Momiji Cup 2018感想文by 小宮山君〜grand finalistおめでとう!〜

こんにちは、ブログ担の有田です!
寒い日々が続きます、こたつとお鍋が恋しい時期ですね。ですが銀杏並木が美しいここ、駒場キャンパスで開かれている練習は常時熱いです。代替わりから約1週間、後輩たちによって少しずつ新しいUTDSに変化しつつあり、練習にも多くの先輩や他大の方々にお越しいただいて盛況です。今はAsianの練習が始まっていて、もうそんな季節なのだなぁとしみじみ。

今も大学のとあるスペースで勉強しているのですが、同じ机にUTDSメンバーがたまたま集まり、後輩たちは個人練習のための新しいシステムを作り出して、積極的にリサーチや練習に取り組んでいます。熱いです。
彼らによって新たな息吹が吹き込まれるUTDS、楽しみですね!

さてそんな今回は、紅葉杯の感想文を、新会計に就任して部員へのの大会費支払い催促に奔走している小宮山君に書いてもらいました。初めてのGrand Finalを経験した彼は、一体どのような思いを打ち明けてくれるのでしょうか??

それではどうぞ!


かっこいい小宮山君!

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はじめまして。一年の小宮山です。この度、関西で開かれたBPの一年生大会、紅葉杯の感想を書くことになりました。とはいっても、僕はこの執筆依頼を受けて初めて数本読んだくらいなので、いつもと違う感じになるかもしれません。

まずはチーム結成の話から。僕は特に希望を出していなかったので、LINEに流れてきたのを見て初めてパートナーを知りました。パートナーは石坂。実はそれまでほとんど喋った事はなかったのですが、僕が知っている数少ない情報だけでもすごく上手い人だというのは分かっていたので、大学で人に誘われふらっとディベートを始めた僕の中では、「ブレイクチャンスだ!」という思いと、「これで負けたら…」という思いが交錯したのを覚えています。そして、その時に決めた目標は「ブレイクラウンドで勝つこと」と「1回でも80点スピーチをすること」でした。

そこから実際に練習で組んでみて、パートナーが強いこと、そして自分がパートナーの良さを無駄にしてしまっていることを強く実感しました。特にWhipスピーチでは苦労することが多く、直前までずっと模索しました。

そして迎えた本番。初めての高速バスという不安要素はあったものの、意外と寝やすくテンション高めでは入れた僕と、バスで寝ることに慣れていた石坂は、集中力を持続しながら戦うことができました。
特にR11位、R22位の中迎えたR3では、パートナーがメンバーで良いスピーチをしてくれた後、僕も珍しくジャッジに褒められるWhipスピーチをすることができ、完勝することができました。これは80点とれたかもしれない、という期待すら渦巻いていました。
そしてR4ではR2でも敗れたチームに再度敗戦したものの、2位ブレイクを達成しました。

しかし2日目、いきなりピンチが訪れます。シード権を持っていてQFからの参加だった僕らのチームは、初日より強いオープニングを前にクロージングで抜けた感触がありませんでした。オープニングの勢いを見てサイドウィンを狙いにいったものの、特に僕のWhipスピーチは感触が非常に悪く、「これで負けたら…」という思いに襲われました。
ただ結果は狙い通りサイドウィン、何とか救われました(ちなみに大会後に1位だったことが判明。あの時間は何だったのか…)。これで一気に吹っ切れた僕らのチームはSFで快勝。僕の当初目標「ブレイクラウンドで勝つこと」の次元を大きく超え、ついにGFへとコマをすすめました。

ただ、決勝の舞台はORという控室、つまり残っている人全員が見るのです。しかも、スピーチする後ろでは自らの名前が表示され、録画されるとのこと。しかも、僕はOpp. Whip、つまり全体最後のスピーカー。緊張しないはずがありません。スピーチするまでずっと怖かったです。
でも、いざスピーチすると楽しかったです。イラストが下手な僕はその瞬間をどう形容していいのかよく分からないですが、とにかく幸せな時間でした。
結果は2位、昨日2度負けたチームにまたしても敗れる、というものでした。しかし、チームとしてGFに進出し、表彰状とトロフィーをもらうという貴重な経験ができて、とても楽しかったです。

この結果について、正直パートナーである石坂のおかげです。でもその話をずっとしていたら、ものすごく強い4年生の先輩が「『パートナーに取らせてもらった』みたいなことを言われるのはパートナーにとってむしろ嫌なんだよね、結果は結果だし」と言われました。だから、できるだけチーム目線で結果を書いてみました。無論、石坂にはものすごく感謝しています。

ちなみに後日談。80点取れませんでした。いや、取れていないと思っていました。初日のスピーカースコアしか開いていなかった僕は、一番自信のあったR379点だったのを見てがっかりしていました。でも後日2日目のスピーカースコアが分かることに気付いて開けてみたら、失敗していたと思っていたQFで人生初の80点を取れていたのです。ついでに言うなら、SFでも80点を取れていました。僕にとって80点は、矢ケ崎先輩と組ませていただいたBP Noviceからのスピーチ力向上を示す意味で大切な指標だったので、とても嬉しかったです。

最後に矢ケ崎先輩から今回の結果についてのコメント。「自分に厳しいけど卑屈でもなく、ちゃんと自信あるけど傲慢でもないUTらしいディベータ―になってこれからも楽しくディベートしてくれたら先輩冥利に尽きます」

僕には傲慢になれるほどの実績はないですが、またここから一歩一歩進んでいければと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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