The Kansai 2024 結果報告&感想文

 

あっという間に5月になりUTDSにも新入生が入ってくる季節になりました。今回は今年2024年の3月に開催されたThe Kansaiの結果and感想をお届けします。

感想を書いて下さったのは3年生のTaiki Tsuchiyaさんです。ぜひお読みください!

大会概要

【日時】

◆予選: 2024年3月23日(土)

◆本選: 2024年3月24日(日)


【会場】

◆大阪大学豊中キャンパス


【参加資格】

◆制限なし(中高生、社会人参加可。JointTeam等自由)

※参加希望チーム数によっては今後チームキャップを設けさせていただく可能性があります。ご了承ください。


【形式】

◆Asian Parliamentary Style

◆Speech Length: 7 minutes for constructive, 4 minutes for reply

◆Preparation Time: 30 minutes (5 minutes for motion veto)

◆3 Motions

◆予選ラウンド数:4

オープンブレイク数:8

ノービスブレイク数:4

【大会趣旨】
◆社会人/学生が参加可能な大会:幅広い世代のディベーターの交流
◆ルーキー枠の設定:ディベート初心者のブレイク・受賞機会の提供
◆関西旅行


UTDS Prizes

【Team Prize】 [Open Champion] ▶TEAM友達 (Nasa Tsuchiya, joint, Yuichi Masaoka) [Open Grand Finalist] ▶So-uL Mates (joint, Tota Takahashi, joint) [Open Quater Finalist] ▶UT老老介護部(Chikara Mizokami, Mizuki Arita, Yuki Okita) [2nd Reserved Open Breaking Team] ▶DCAに見捨てられました汗汗(Satoshi Inoue, Seiichiro Tsutagawa, joint) [2nd Reserved Rookie Breaking Team] ▶柏岡、動きます(Kei Kashioka, Kotaro Tanaka, Riko Mimura) 【Speaker Prize】 [Open Best Speaker] ▶Nasa Tsuchiya [2nd Open Best Speaker] ▶Tota Takahashi [3rd Open Best Speaker] ▶Chikara Mizokami [4th Open Best Speaker] ▶Satoshi Inoue [9th Open Best Speaker] ▶Hikari Tamura ▶Yuichi Masaoka [7th Rookie Best Speaker] ▶Kei Kashioka 【Adjudicator Prize】 [2nd Best Adjudicator ] ▶Atsuki Ito [4th Best Adjudicator ] ▶Luna Ichinose 【Adjudication Core】 [Chief Adjudicator ] ▶Kotaro Yoshida

大会感想by Taiki Tsuchiya

遅くなってしまってごめんなさい_| ̄|○ 3年のつちやたいきです。ブレイクもプライズも特に取ってないのですが、ざかんが死ぬほど楽しかったので感想文を書かせていただきました(本当に遅くなってしまってすみません)。記憶もあまりないし、書きたいことを書いただけなんですけど、もし興味があれば読んでいただければと思います。つまらない人間なので、そんなにおもしろいことも書いてないです、すみません、、、後ろのほうにはチームメイトが書いてくれた感想があります、そっちの方が読む価値あります、ぜひ。

チームで最初で最後に揉めたのは、チーム名です。僕が勝手に「Gemini全敗」にしようとしていたら丈先輩が激怒、酷く怒られてしまいました......。丈先輩「Gemini全敗に勝手に巻き込むな」→僕「でも、Gemini全敗に罪はないし、そもそもGeminiでtabやってた丈先輩のせいですからね」みたいな言い争いになり、結局、チーム名は「JBP, Gemini, KDO, what's next??」になりました。渡辺丈→JBP2021で最下位、つちやたいき→Gemini2023で全敗&最下位、はたゆういちろう→KDO2024で全敗、です(ちなみに、つちやたいきはK-cup2022でも全敗してます())。学年大会で全敗&最下位をしてる自分が一番恥ずかしいと思いつつも、まぁ全敗にも色々あるし、むしろディベート人生での一番苦しいときを切り抜けたと思ってるので、全敗とか最下位は誇るべきだと思ってます(持ちネタとしても美味しいです。ゆういちろうはいつも嬉しそうにKDO全敗の話してます)。

僕たちのチームはざかんで(ブレイクとかそういう意味で)「勝った」わけではないけれど、全員が地道にこつこつ努力した結果としてめっちゃチームとしてよかったし、某ぱんだにも「そこのチームはタブのdraw generatorに文句言う権利あるよまじでブレイクするはずのチームだった」(一勝一敗で迎えたR3で優勝チームに当たって死、その結果としてブレイク叶わず、という意味です)ってLINEで言ってもらえたので、わりと精神も落ち着いています。ここで書きたかったことのimplicationとしては、全敗とか最下位とかいろいろあっても、自分なりに努力していれば前進するし、いいことが絶対ある、ってことです(1年生のときの自分に伝えたい())。上級生は英語も話せるしディベートもうまいし一生追いつけないって思ったりするし、実際自分はそれでディベートが嫌になってやめたこともあったし、いろいろつらいです。僕もよくディベートとかジャッジとかつらくなります、処理能力の限界とか英語の下手さとかに絶望してます。つらくなるけれど、がんばっていれば前進はするって思わせてくれたのがざかんだったし、たぶん数ヶ月は苦しくてもいつかよくなります、終わりはないけれど。だから、もしこれ読んでるひと(勝手に下級生を想定してました汗)が、ディベートにつらさを感じていたら、それは前進している証拠として捉えてくれたら嬉しいなと。少しずつ上手くはなるけれど、僕はちゃんと成果が出るまでに半年くらいかかるって体感です。

逆に書くと、これは正しいのかは分からないし僕のそもそもの能力が低いだけなのかもしれないけれど、ある程度ちゃんとディベートに取り組まないと成果は出にくいのかなって思います。わーるず前(9月〜12月くらい)はたくさん音源聞いたし澤崎さんにめっちゃスピ練付き合ってもらったしコーチングも週1でお願いしたしほぼ毎週末大会に出たし、という感じ。わーるず後は、少し休みつつも、春休みの暇な日(友達いないからやることなさすぎた())は毎日音源を1〜2個くらい聞いて、ICUTのジャッジとかもあったから自分でOAを作ったりもして、みたいな。不器用だしEFLだし素の能力も高くないので、地道にやるしかないというのはわかっていて、もしかしたら遠回りだったかもしれないけれど、こんな感じでかなりのリソースをこの半年間は特に割きました。大会に勝つためには、周り以上に努力しなきゃいけなくて、だから、勝ちたいのであれば時間も体力も使いながらやってくしかないのかなって思います。それが幸せに繋がるかは分からないし、努力もすぐに報われるわけではないけれど、そういうものなのかなって悟りました。。。自分が1年生の頃とかは、UTの練習に週2で行くくらいで、それ以上あんまり何もしていなかった、でも大会で勝てないことにストレスを感じていた、一見矛盾しているけど自分では何故かそれ以上の努力はせずに、みたいな感じで、、もしそんな状況にいるひとがいれば、一旦自己分析してみるのもアリなのかもと思います、、、偉そうなことは言えないんですけど、、、、Gemini全敗なので、、滝汗(もっとえらい人に訊いてみてください、Gemini全敗に尊厳はないです)

わーるずについて書いてほしいってNemophilaで言ってくださった方がいるので、少しだけ、ペアの澤崎さん(現東大院1年、がちおーそり)に読まれないように本当に少しだけ、書いてみようと思います。澤崎さんと組むことになったのは、本当にトライアウトの運で、自分の実力は伴ってなかったです。トライアウトのときもコロナに罹ってて、記憶がない、、、() 澤崎さんはめちゃめちゃディベートが強いけれど自信がないひとで、ちいかわが好きです。9月〜12月で合計10大会くらいに出ました(海外大会がメインで、国内は秋TとTokyo Miniだけだと思います)。予定が合わないときは別のペアと出たりshadowしたりという感じです。週2〜3くらいでスピ練、週1〜2くらいでラウンド練、週1でコーチング、あとはLINEでわかんないことを聞いたり良さげな音源を教えてもらったり、という感じ、、だと思います、たしか。他の用事で忙しい時期は少し頻度を落としたりしてたはず。マターは自分でストックして体系化して、腑に落ちないところは相談して、あと自分がEFLすぎて言葉遣いがうまくないのでそれを教えてもらったり。ペアへの気持ちを一言で表すなら「ごめんなさい」です、本当に、、、ブレイク落ちが怖すぎて友達のホテルの部屋で顔パックして雑談しながらブレイクアナウンスメントは無視してたし、結果的にブレイクしてよかったものの、EFL SFで負けたあとは逃げるように日本に帰りました、、、自分がもっと上手ければESL breakは狙えた(というか、できた)ので、本当に謝罪の言葉しかありません、、澤崎さんの話は置いておいて、わーるず自体は、行って本当によかったです。ディベート力がめっちゃ伸びたのは事実(なはず...)だし、精神的に追い詰められながらも乗り越えられた(はず...)し、なんだかんだ自分は幸せだったんだろうと思います。過去の記憶を美化しているだけかもしれないけれど、わーるずに行かなかった世界線が怖いなとも感じています。もしかしたら、受験とか他の人生の行事以上に、精神的には成長したかもしれないです。またいつか行きたいなぁの気持ち。たくさんの方に支えてもらったワールズでした。本当にありがとうございました。

本当に書きたいことを書いただけで滝汗ですが、自分が書きたいなぁって思ったのはこんな感じです。ディベートコミュニティにはこれからもお世話になります、、もう卒業してしまいそうな先輩方とは引退前にチーム組みたいし、同期ももっと一緒にディベートしたいし、あとキャリーとかは出来ないけれど下級生の皆さんとも大学問わずチーム組んだり交流したりしたいなぁと思ってます。コミュニティの皆さんには本当に感謝でいっぱいです_| ̄|○

チームメイトからも感想をいただいたので(&めっちゃ素敵なので)、ぜひ読んでください!


丈先輩

こんにちは、4年生になってしまった渡辺です…。つちのすけ(つちやたいきくんのこと)が素晴らしい文章を書いてくれたので、僕からは少しだけ。

1月のワールズ中に、ありがたいことにつちのすけからThe Kansaiで組まないかという誘いをいただきました。正直「なんで自分が…?」という気持ちもありましたが(2年生2人に私、という構図だったので)、つちのすけの書いた文章を読んで嬉しくなりました。

正直、槌矢くんと畑くんの方がVetoも早いし、アーギュメントのセレクションも立て方も上手いし、音源とかも熱心に聞いて勉強しているし…ということで、自分がしていたのはニッチな法律オタクと政治オタクを発揮して話のタネを提供したり…というくらいだったのですが、チームとしてのシナジーはめちゃくちゃ高かったと思います。あと何より楽しくプレパも試合もできました(観光もね)。

ただ、僕がストッパーになってしまっている場面もあったと思いますし、それに関しては勉強不足が悔しかったです。もっと精進しようというモチベーションがかなり高まりました。まだまだ頑張りたい。

The Kansaiの前週、私がコミをしていたICUTという(色んな意味で)楽しい大会がありました。ICUTを終えた後、ディベートって何だろう、何が楽しかったんだろうなど、燃え尽き気味、というよりディベートに対してネガティブなイメージが先行していました(まあわざわざディベートの大会をしているのに、子供に対してする説教のように「ゴミを持って帰って」と何度もアナウンスする経験をすれば、自然とそうなってしまう気もしますが…)。

The Kansaiという大会、そして槌矢くんと畑くんのチーミングを通じて、そのイメージを払拭し、ディベーターとしてディベートに向き合う楽しさ、そして今後に向けたモチベーションを改めて実感することができました。

全てのThe Kansai運営関係者の皆様と、組んでくれた2人に感謝して、締めくくりたいと思います。ありがとうございました…!


はたゆういちろう

こんにちは、つくば3回生の畑友一朗です。ざかんは僕にとっても思い出に残る大会だったのでこうして書き残す機会を与えていただいてありがたいと感じています。

僕は秋ティーのときにたいきつちやと2回くらい対戦し、その「仕事人」って感じのスピーチとシンパシーを感じるネガティブさを見てぜひ組みたいと思い声をかけました。Asianに出ることにしたので同じエナジーの人をたいきつちやに探してもらったところ、我らがじょうさんを引き入れることができました。流石の人選、と思いました。

チームコンセプトとしては敗北を前面に押し出していこうという話になりました。つちやさんのGemini Zempaiは伝説ですし、僕もざかん前月のKDOで全敗していたためです。我らがじょうもちゃんとJBPで1点・最下位を取ってくれていました。ネガティブエナジーで集まっただけあって皆さんCVが素晴らしいです。

そんな新たなる全敗の不安を抱えていた僕たちですが練習を始めてみるとチームの相性は悪くなく、というかかなりよく、僕としてはこれまでで一番短期間でしっくりくるチーミングになりました。プレパの流れとしてはLeaderの僕が言いたいことを早めに決めて、Deputyのじょうさんが詳しいメカなどを追加して、Whipのつちやたいきがスタンスやフレーミングを整えるという感じでした。

当日1試合目は、なつみたちのチームでした。個人的には丁度自分たちと同じくらいのレベル帯のチームかなと考えていたので(失礼ですみません)頑張って勝ちに行きたいと思っていました。しかし結果は負けでした。この、1試合目にそれほど悪くない調子で競って負けるという展開に見覚えのある3人は全敗の予感に戦々恐々とし始めました。

2試合目はHyunmin とゆりこのいるチームでした。ここも苦しいですが何とか勝ってブレイクへ望みを繋ぎたいと思っていました。THP a world where human don’t possess fear of deathでanti natalismを気持ちよく叫んで帰っていきました。この試合でなんとか勝つことができ、暗雲立ち込めていた未来に光が見え始めました。ここでこの3人が持つジンクスを断ち切るんだ、そういう希望が湧いてきました。

3試合目、希望は絶望に変わりました。相手はTeam友達(ざかん優勝チーム)でした。後はお察しです。Tabを呪いました。

4試合目、燃え尽きた僕たちは力なき目でUTの後輩と当たりました。結果は勝ちでしたがスコアはあまり伸びませんでした。

そんなわけでこうして結果を振り返ってみると何とも言えない感じがして汗です。でも試合の度にかみ合ってる感を感じられて嬉しかったし(たいきつちやがLO saidっていって僕のマターを使ってくれるのとか)、個人的にとても苦手だと感じていたリーダーである程度納得のいくスコアを取ることができてとても達成感がありました。3試合目も負けはしましたが少し食い下がれた感はあって勝手に成長を感じました。何だかざかんは自分にとって記念碑的な、昔に比べると少しはディベートができるようになったなと思ってこれまでを振り返れるような機会になりました。本当にこのチームが組めてよかったです。じょうさん、たいきつちや、ありがとうございました。これからももう少しまともなディベーター目指して頑張ります。




使われなかったチームロゴ




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