新年第一弾!UTDSの一年 #2 〜海外大会編〜

 明けましておめでとうございます。伊達巻き大好き、東京一の伊達男のiTVです。都民じゃないんですけどね。

 紅白膾っておせち料理あるじゃないですか。なます。ナマステって言いたくなる奴。なます内の大根と人参の比って案外アンバランスで、人参は大根の1~2割に過ぎないそうなんですね。色が鮮やかな分、量は少なくても存在感を発揮するみたいです。
 この話がどこに繋がるのかと言いますと、当ブログ担みたいな、色鉛筆で作文しちゃってそうな、ケミカルでケバい文体の奴ってのは本当は少量でいいはずなんですよね。ところがそいつが二人もいて、しかも他の人の感想文の回にもイントロとして毎回登場するので、自然、UTDS=ケミカル文体サークルみたいな図式が見えてきてしまいがちなんですよ。人参の多すぎるなます、なんです、このブログは。
 ということで、読者の皆様方に置かれましては、どうぞ、ここでは見えない9割の大根というのを脳内に想定して、補って読んでいただければ幸いです。え?お前が人参たることをやめればいいじゃんって?君、なかなか鋭いね、ぜひUTDSに入ってくれ。


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 今回は、年始特別企画!ということで、六月に突然更新された「UTDS 一年生の一年」の続編をお送りします。なぜ今更?とか、思い出したようにいけしゃあしゃあと、とか、どうせあれが一番閲覧数多かったからもう一回やりたくなったんでしょ、とか、タイトルから「一年生の」が消えたのはもうちょい対象者が広がったからなのか言ってくれとか、ええ、色々なご指摘がありえると思いますし、全て当たっているんですけど、そんなことは脇に置いておきましょう。

 今回特集するのは海外大会!先代国際渉外 クール & スマート & 案外アホ、渡辺Takの全面協力のもと、メジャーな国際大会を紹介してまいります!「海外に行けと言われるけれど、どれに出たらいいかわからない...」「通年の計画を立てたいけれど...」「ディベート部に入ってみたいけれど、国際的な活動実態を知りたい!」そんな方々、必見です。


青: BP  赤:Asian
黄:Austral 緑:その他

情報は2017年12月現在。目安です。
本気になったら必ずご自身でのご確認を!




★国際大会って?

 英語ディベート部ですから、大会は国内だけで行われる訳ではありません。海外のチームと国境を超えて戦う機会もあるのです。
 日本国内で行われる、海外からのチームも多く参戦する国際大会には、QDO (九州ディベートオープン)と、ICU T (国際基督教大学トーナメント)があります。例年、以下のような行事となっております(今後とも同様に開催されることを保証するものではありません!)


  • QDO : 8月頃。九州大学 伊都キャンパス(福岡市)。形式はBP。ジョイント可。
  • ICUT : 3月頃。国際基督教大学(三鷹市)。形式はAsian。ジョイント可。



 海外で行われる国際大会は、星の数ほどあります。しかし日本の大学生チームは、はるばるヨーロッパの大会などに行く、というよりも、アジア圏で開催される大会に出るということが多いです。
 ということで、よく名前が挙がる大会を紹介していきましょう!ここでは紹介できない大会もたくさんありますが、その出場を検討するにしても、まずは共通の基礎知識として、メジャーな大会を知る機会は悪いものではないと信じます。

 以下、★の数はTak先生のオススメ度です。



MDO (Malaysia Debate Open) ★★★
※ディベート強豪国マレーシアでの恒例国際大会。
日程:例年3月頃
場所:Multimedia Uni. Melaka (クアラルンプール郊外)
スタイル:Asian, ジョイント可



SIDO (Shanghai International Debate Open)
※季節外れのBP大会。筆者、iTVも2017、参戦。蟹と小籠包が旨い。穴場的な空気があります。
日程:4月頃
場所:上海
スタイル:BP, ジョイント可

ブログ:(iTVのHKDO報告でちょっと言及してます!)


TDO (Taiwan Debate Open)
※日本の参加者にとっては距離が近くてお手頃な大会。
日程:5月頃
場所:台北
スタイル:Asian, ジョイント可



Macau APDO (Macau Asian Parliamentary Debate Open)
2017は優勝賞金$1,000「日本チームもっと出たらいいのに」渡辺Takイチオシ。
日程:5-6月頃
場所:マカオ
スタイル:Asian, ジョイント可

UADC (United Asian Debating Championships) ★★★
Asianスタイルのアジア最強決定戦的な位置付けの大会。ハイレベル。
日程:5-6月頃(予定)
場所:アジア各地で毎年投票。2018年はバンドン (インドネシア)
スタイル:Asian, Institutionチームのみ



Australs ★★★
Australスタイルの世界大会。Asianのスピーチが8分、POIなし版。
日程:7月頃
場所:豪州周辺各地。2018年はUniv. of Malaya (クアラルンプール)
スタイル:Austral, Institutionチームのみ


KIDA Open
韓国最大級のBP国際大会。
日程:8月頃
場所:韓国
スタイル:BP


ABP (Asia BP) ★★★
BPスタイルのアジア最強決定戦的大会。渡辺Tak 先生、2017年に参加。感想文をお楽しみに!
日程:10月上旬
場所:アジア各地で毎年投票。2018年はハノイ(ベトナム)
スタイル:BP, Institutionチームのみ



HKDO (Hong Kong Debate Open) ★★★
※毎年日本人チームもたくさん参加する大会。2017年は筆者、iTVも参戦。100万ドルの夜景。宿選びは慎重に。飲茶は課金すればするほど旨い。
日程:10月下旬頃
場所:香港
スタイル:BP, ジョイント可




NEAO (North East Asia Open) ★★★
※北東アジアBP最強決定戦。これも毎年日本人がたくさん参加する。
日程:11月下旬
場所:北東アジア各地で毎年決定。
スタイル:BP, Institutionチームのみ



China BP
※おそらく、中国最大のBP国際大会。
日程:10~12月頃。今年は10月初旬。
場所:北京
スタイル:BP, ジョイント可


WUDC (World University Debating Chanpionship) ★★★★★
※世界最高峰のディベート大会。スタイルはBP、参加チームは440、ありとあらゆる国と地域から猛者が集う年越しディベート祭典。幾多もの挑戦者がその大会に臨んでは、歓喜し、涙し、人生を変えてきたという。これまで数えきれぬ伝説を生み出し、ここ日本でも音源を通してその一端を垣間見ながら日々鍛錬に励むディベーターは少なくないと聞きます。
 …Tak先生、熱く語る、の巻でした

日程:年末年始
場所:世界各地が候補、毎年投票。2019年始はケープタウン (南アフリカ)
スタイル:BP, Institutionチームのみ





 この他に、毎年夏&冬のADI (Asian Debate Institute)というイベントがソウルで行われています。これは、それぞれBP / Asian形式でのディベートを念頭に置きつつ、前半はレクチャーを行い、後半、その成果を出す機会として、任意の参加者とチームを組んでミニ大会をするというものになっています。

ブログ:
(夏) 堀口の感想文(2017) 塘内の感想文(2017) 登野城の感想文(2017)
(冬) みな先輩の感想文(2016)


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以上、メジャーどころだけ抑えましたNAV○Rまとめのような記事でしたが、いかがでしたでしょうか。たまには役立つブログを目指し、今年度も頑張りますッ...って、もうそろそろ任期ですが...!果たして無事に終われるのか!お楽しみに!


【予告】 浅野・陳内という 梅子杯かっこいいサイドの感想文に引き続き、次回以降は沖田・清水という 梅子杯かわいいサイドの感想文をお送りします。



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