Pre Australs 2016 感想 written by 渋谷先輩(^^)/

はい、まるるマシンガン最後の弾は渋谷先輩です!!!!!!!!!!!!
さんざんこのブログで無礼ないじりをし倒しの渋谷先輩ですが、そのディベートや学問に向けられたひたむきで真摯な熱い姿勢、膨大な努力…本当に尊敬し、いつも圧倒されています。今回は私はプレオで組んでいただくという正に貴重な機会を預かることができたのですが、この感想文を通し、さらにたくさんの方の学びや示唆となることと思いますので皆さん必読です!!!
また、渋谷先輩の思いやりと愛にあふれたお姿がとても垣間見える感想文となっています(#^.^#)!!ではいってみましょうー!

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こんにちは!UTDS 3年の渋谷です!最近は3代目渋谷childrenのブロガーのおかげで「しぶにゃん」が浸透してきてうれしい限りです。でも、もともと「しぶにゃん」との名前は高校時代陸上部での厳しいイメージを和らげるために導入したのに、最近ははじめから「優しそう」と言ってくださる仏が多く、当初の目的が失われつつあります(笑)

さて本題に移りましょう。先日の6月24日にお茶の水大学で行われたPre-Australsに2年生の石丸さんと矢ヶ崎さんと出場しました。
今回は[1] Pre-Australs 物語 [2] 2人から学んだこと [3]Debate を続けてきて思うこと
を書こうと思います!お忙しい方は[3]だけでも読んでくれるとうれしいです!!!

[1] Pre-Australs 物語

<Pre-Australsまで>
Asian(3 on 3)でファーストをするのは1年生のThe関西以来でした。コンストの難しさを感じていましたがそれ以上に初回のプレパで2人の上手さに驚きました。自分が30分ほどかけて思いついた勝ち筋を、りこは5分ほどで思いついていた。さらに、Motion のContextはやがちゃんに教えてもらったり。。。
Pre-Australs 4日前でしたがやれることは全部やろうと決意しました。恥をかき捨て、通学中や経済学部棟の前で音源シャドーイングして(たくさん振り向かれました…!) 、FirstのSign Postは50文以上は集めて研究してました。効果があると信じて、寝ている時もずっとWUDC GF (Nationalism)をかけながら寝ていました。
こうした成果と、2人に助けてもらいながら本番は2勝することが出来ました。

< Pre-Australs 当日のダイジェスト>
これ、石丸ポーズらしいです(渋谷先輩いわく)

これはやがちゃんポーズなんです(渋谷先輩いわく)
このポーズに隠された渋谷先輩の私たちへの印象の違いってどんなんなんやろう…
 

Round 1 Gov
THBT the Feminist movement should severely condemn the narrative “female ought to be protected”

プレパ中に以下の3点は絶対に伝えようと思いました。
① 守る側 (Guardian)と守られる側との間には一般的に上下関係(hierarchy)があると認識されている(Narrative)
② Gender equality を目指しているFeminist movement としてこうした男女間の上下関係は望ましくない。(上下関係とEqualityは両立しがたい )
③よってFeminist movement としてSeverely condemn するべきである(このMethod も正しい)

あとは
(1)”Female=vulnerable”とみなされることによる影響(Male・FemaleのMindset)
(2)そのImpact : Public/PrivateなどLife choice がhinder される
(3)本来どうあるべきか : Life のchoice がFemale であることを理由にrestrict されるべきでない
を話せば完成です。

あとは2nd のりこによるメカニズムのマシンガン援護射撃や、やがちゃんのわかりやすいComparative なRefuteのおかげでなんとか勝つことが出来ました。

ちなみに他のMotion に”manosphere”についてのMotionがありそれを見たやがちゃんが「これ私、昨日Economistで読みました!」といいながら説明してくれた。強い。((o(´∀`)o))

Round 2 Opp
That judges who repeatedly give verdicts that contravene public majority opinion should be suspended.

ここでもやがちゃんによるContext 解説が行われました!ホント頼もしい!!
Case として

(1) Court independence (民意の反映はParliament)のPrinciple
Ex) JudgeはElection ない+Judicial review system
(2) あとはCourt と Society どちらがProgressive (Hero)でどちらがConservative (Villain) になりやすいか。Moral leader としてのCourt をSupport しました。

(2)についてはタイに終わる試合も多いですがDLOのりこが5 Reasons くらいつけて僕のArgument をSupport してくれ、勝つことが出来ました。やがちゃんもLGBT Issue や最近のCase study を使いきれいに反論してくれました。Factに基づく反論はやはり説得的ですね。

Round 3 Opp
THBT international sporting organizations (IOC, FIFA) should cancel sporting events if the prospective host country is experiencing an economic, political, or medical crisis.

栗田が以前(約2年前に…!!笑) 教えてくれたのですが、「Motion にはGov side に有利な箇所とOpp side に有利な箇所がある。それをどうUtilize できるかが大切」と。
今回、”if the prospective host country is experiencing an economic, political, or medical crisis.” とのMotion Unique な箇所はGovが使いやすいのかなと感じました。
今回はTHBT A should B 型のMotion なので、A の箇所つまり、” international sporting organizations (IOC, FIFA)” ここは絶対にOpp に有利に活かせるようにしっかり分析しようと思いました。

 Sports はどうあるべきか、30分ひたすら考え、スタンスが決まるのもスピーチ直前でしたが、しっかり考えた分納得のいく良いスピーチが出来ました。結果的にSplit で負けてしまいましたが、やれることをやったし後悔はないです。
ただ、相手の栗田・ますしょう(KDS)が後輩を勝ちに導いている姿を見て、やはり勝ちたかったなと。悔しさは次につなげます!

[2] 2人から学んだこと

<強い人とは自分の弱さと向き合える人>
Round で負けた後、無意識のうちにパートナーやMotion・Judge のせいにしてしまうことはありませんか?僕はこれまでたくさんありました。でも2人は違いました。例えば、りこはリフレクで、本来は1st の仕事であるCase building が甘いとの指摘があるとすぐに「私がMechanism足せばよかった」など反省を始めます。1st の僕に不満1つ言わず、素直に反省している姿見ることが逆に僕にとって自分の弱点を見つめようと思わせてくれました。
ここで、大尊敬しているDebaterであるShengwuのBlog (Trolley Problem)を引用します。

Stop blaming the motion.  Or the judge.  Take responsibility for your own wins and losses.  Blaming the judge is frequently a way of disclaiming responsibility for your performance, and hinders the critical self-reflection you need to get really good.  Yes, there are unfair motions and bad judges.  But even if the motion is unfair, or the judge biased, your performance is still causally linked to the outcome.  Almost always, there is something you could have done that would have caused you to win.  Figure out what that is.  Unfair motions and bad judges are, unfortunately, always going to be part of debating.  You need to learn to win consistently, even when fighting uphill, if you want to be excellent.  If you only know how to win in front of an excellent judge, then you will throw away many points that better teams will scoop up.

どんな時も結果に1番大きな影響を与えるのは自分のパフォーマンス。この思いを大切にしたいですね。
もう1人のパートナー、やがちゃんも素直な努力家でした。Gemini前に「このMotionのCase考えておいてね!」とMotion 送ったら翌日にCase 考えた1400字分の力作をLINEで送ってくれたり、あげた資料は全部印刷してFileにまとめたり、本当に努力家だなと感じました。やはり、人の話をよく聞く素直な人が1番上達するんだな、と。自分のやり方に固執せず、アドバイスを受けたらまずはやってみて、それから自分に合うかどうか判断する。(柔軟性と主体性のBalance out) これができるDebaterは強くなれる。そう教えてもらいました。

[3] Debate を続けてきて思うこと

<勝負事に大切なのは相手に敬意を持つこと>
Debate 界での有名な言葉に「Debate は負ける競技」という言葉があります。
世の中の勝負事って、負けるときの大半は自滅なんですね。これまでのRound を振り返って、「100% の力を出し切れた!」と胸を張って言える試合は何試合ありますか?
僕は2,3 試合くらいです。そもそも100%の力を出して負けたなら、すがすがしいし、落ち込む必要はありません。
ですが、大半の試合で自分のベストパフォーマンスが出来ていないのが多くのDebater の現状だと思います。では、100%の力を出すにはどうすればよいでしょうか?
その答えは相手に敬意を持つことだと思っています。勝負は気が緩んだ方から負けるからです。自分は後輩に負けることが増えてから、試合前の「勝てるだろう」という思いを捨てました。「勝てるだろう」とは思わずに毎回これ以上ないくらい真剣に臨むようにし、勝った時も内心本気で喜んでいます。でもそれは相手を尊敬しているからこそ。
対戦相手が強いときはパートナーを信頼・尊敬する。ジャッジの時もそう。Case 違うと思っても「違う」と決めつけず、敬意もって真剣に聴く。そしたら、Dropはすごい減り、「あーそういうことか!」とそのCase の良さに気付くことがたくさんありました。
敬意もつことで、「水かけでした」という言葉は使わなくなり、「双方のAnalysis はReasonableであり、Issue Aでは差をつけませんでした」と話すようになった。

人は勝負前になると不安から、相手の欠点探して、見下したりバカにしてしまうことがあります。僕自身も経験があります。でも、勝負事で最後に自分を勝ちに導いてくれるのはそういったものとは逆の、「敬意」なんだなって。いろいろと遠回りをしてしまったかもしれないけど、Debate 続けて、原点に帰れてよかった。

<自分にとってのDebate>
周りのDebaterが引退したり、上級生になると思います、「自分はDebate をこのまま続けていていいのかな?」と。不安だからというより「もっとほかにするべきことがあるのではないか?」との思いですね。春休みに結構真剣に考えました、「なんでDebate したいか?」「ほかにやりたいことは?」「将来に役に立つの?」
色々考えましたが出した結論はシンプルでした。

「Debateは自分が大好きだからやっている。その時間を犠牲だとは思わない」と。

Debate 頑張れるのも、続けているのも好きだから。そうして自分の中で大切な存在となったDebateを続けていきたいなって。Trade-off はあっても、Debate でしか得られないものもたくさんある。まだまだ自分も知らないこと、学ばないといけないこと、がたくさんあるのでこれからも一緒にDebate できるとうれしいです!また練習か大会で会いましょう(^^♪
渋谷先輩は、先輩方に写真をお願いするのにビビッて躊躇っている私と一緒に全員の先輩を回ってくださりました!
これを始めとして、いつも優しい先輩に私は本当に様々な面でお世話になり通しです。いつも本当にありがとうございます!!!(;_;)ブログの応援のほうも本当にいつも励みになります!!ありがとうございます!!!
様々な後輩のディベートを圧倒的に成長に導いていらっしゃる渋谷先輩のこれからの脈々と続くご活躍に目が離せません!!(ΦωΦ)

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