわからないという悲惨なプレパからスタートしました。工学部ラウンジに集まってプレパをしたり、早稲田にお邪魔して練習させてもらったり、本郷練でTokyoAにボコボコにされたりしていく中でなんとかチームとしてまとまるようになりました。お忙しい中プレパ練を見て下さった加藤さん、本当にありがとうございました。初めがなかなかにひどかった分、プレパが改善されていく過程は楽しかったです。

 プレパ最初はうまくいかなかったけど段々まわるようになったぜ!というお決まりのストーリーは過去に何度か書いたので省きます。自分にとって今大会のユニークネスは何だったのかなーと考えると、練習時間の短さなのかなと思います。私はこれまで大会が近づくと、(暇人だったので)とりあえず他大いく!ラウンドしまくる!リサーチをする!とがむしゃらに練習をしていました。しかし、三年生にもなるとディベートに費やせる時間が限られてきてなかなか一二年のころのようにはいきません。そのため、練習時間をどうすれば効率的に使えるか考え、一回一回の練習を大事にするようにしました。例えば、(もっと前からやれよという感じですが)一つのプレパが終わると毎回よかったところとよくなかったところを挙げて書き留めておき、次のときは前回の反省を基に目標を決めそれを意識しながらプレパをしました。実践➡反省➡目標設定というサイクルを繰り返すようにすれば意外と時間がなくてもなんとかなるということ、そしてもっと前からこうやって体系化して練習をすればよかった(涙)ということが分かりました。
ディベすすでも大活躍♪(撮影は黒木先輩)

 ②ディベートについて

今年はディベート以外のことが忙しくなりそうなので、春Tは私にとって一つの節目というか、まあ終わった後にちょっと感慨にふけってしまうような大会だったわけです。なので、本当に偉そうで申し訳がないのですが、曲りなりにも二年間ディベートを続けてきた身として、ディベートについて思うところを書きたいと思います。似たような状況にある一年生や二年生が共感してくれたら嬉しいです。

 ディベートにおける私のプリンシパルは二つあります。

 一つ目に、ディベートにのまれないこと、です。ディベートは競技なので勝ちたくて必死になりますし、それは当たり前のことだと思います。でも、ディベートはあくまで好きでやっている課外活動であるわけで。自分のパフォーマンスに囚われすぎてディベート自体が嫌いになってしまったら、ディべートをやっている意味がそもそもないと思うのです。私は二年生の一時期学校のつまらない授業の方がマシに思えるくらいディベートが嫌いでした。勝てないしジャッジにdisられるし毎回練習に行くのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。それでも練習に行っていた理由は、自分の中で無意識のうちにディベートが絶対的な価値を持つようになっていたからです。練習しない、ディベートで失敗する=自分の価値はない、人生の終わり、と思うくらい、当時はディベートにのまれていたのだと思います。それだけ必至に練習していたのに、その頃の自分のパフォーマンスは最悪でした。ただの焦燥感や恐怖から練習をしていたので当たり前だと思います。一年生大会が近付いてきたり勉強が忙しくなってきたりして自分のディベート以外のことに費やす時間が増えてくると、不思議とディベートを楽しいと思えるようになり、気のせいかフォーマンスも少しましになりました。ディベートの価値が相対化されて、なーんだディベートでちょっとしくっても死ぬわけじゃないじゃん、としごく当たり前のことに気付いたからだと思います。楽しみたい、もっとカッコいいスピーチがしたい、という素直な気持ちから、失敗を恐れずにディベートにコミットできるようになりました。だからもし今ディベートを苦しいと感じている人がいたら、いったん離れて頭を冷やしてみてほしいのです。

 二つ目に、自分のためにスピーチをすること、です。ディベートを頑張るインセティブって色々あります。好きなジャッジさんに喜んでもらいたいから頑張ったり、コミュニティを強くするために努力するということもあると思います。でも、最終的には自分が満足できる結果を出せること、満足のいくスピーチをすることが一番の目的であるべきなんではないかなあと。他人からの評価ってころころ変わるし、他人の理想像に自分をあわせようとすると自己嫌悪に陥るだけです。また、コミュニティのために勝つことは大事ですが、他にも部員がいて、別に自分だけが部を背負っているわけではありません。私はUTAとして出場したジェミニで無様な負け方をし、しかも負けた理由が自分にあったので、とても落ち込みました。私の代が当時あまり結果を出せていなかったことや自分が副部長という役職だったこともあり、部に申し訳がなくて仕方ありませんでした。先輩方はあんなに素晴らしい成績を残しているのに自分は部の恥だ、先輩を悲しませてばかりで私は最悪だな、と。しかし、梅子杯紅葉杯などで後輩が活躍するようになると、あーなんだ、別に私なんかいなくたって部は強いではないか、変な責任感じて僭越だったな、と自分の悩みが馬鹿馬鹿しくなったのです。その後はワールズでeslブレイクするという具体的な自分の目標のために練習するようになり、意味のない落ち込みからは抜け出せました。人が何と言おうと、自分は自分だ、自分のしたいスピーチをすればいい、と割り切った方が楽な気持ちでディベートできると思います。

 長々自己満の拙い文章を書きましたが、要約すると、若者たちよ、ディベートを楽しめ!wwというものすごく当たり前のことを言いたかっただけですww落ち込んだ量=パフォーマンスではないわけですから、落ち込まないで楽しくやった方が得です。一生に一回しかない人生、大学生活、ディベート生活、振り返ってみて楽しかったなあ完全燃焼したなあと思えた方が絶対にいいと思います。

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