13th Icho Cup 結果・感想報告
みなさんこんにちは!ブログ担当の長尾です。
今回は銀杏杯2022の感想と結果報告を読んでいただきたいと思います🎉
Novice GF Best Speakerに輝いた川端さんの感想と、その後に添付しております大会写真もぜひお楽しみください📷
今回は銀杏杯2022の感想と結果報告を読んでいただきたいと思います🎉
Novice GF Best Speakerに輝いた川端さんの感想と、その後に添付しております大会写真もぜひお楽しみください📷
【目次】
- 大会概要
- UTDS出場チーム
- UTDS結果報告
- 出場者感想(川端さん)
【大会概要】
- 開催日程 2022年8月8日(Mon) 8月9日(Tue)
- 大会形式 NAstyle ブレイクあり
- 約2年半ぶりの対面開催(@東京大学駒場キャンパス)
【UTDS出場チーム】(joint含む)
- このアサーション、メカニズム200種類あんねん(Masahiro Yamada, Daisuke Fujikawa)
- ディベートを愛し、ディベートに愛され隊(Mariko Kawabata, Ema Higaki)
- 猫とミイラになりたい(Shuhei Kaneko, joint )
- 橋本龍之介 Pre-NYUAD: So Long and Thanks for All the Fish (we stand with Hirai Yuriko) (Kana Inokura, joint)
- 乃木高等女学校(Yuriko Hirai, joint )
- 杏ミカ(Satoshi Inoue, joint)
- アメリカン(Ryuki Tsuji, Marina Kimura)
- YY(Yasuho Masunaga, Yuna Nakatsuru)
- 美辞麗句とらわれ生きていると哀れ(Narumi Matsuura, Hirota Mizuki)
- 请再说一遍(Takezo Kikuchi, Taiki Tsuchiya)
- 気込み?あ!ブレイクはしたい!(Rena Tajima, Bannno Ryosui)
- Kuro-Hashi(So Kuroda, Yutaka Hashibuchi)
- NNP(Hirata Akimu, Ryoma Ishida)
【🏆UTDS Prize🏆】Prize 獲得された方おめでとうございます🎉✨
Team Prize
- [Open Grand Finalist]
- 猫とミイラになりたい (Shuhei Kaneko, joint)
- [Open Semi Finalist]
- 橋本龍之介 Pre-NYUAD: So Long and Thanks for All the Fish (we stand with Hirai Yuriko) (Kana Inokura, joint)
- [Open Quarter Finalist]
- 意気込み?あ!ブレイクはしたい!(Rena Tajima, Ryosui Banno)
- [Open Octo Finalist]
- YY (Yasuho Masunaga, Yuna Nakatsuru)
- 请再说一遍(Taiki Tsuchiya, Takezo Kikuchi)
- 乃木高等女学校 (Yuriko Hirai, joint)
- 杏ミカ (Satoshi Inoue, joint)
- [Novice Champion]
- ディベートを愛し、ディベートに愛され隊 (Ema Higaki, Mariko Kawabata)
- [Novice Grand Final Best Speaker]
- Mariko Kawabata
- [Novice Quarter Finalists]
- NNP (Akimu Hirata, Ryoma Ishida)
- [Overall Best Speaker]
- Shuhei Kaneko
- [Overall 8th Best Speaker]
- Rena Tajima
- [Overall 10th Best Speaker]
- Daisuke Fujikawa
- Taiki Tsuchiya
- [Open Silver 2nd Best Speaker]
- Rena Tajima
- [Open Silver 5th Best Speaker]
- Masahiro Yamada
- [Open Silver 10th Best Speaker]
- Ryosui Banno
- [Novice Best Speaker]
- Takezo Kikuchi
- [Novice 4th Best Speaker]
- Yuna Nakatsuru
- [Novice 5th Best Speaker]
- Mariko Kawabata
- [Novice 8th Best Speaker]
- Ryoma Ishida
- [Novice 10th Best Speaker]
- Ema Higaki
- [5th Best Adjudicator]
- Tomoyuki Watanabe
- [Best Adjudicator]
- Nasa Tsuchiya
- [Chief Adjudicator]
- Rina Kajitani
- Jo Watanabe(TD)
- Yuichi Masaoka (VTD)
- Yuki Saito (CD/ Tab)
- Emi Negita (MD)
- Soya Kato (FD/ Tab)
- Atsuki Ito (Tab)
【大会感想】
今回は、見事Novice GF Best Speaker に輝かれた川端麻莉子さんからペア愛溢れる素敵な感想も寄せられました...読む前にハンカチ、ティッシュのご準備を!では、お読みください👇📚
初めまして!今回銀杏杯のブログを書かせていただくことになりました、UTDS1年の川端麻莉子と申します。
実は私はかなりのインステブログファンで、UTDSのブログはもちろんですが、他の大学の英語ディベート部に相当する団体のブログもけっこう読ませていただいています。大会前とかにその大会の昔のブログを探して読んでみたり、大会の過去モーションを使ってディベートした時にその論題について過去に書いている人がいないか探してみたり。(大体どこのインステが今年もブログを更新しているのかわかります。)ブログを書く人は希望制なのですが、今まで勇気がなくて書けていなかったので、今回ブログを書かせてもらえることになって嬉しいです!
私は大学入学までディベートなどの経験はなく、UTDSで一からディベートを教えていただいていました。最初は「英語が使いこなせるようになったらいいな」と思って入ったのですが、いつの間にかディベート本体の方に想定よりもかなりハマって、続けている感じです。まだまだ英語もできないですしスピーチも全然ですが、入った時よりに比べれば思っていたよりもできるようになったなと思います。
銀杏杯は、私が今までに出た大会の中ではなかなか重めの気持ちを持って臨んだ大会でした。私の中での銀杏杯の始まりは、参加者を募集していた時に、ペアのえまちゃんに組まないかと声をかけてもらったことです。今まではインステの方でペアを見つけてもらっていて、声をかけてもらうのは初めてだったので、とても嬉しかったです。
主催が自分のインステで、先輩が多く運営に携わっていらっしゃったこともありますし、初のブレイク制大会というのもありますし、何より誘ってもらったので、その期待に応えたいとやる気に満ち溢れてました。えまちゃんは秋から海外の大学に進学するということで、彼女にとって銀杏杯は日本でする最後のディベート大会でした。いい形で終えたかったですし、彼女と「ブレイクはしたいね」とよく言っていたので、ものすごくブレイクしたかったです。
えまちゃんとのペアでの練習が始まったのは、二人とも違うペアで出ていた若葉杯が終わった後でした。期末テスト前での駒場練の休止もあって、テスト前に駒場練で練習できたのは2回だけでした。この2回は、まだお互いのプレパ中のテンションがわからないことによる齟齬がなかったわけではないものの、いい感じのスタートが切れていたのではないかと思います。私はけっこうプレパの後半とかスピーチの直前に「やばい」以外の語彙力を失う傾向にあり、テンパってしまうのですが、えまちゃんはけっこういつも「大丈夫だよ〜」と言ってくれていたので、メンタル的にもけっこういい組み合わせだったと思います。
テストで間がかなり空いてしまうこと、テストの最終日が8/1でテスト終わりを待つと銀杏杯まで時間がないことから、駒場練がない期間に少し練習ができたらいいなと思い、何回か「テストを差し置いてディベートしてくれそうなUTDS同期の皆さん」に声をかけさせてもらって、ラウンド練習をしてもらいました。最初、どうやってそういう練習を組んでいいのかよくわからず、とりあえず誰かに頼んでみたらなんとかなるんじゃないかと思ってお願いしてみたところ、本当に相手とジャッジと場所を全部用意してくれました。他にもいろんな方が練習に付き合ってくれました。
テストが明けてからもまあまあ練習していたのですが、お互いにちょっとスランプ気味でした。私の事情でペア間がオンラインの練習が続いたこともあり、なんとなくうまく行かない回が続き、不安感もありました。ただ、相性は悪くなかったですし、練習量はこなしていたのと、当日は楽しもうと二人とも思っていたので、いい感じで当日を迎えることができたかなと思います。
大会1日目は、完全に「対面大会だあ」という感想でした。集合場所の教室に入った時、すごくたくさん人がいてテンションが上がりました。コミの方が道案内をされていたり大教室の前方で仕事をされている感じとか、Opening Ceremonyが対面で行われている感じとか、ディベートで有名な方がリアルにいらっしゃる感じとか、とても新鮮でした。
ラウンドが終わってジャッジの方を待っている間、ディベーターは廊下に出て待っているのですが、その間にいろんな方と交流ができてとても楽しかったです。練習の感じとか、ディベートはいつからやっていて…とか、ちょっとしたことですが、普段は他の大学の方と交流する機会はあまりないので、新鮮でした。また、何回か高校生の方とも対戦したので、高校のディベートがどんな感じなのかの雰囲気を知ることができてよかったです。
ここから、ラウンドのふりかえりを含めて時系列に書きます!他の方のブログを読んでいて、ラウンドの内容について書いてくれていると(私が)嬉しいので!(皆さんも大会の感想ブログを書くときは是非書いてください!)
R1 Gov: THW legalize organ transplant for profit.
R1の前は、初戦だし相手が高校生だったということもあってけっこう緊張していました。私はこういう本番ではメンタルの乱高下が発生してしまうのですが、えまちゃんはいつものテンションで、「あ、緊張してる?」みたいな感じだったので、とても助かりました。そういう意味でもかなりいい組み合わせだったなと振り返って感じます。
提供者も受け取る側もどちらにも利益があるというのを基本スタンスとして、現状(SQ)の悪いところを強調しつつ議論してみました。具体的には、「健康をそれほど害さずに提供できる臓器があるのに、ドナーにメリットないから、特に家族がいない人などは臓器足りなくて困ってる」ことと、「お金が必要な人が臓器を自分の意思で売りたい場合もある」ということを主に1stと2ndからそれぞれ説明しました。相手からは、「長期的に見れば健康の方が大切→お金のために臓器提供をするのはその人のためにならない」ことと、「途上国から先進国への臓器提供が起きてよくない」という話があり、さらにGovのSQで臓器が足りない」の分析をけっこう削る反論が来ていました。(私のリスニング力と言語化に難がありすぎてあまりOppの論を説明し切れてないのですが、私が言語化できたよりはよっぽど説得力があるスピーチだったと思います。)結果、ドナー側の議論はほぼ差がつかず、こちらの「臓器をもらう側」へのメリットがほんの少し残る形で勝つことができました。ジャッジの方曰くどちらに傾いてもおかしくない試合で、Tabで確認したところ0.5点差でした。危ない…
フィードバックで、個人の選択の自由をもっと押したほうが良いことと、「臓器提供が違法だと違法に取引が発生しやすくなってもっとよくない」というBlack market の話をGovからもっと出してもよかったと教えいただきました。
ちなみに、このラウンドでは人生初POIをすることに成功しました。ずっと「やりたいけどやれないな」と思っていたので、嬉しかったです。
R2 Opp: THW set mandatory retirement age for all politicians.
プレパでは、「政治には人脈とか経験とか年の功大事」という話と、「歳をとって良くないことしてくる系の重鎮政治家はこのモーションでは排除されない」というのを言おうということになっていて、私の1stではこの一個目をそのまま説明しました。相手から出た論は、「年齢による病気や体力→政治家本人と政治に悪影響」「人脈があるから賄賂とかが悪化」「改革が阻害される」というのがファーストの方から来ていました。私が自分のスピーチが終わった後に相手への反論を考えていて、「良くない影響があるお年寄りの政治家がいたとして選挙で落とされるし、選ばれたとしたらそれが民意なので問題ない」というのを思いついて、これは主にOpp2ndスピーカーから出しました。ラウンドが進む間にこれがけっこう大事だったんじゃないかと思いはじめ、最終的にReplyスピーチでもここをごり押してほぼそれで勝った形になりました。この点を1stスピーチからがっつり出せていたらもうちょっとお互いが噛み合ったラウンドができていたかなと思います。また、このラウンドでは、お互いに相手への反論が自分たちのアーギュメントを削りがちな形になって、難しかったです。
R3 Opp: THW introduce a separate category for female researchers in academic accolades (e.g. Novel Prize for women)
これはしんどめのラウンドでした…学問の分野では男女平等が世間よりもかなり大きく達成されているSQを描いてから、AP(モーションを実行した後の世界)についてバックラッシュ(差別解消のための運動に対する反発のこと)の話をしてこのモーションをとった後の世界がもっと悪いことを言おうとしていたのですが、SQの説明では引き分けぐらいになってしまったことと、APのバックラッシュの説明が相手サイドの説明と比べると足りなかったこと、さらに説明が成功していたとしても、描けている世界はGovの方が良かったので、まあまあクリアで負けてしまいました。このラウンドはジャッジの方がRFDがわかりやすすぎてめちゃくちゃかっこよかったです。
相手の方はつよつよ高校生だったのですが、私がけっこうラウンド中から相手の勢いに押されてしまっていたせいでReplyのスピーチ中のテンションがゴミだったこともあり、ラウンド直後もジャッジの方からの勝敗の発表の後も二人でテンションが下がり目になってしまっていました。自信を失ったからか(?)、このラウンド以降、大会最後までReplyのスピーチの調子はずっと悪かったです。
R4 Opp: THBT developing countries should prioritize vocational education over higher education.
こういうモーションって、けっこうあるじゃないですか。それで今までにやったことのある似たようなモーションからアーギュメントを引っ張ってきて、当たり前にスタンスが決まり、相手が出してきたアーギュメントもまあまあ想定通りで、思いついた反論をして自分的にまあまあ出来のいい比較をして、えまちゃんと二人してなかなかなレベルで勝った確信を持っていたら負けました。
(聞き逃していたところもあり)相手のアーギュメントがけっこうしっかり残ってしまっていて、こちらの論の方針もあまり良くなかったなと感じています。ジャッジの方にフィードバックをいただいた時に、「大学が国内にあることのユニークな利点として『研究機関の存在』がある」と教えていただきました。今まで持ったことがない発想でした。このラウンドはプレパもスムーズでスピーチの感触もあったのですが、最もスピーカースコアが低かったですね…
ブレイクアナウンスメントでは、先にR4の相手だったPetrichorさんが3勝であることが発表されたので、それにより自分たちの2勝が確定しました。R4で勝ったと思っていたことと、3勝だとノービスブレイク以上はほぼ確定だったので、その間の時間は不安でしたが、無事に自分たちのノービスブレイクが発表されてとても嬉しかったです。
2日目の朝、6時半ごろにえまちゃんに具体的なプレパ時間の使い方の相談を送ったところ返事がなかったため、8時24分に「間に合いそう?」とラインを送ったところ、8時15分(レジの開始5分前)に起きたらしく、流石に笑ってしまいました。渋谷駅の乗り換えで走ったらしく、50分のレジ終了には(5分程度の)余裕を持って間に合ったものの、到着まではヒヤヒヤでした。
そんなこんなでしたが、おそらく2日目で一番レジ落ちに近かった私たちが無事にレジを完了させてどこのチームもレジ落ちはなく、ブレイクの順位から想定されていた通りの対戦表でブレイクラウンドが始まりました。この時点で、Petrichorさんとは決勝まで勝ち上がらないと対戦しないことが確定していました。
2日目はブレイクラウンドという緊張と、「私たちブレイクしたよね」という実感による喜びとで、まあまあテンションの上下が激しく、「緊張してる」と言った30秒後に「けっこう楽しみで緊張してないや」と言ったり、「勝った自信全然ない」と言った15秒後に「いや勝ったわ」と言ったりしていました。2日目もえまちゃんはめちゃくちゃ落ち着いていたのでありがたかったです。ずっとテンションが同じなんですよね、彼女。
2日目は、1試合あたりのジャッジの方の人数が多くてすごかったです。ブレイクラウンドってジャッジブレイクされた方が何人も集まってジャッジしてくださるのですが、高待遇すぎてびっくりします。
Novice QF Opp: THBT social media has done more harm than good for democracy.
昔の銀杏杯のモーション的にけっこう難しいのがくるかもしれないと思ってまあまあ覚悟していたのですが、ノービスというのもおそらくあって、なんとかなるくらいのモーションで安心しました。私たちからは、SNSがなかった時代の「民主主義」が人々の声を拾えていなかったことを説明して、SNSが色んな人に発信権を与えたこと、またSNSによってマイノリティが発信しやすく、受信されやすくなったこと、民主主義ってみんなの意見が社会に反映されることだよねという話をしました。Oppの方がスタンスとしては取りやすかったのかなと思います。ジャッジの方のフィードバックで、抽象的な語が使われていてわかりづらいことと、最終的な論の帰結がわかりづらいことを指摘されました。実はどちらも今までにも指摘していただいたことがあるのですが、なかなかプレパ&スピーチ中に自分で「この抽象的な言葉は説明必要だな」とか「この説明は帰結まで言えてないな」ということを発見することが難しくて言われるまで気づくことができず、直せないでいます。
Novice SF Opp: THBT media patent protections should be suspended during a healthcare crisis.
相手は昨日のR2で対戦したJoint 3でした。最初にモーションを見たときに私が”patient”だと勘違いしてしまい、2分ほどプレパを無駄にしてしまいました。medical patentのモーションは2 人とも初めてだったのですが、私が元々薬学部志望で、前期にある選択制の授業(初ゼミ)で「薬学を支える基盤技術」というタイトルのものを取っていまして、そこで得た知識とかでかなり有利だったかなと思います。人生で初めて理系の知識をリアルの生活に活かした気がします()
ディベートコミュニティは全体的に文系の方が多いらしく(UTDSの一年生はそうでもないのですが)、自分に経済や政治についての基礎知識が欠けていると感じることが多々あったので、こういうモーションで活躍できたのは嬉しかったです。
SFも本当に勝ちました。なんだかんだ勝つんじゃないかと思ったりしたことがないわけではありませんでしたが、本当に決勝まで進むとは思っていませんでした。なんだかまだ実感が湧かなかったです。
決勝に進んだということは、私にとってはとても意味のあることでした。負けたらそこで終わってしまうブレイクラウンドでは、当然試合を続けるには勝ち続けないといけないのですが、決勝まで行けばそれでえまちゃんとできる試合数は上限だからです。ある意味、目標達成でした。また、相手はまさかの本当にPetrichorさんでした。本当に決勝での再戦になるとは思っていなかったので、ものすごくテンションが上がりました。
Novice GF Opp: TH, as you, would use the technology to recreate your deceased family member.
Info slide:You are an individual who has lost your one and only family member who you had loved deeply. Years have passed, and you are still unable to get over the grief. One day, you come across a technology that is able to recreate deceived individuals as non-sentient AIs. This AI can imitate deceased loved ones in appearance, personality and mannerisms.
直前にえまちゃんに「GFとかって変わり種モーションくるイメージあるんだけど」と言っていたらけっこうな長さの小説風のInfo slideが来てものすごくアドレナリンが出ました(アドレナリンが出たかどうか自分では判断できないのですが)。こういうのって楽しいですね。特にその時は集中力もテンションもおそらく私の人生の中で有数の高さだったので、ものすごかったです。えまちゃんも相当プレパ中楽しんでましたね。
二人ともアクターモーションをするのは初めてで、動画で見たことなどもなかったので、アクターモーションに関する知識は前日のオープニングセレモニーでの解説のみでした。しかし、サイドとしての方針はけっこうあっさり決まり、プレパは混乱がありつつもまあまあ順調でした。
会場のめちゃくちゃ大きい教室に入ってからラウンド中は、けっこう落ち着いていました。スピーチ直前、スクリーンの前に立った時の光景は今でもよく覚えています。とにかく教室が広くて、見に来てくれている方もいて、自分はマイクを持っていて、ものすごい興奮でした。緊張していたのだとは思うのですが、あまり緊張していた自覚はなかったです。でもおそらくものすごい心拍数と血圧だったことでしょう。これからディベートを続けていっても、もうあんな大教室で多くの人の前でやらせてもらえることはおそらくないだろうなと思います。めちゃくちゃ楽しかったです。また、わざわざラウンドを見てくださっていた同期や先輩もいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
GFの結果はClosing Ceremonyで発表されます。でも、二人で最後の試合まで行けたし、どう転んでもいいなと思っていました。レジ落ちしそうになったし、二人ともなんか似たもの同士で、昼休みは二人しかいない空き教室で寝たし、楽しかったし、こんなに試合ができたし、既に最高でした。それでも、結果発表の瞬間、残ったのがUTの銀杏のロゴだった時は、本当に嬉しかったです。こんなに最高なことって人生にないと思います。いただいたNovice Championの盾は一生の宝物です。
この結果は、本当にたくさんの人のおかげだなと思います。4月とか5月、特にオンラインでUTDSの練習に行っていた頃は、まだ全然スピーチの内容も思いつかなくて7分まで程遠かったし、英語で話し慣れていなかったので、自分が場違いなんじゃないかなと思ったりしていました。ずっと続けてこられたのはびっくりするぐらい優しい先輩の皆さんと、一緒に練習してきてくれた同期の友達たちのおかげです。エリザベで組んでくださった先輩から始まって、いろんな方が初歩からいろんなことを教えてくださったし一緒にディベートしてくれました。UTDSには、強い人がたくさんいて練習してもらったりアドバイスをもらえるのももちろんですが、何よりみんな優しくていい人ばかりで、めちゃくちゃ恵まれた環境で練習させてもらえてるなと思います。
それからペアのえまちゃんには、めちゃくちゃ感謝しています。えまちゃんと試合した回数は、人生で同じペアとやった試合数の中では最多で、当日も含めると全部で14試合でした。あのテストを挟んだ短い期間としてはちょっとやりすぎなんじゃないかな(?)でも、本当に、すごく、楽しかったです。
せっかく優勝したのについついしんなりしちゃうんですが、二人で最高の銀杏杯の終わり方ができたことを本当に嬉しく思っています。こんなに最高な出来事は人生でもそうそう起きることではなくて、あの2日間までのことは忘れないと思います。似たもの同士だなと思ったことも、レジ落ちしそうになったことも、2日目の昼休みに誰もいなかった12号館の教室で寝たことも、最高でした。このブログが投稿される頃には彼女はもう国内にいないと思います。また一緒にディベートしたいです。えまちゃん、本当にありがとう!!!
皆様銀杏杯お疲れ様でした!!運営の皆様やジャッジの皆様(特にディスコードでフィードバックをお願いしたジャッジの方には大変お手数をおかけしました)、本当にありがとうございました!
実は私はかなりのインステブログファンで、UTDSのブログはもちろんですが、他の大学の英語ディベート部に相当する団体のブログもけっこう読ませていただいています。大会前とかにその大会の昔のブログを探して読んでみたり、大会の過去モーションを使ってディベートした時にその論題について過去に書いている人がいないか探してみたり。(大体どこのインステが今年もブログを更新しているのかわかります。)ブログを書く人は希望制なのですが、今まで勇気がなくて書けていなかったので、今回ブログを書かせてもらえることになって嬉しいです!
私は大学入学までディベートなどの経験はなく、UTDSで一からディベートを教えていただいていました。最初は「英語が使いこなせるようになったらいいな」と思って入ったのですが、いつの間にかディベート本体の方に想定よりもかなりハマって、続けている感じです。まだまだ英語もできないですしスピーチも全然ですが、入った時よりに比べれば思っていたよりもできるようになったなと思います。
銀杏杯は、私が今までに出た大会の中ではなかなか重めの気持ちを持って臨んだ大会でした。私の中での銀杏杯の始まりは、参加者を募集していた時に、ペアのえまちゃんに組まないかと声をかけてもらったことです。今まではインステの方でペアを見つけてもらっていて、声をかけてもらうのは初めてだったので、とても嬉しかったです。
主催が自分のインステで、先輩が多く運営に携わっていらっしゃったこともありますし、初のブレイク制大会というのもありますし、何より誘ってもらったので、その期待に応えたいとやる気に満ち溢れてました。えまちゃんは秋から海外の大学に進学するということで、彼女にとって銀杏杯は日本でする最後のディベート大会でした。いい形で終えたかったですし、彼女と「ブレイクはしたいね」とよく言っていたので、ものすごくブレイクしたかったです。
えまちゃんとのペアでの練習が始まったのは、二人とも違うペアで出ていた若葉杯が終わった後でした。期末テスト前での駒場練の休止もあって、テスト前に駒場練で練習できたのは2回だけでした。この2回は、まだお互いのプレパ中のテンションがわからないことによる齟齬がなかったわけではないものの、いい感じのスタートが切れていたのではないかと思います。私はけっこうプレパの後半とかスピーチの直前に「やばい」以外の語彙力を失う傾向にあり、テンパってしまうのですが、えまちゃんはけっこういつも「大丈夫だよ〜」と言ってくれていたので、メンタル的にもけっこういい組み合わせだったと思います。
テストで間がかなり空いてしまうこと、テストの最終日が8/1でテスト終わりを待つと銀杏杯まで時間がないことから、駒場練がない期間に少し練習ができたらいいなと思い、何回か「テストを差し置いてディベートしてくれそうなUTDS同期の皆さん」に声をかけさせてもらって、ラウンド練習をしてもらいました。最初、どうやってそういう練習を組んでいいのかよくわからず、とりあえず誰かに頼んでみたらなんとかなるんじゃないかと思ってお願いしてみたところ、本当に相手とジャッジと場所を全部用意してくれました。他にもいろんな方が練習に付き合ってくれました。
テストが明けてからもまあまあ練習していたのですが、お互いにちょっとスランプ気味でした。私の事情でペア間がオンラインの練習が続いたこともあり、なんとなくうまく行かない回が続き、不安感もありました。ただ、相性は悪くなかったですし、練習量はこなしていたのと、当日は楽しもうと二人とも思っていたので、いい感じで当日を迎えることができたかなと思います。
大会1日目は、完全に「対面大会だあ」という感想でした。集合場所の教室に入った時、すごくたくさん人がいてテンションが上がりました。コミの方が道案内をされていたり大教室の前方で仕事をされている感じとか、Opening Ceremonyが対面で行われている感じとか、ディベートで有名な方がリアルにいらっしゃる感じとか、とても新鮮でした。
ラウンドが終わってジャッジの方を待っている間、ディベーターは廊下に出て待っているのですが、その間にいろんな方と交流ができてとても楽しかったです。練習の感じとか、ディベートはいつからやっていて…とか、ちょっとしたことですが、普段は他の大学の方と交流する機会はあまりないので、新鮮でした。また、何回か高校生の方とも対戦したので、高校のディベートがどんな感じなのかの雰囲気を知ることができてよかったです。
ここから、ラウンドのふりかえりを含めて時系列に書きます!他の方のブログを読んでいて、ラウンドの内容について書いてくれていると(私が)嬉しいので!(皆さんも大会の感想ブログを書くときは是非書いてください!)
R1 Gov: THW legalize organ transplant for profit.
R1の前は、初戦だし相手が高校生だったということもあってけっこう緊張していました。私はこういう本番ではメンタルの乱高下が発生してしまうのですが、えまちゃんはいつものテンションで、「あ、緊張してる?」みたいな感じだったので、とても助かりました。そういう意味でもかなりいい組み合わせだったなと振り返って感じます。
提供者も受け取る側もどちらにも利益があるというのを基本スタンスとして、現状(SQ)の悪いところを強調しつつ議論してみました。具体的には、「健康をそれほど害さずに提供できる臓器があるのに、ドナーにメリットないから、特に家族がいない人などは臓器足りなくて困ってる」ことと、「お金が必要な人が臓器を自分の意思で売りたい場合もある」ということを主に1stと2ndからそれぞれ説明しました。相手からは、「長期的に見れば健康の方が大切→お金のために臓器提供をするのはその人のためにならない」ことと、「途上国から先進国への臓器提供が起きてよくない」という話があり、さらにGovのSQで臓器が足りない」の分析をけっこう削る反論が来ていました。(私のリスニング力と言語化に難がありすぎてあまりOppの論を説明し切れてないのですが、私が言語化できたよりはよっぽど説得力があるスピーチだったと思います。)結果、ドナー側の議論はほぼ差がつかず、こちらの「臓器をもらう側」へのメリットがほんの少し残る形で勝つことができました。ジャッジの方曰くどちらに傾いてもおかしくない試合で、Tabで確認したところ0.5点差でした。危ない…
フィードバックで、個人の選択の自由をもっと押したほうが良いことと、「臓器提供が違法だと違法に取引が発生しやすくなってもっとよくない」というBlack market の話をGovからもっと出してもよかったと教えいただきました。
ちなみに、このラウンドでは人生初POIをすることに成功しました。ずっと「やりたいけどやれないな」と思っていたので、嬉しかったです。
R2 Opp: THW set mandatory retirement age for all politicians.
プレパでは、「政治には人脈とか経験とか年の功大事」という話と、「歳をとって良くないことしてくる系の重鎮政治家はこのモーションでは排除されない」というのを言おうということになっていて、私の1stではこの一個目をそのまま説明しました。相手から出た論は、「年齢による病気や体力→政治家本人と政治に悪影響」「人脈があるから賄賂とかが悪化」「改革が阻害される」というのがファーストの方から来ていました。私が自分のスピーチが終わった後に相手への反論を考えていて、「良くない影響があるお年寄りの政治家がいたとして選挙で落とされるし、選ばれたとしたらそれが民意なので問題ない」というのを思いついて、これは主にOpp2ndスピーカーから出しました。ラウンドが進む間にこれがけっこう大事だったんじゃないかと思いはじめ、最終的にReplyスピーチでもここをごり押してほぼそれで勝った形になりました。この点を1stスピーチからがっつり出せていたらもうちょっとお互いが噛み合ったラウンドができていたかなと思います。また、このラウンドでは、お互いに相手への反論が自分たちのアーギュメントを削りがちな形になって、難しかったです。
R3 Opp: THW introduce a separate category for female researchers in academic accolades (e.g. Novel Prize for women)
これはしんどめのラウンドでした…学問の分野では男女平等が世間よりもかなり大きく達成されているSQを描いてから、AP(モーションを実行した後の世界)についてバックラッシュ(差別解消のための運動に対する反発のこと)の話をしてこのモーションをとった後の世界がもっと悪いことを言おうとしていたのですが、SQの説明では引き分けぐらいになってしまったことと、APのバックラッシュの説明が相手サイドの説明と比べると足りなかったこと、さらに説明が成功していたとしても、描けている世界はGovの方が良かったので、まあまあクリアで負けてしまいました。このラウンドはジャッジの方がRFDがわかりやすすぎてめちゃくちゃかっこよかったです。
相手の方はつよつよ高校生だったのですが、私がけっこうラウンド中から相手の勢いに押されてしまっていたせいでReplyのスピーチ中のテンションがゴミだったこともあり、ラウンド直後もジャッジの方からの勝敗の発表の後も二人でテンションが下がり目になってしまっていました。自信を失ったからか(?)、このラウンド以降、大会最後までReplyのスピーチの調子はずっと悪かったです。
R4 Opp: THBT developing countries should prioritize vocational education over higher education.
こういうモーションって、けっこうあるじゃないですか。それで今までにやったことのある似たようなモーションからアーギュメントを引っ張ってきて、当たり前にスタンスが決まり、相手が出してきたアーギュメントもまあまあ想定通りで、思いついた反論をして自分的にまあまあ出来のいい比較をして、えまちゃんと二人してなかなかなレベルで勝った確信を持っていたら負けました。
(聞き逃していたところもあり)相手のアーギュメントがけっこうしっかり残ってしまっていて、こちらの論の方針もあまり良くなかったなと感じています。ジャッジの方にフィードバックをいただいた時に、「大学が国内にあることのユニークな利点として『研究機関の存在』がある」と教えていただきました。今まで持ったことがない発想でした。このラウンドはプレパもスムーズでスピーチの感触もあったのですが、最もスピーカースコアが低かったですね…
ブレイクアナウンスメントでは、先にR4の相手だったPetrichorさんが3勝であることが発表されたので、それにより自分たちの2勝が確定しました。R4で勝ったと思っていたことと、3勝だとノービスブレイク以上はほぼ確定だったので、その間の時間は不安でしたが、無事に自分たちのノービスブレイクが発表されてとても嬉しかったです。
2日目の朝、6時半ごろにえまちゃんに具体的なプレパ時間の使い方の相談を送ったところ返事がなかったため、8時24分に「間に合いそう?」とラインを送ったところ、8時15分(レジの開始5分前)に起きたらしく、流石に笑ってしまいました。渋谷駅の乗り換えで走ったらしく、50分のレジ終了には(5分程度の)余裕を持って間に合ったものの、到着まではヒヤヒヤでした。
そんなこんなでしたが、おそらく2日目で一番レジ落ちに近かった私たちが無事にレジを完了させてどこのチームもレジ落ちはなく、ブレイクの順位から想定されていた通りの対戦表でブレイクラウンドが始まりました。この時点で、Petrichorさんとは決勝まで勝ち上がらないと対戦しないことが確定していました。
2日目はブレイクラウンドという緊張と、「私たちブレイクしたよね」という実感による喜びとで、まあまあテンションの上下が激しく、「緊張してる」と言った30秒後に「けっこう楽しみで緊張してないや」と言ったり、「勝った自信全然ない」と言った15秒後に「いや勝ったわ」と言ったりしていました。2日目もえまちゃんはめちゃくちゃ落ち着いていたのでありがたかったです。ずっとテンションが同じなんですよね、彼女。
2日目は、1試合あたりのジャッジの方の人数が多くてすごかったです。ブレイクラウンドってジャッジブレイクされた方が何人も集まってジャッジしてくださるのですが、高待遇すぎてびっくりします。
Novice QF Opp: THBT social media has done more harm than good for democracy.
昔の銀杏杯のモーション的にけっこう難しいのがくるかもしれないと思ってまあまあ覚悟していたのですが、ノービスというのもおそらくあって、なんとかなるくらいのモーションで安心しました。私たちからは、SNSがなかった時代の「民主主義」が人々の声を拾えていなかったことを説明して、SNSが色んな人に発信権を与えたこと、またSNSによってマイノリティが発信しやすく、受信されやすくなったこと、民主主義ってみんなの意見が社会に反映されることだよねという話をしました。Oppの方がスタンスとしては取りやすかったのかなと思います。ジャッジの方のフィードバックで、抽象的な語が使われていてわかりづらいことと、最終的な論の帰結がわかりづらいことを指摘されました。実はどちらも今までにも指摘していただいたことがあるのですが、なかなかプレパ&スピーチ中に自分で「この抽象的な言葉は説明必要だな」とか「この説明は帰結まで言えてないな」ということを発見することが難しくて言われるまで気づくことができず、直せないでいます。
Novice SF Opp: THBT media patent protections should be suspended during a healthcare crisis.
相手は昨日のR2で対戦したJoint 3でした。最初にモーションを見たときに私が”patient”だと勘違いしてしまい、2分ほどプレパを無駄にしてしまいました。medical patentのモーションは2 人とも初めてだったのですが、私が元々薬学部志望で、前期にある選択制の授業(初ゼミ)で「薬学を支える基盤技術」というタイトルのものを取っていまして、そこで得た知識とかでかなり有利だったかなと思います。人生で初めて理系の知識をリアルの生活に活かした気がします()
ディベートコミュニティは全体的に文系の方が多いらしく(UTDSの一年生はそうでもないのですが)、自分に経済や政治についての基礎知識が欠けていると感じることが多々あったので、こういうモーションで活躍できたのは嬉しかったです。
SFも本当に勝ちました。なんだかんだ勝つんじゃないかと思ったりしたことがないわけではありませんでしたが、本当に決勝まで進むとは思っていませんでした。なんだかまだ実感が湧かなかったです。
決勝に進んだということは、私にとってはとても意味のあることでした。負けたらそこで終わってしまうブレイクラウンドでは、当然試合を続けるには勝ち続けないといけないのですが、決勝まで行けばそれでえまちゃんとできる試合数は上限だからです。ある意味、目標達成でした。また、相手はまさかの本当にPetrichorさんでした。本当に決勝での再戦になるとは思っていなかったので、ものすごくテンションが上がりました。
Novice GF Opp: TH, as you, would use the technology to recreate your deceased family member.
Info slide:You are an individual who has lost your one and only family member who you had loved deeply. Years have passed, and you are still unable to get over the grief. One day, you come across a technology that is able to recreate deceived individuals as non-sentient AIs. This AI can imitate deceased loved ones in appearance, personality and mannerisms.
直前にえまちゃんに「GFとかって変わり種モーションくるイメージあるんだけど」と言っていたらけっこうな長さの小説風のInfo slideが来てものすごくアドレナリンが出ました(アドレナリンが出たかどうか自分では判断できないのですが)。こういうのって楽しいですね。特にその時は集中力もテンションもおそらく私の人生の中で有数の高さだったので、ものすごかったです。えまちゃんも相当プレパ中楽しんでましたね。
二人ともアクターモーションをするのは初めてで、動画で見たことなどもなかったので、アクターモーションに関する知識は前日のオープニングセレモニーでの解説のみでした。しかし、サイドとしての方針はけっこうあっさり決まり、プレパは混乱がありつつもまあまあ順調でした。
会場のめちゃくちゃ大きい教室に入ってからラウンド中は、けっこう落ち着いていました。スピーチ直前、スクリーンの前に立った時の光景は今でもよく覚えています。とにかく教室が広くて、見に来てくれている方もいて、自分はマイクを持っていて、ものすごい興奮でした。緊張していたのだとは思うのですが、あまり緊張していた自覚はなかったです。でもおそらくものすごい心拍数と血圧だったことでしょう。これからディベートを続けていっても、もうあんな大教室で多くの人の前でやらせてもらえることはおそらくないだろうなと思います。めちゃくちゃ楽しかったです。また、わざわざラウンドを見てくださっていた同期や先輩もいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
GFの結果はClosing Ceremonyで発表されます。でも、二人で最後の試合まで行けたし、どう転んでもいいなと思っていました。レジ落ちしそうになったし、二人ともなんか似たもの同士で、昼休みは二人しかいない空き教室で寝たし、楽しかったし、こんなに試合ができたし、既に最高でした。それでも、結果発表の瞬間、残ったのがUTの銀杏のロゴだった時は、本当に嬉しかったです。こんなに最高なことって人生にないと思います。いただいたNovice Championの盾は一生の宝物です。
この結果は、本当にたくさんの人のおかげだなと思います。4月とか5月、特にオンラインでUTDSの練習に行っていた頃は、まだ全然スピーチの内容も思いつかなくて7分まで程遠かったし、英語で話し慣れていなかったので、自分が場違いなんじゃないかなと思ったりしていました。ずっと続けてこられたのはびっくりするぐらい優しい先輩の皆さんと、一緒に練習してきてくれた同期の友達たちのおかげです。エリザベで組んでくださった先輩から始まって、いろんな方が初歩からいろんなことを教えてくださったし一緒にディベートしてくれました。UTDSには、強い人がたくさんいて練習してもらったりアドバイスをもらえるのももちろんですが、何よりみんな優しくていい人ばかりで、めちゃくちゃ恵まれた環境で練習させてもらえてるなと思います。
それからペアのえまちゃんには、めちゃくちゃ感謝しています。えまちゃんと試合した回数は、人生で同じペアとやった試合数の中では最多で、当日も含めると全部で14試合でした。あのテストを挟んだ短い期間としてはちょっとやりすぎなんじゃないかな(?)でも、本当に、すごく、楽しかったです。
せっかく優勝したのについついしんなりしちゃうんですが、二人で最高の銀杏杯の終わり方ができたことを本当に嬉しく思っています。こんなに最高な出来事は人生でもそうそう起きることではなくて、あの2日間までのことは忘れないと思います。似たもの同士だなと思ったことも、レジ落ちしそうになったことも、2日目の昼休みに誰もいなかった12号館の教室で寝たことも、最高でした。このブログが投稿される頃には彼女はもう国内にいないと思います。また一緒にディベートしたいです。えまちゃん、本当にありがとう!!!
皆様銀杏杯お疲れ様でした!!運営の皆様やジャッジの皆様(特にディスコードでフィードバックをお願いしたジャッジの方には大変お手数をおかけしました)、本当にありがとうございました!
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