ESUJ

両チームとも大活躍でした
こんばんは幸松です。遅くなって申し訳ありませんがESUJ大会の報告となります。
ESUJとは秋Tと並び日本最強決定戦と称される重要な大会で、UTDSからも
UTA(富永・福元)
UTB(佐野・川窪)
が出場しました。


気になる結果ですが
UTA1位ブレイクGrand Finalist!
UTB4位ブレイクQuarter Finalist!
個人でも富永がBest Speaker! 佐野が2nd best speaker!
と大活躍でした!
秋Tに続き存在感を示すことができ、UTDSとしてのプレゼンスも相当あがったのではないでしょうか。この勢いを迫る1年生大会でも継続してほしいですね (`・ω・´)


ということで今回は久々に福元によるユーモアある記事をお送りしたいと思います。





Goede middig! 福元です。
富永(以下トミー)と組んで出場した、ESUJについてレポートしようと思います。

ESUJはジャッジが社会人、ディベート経験者、イギリス人で構成され、学生ジャッジが中心の他の大会とは色々と異なる点があります。
分かりやすさ、スピーチの綺麗さが大きく評価されること、スピードが速過ぎると良くないこと、聞き手に与える印象が大事であることなど。

この大会にむけて、4年生の田中さん、城谷さんや井戸さんにESUJ向けに練習を見てもらい、また上智大学にお邪魔させていただくなど、準備を重ねてきました。
僕個人としては、‘Shame!’と言われたり相手が不機嫌なジェスチャーをしているのを見ると憂鬱になってしまう性格なので、皆が礼儀正しいESUJ練習はとても心地よかったです。
トミーはとりあえずスピードダウン、僕はストラクチャーを綺麗にすることを重点的に練習を積み上げていきました。

さて大会初日、1ラウンド目でやや恐れていた事態が発生します。一人目のトミーのスピーチで、手前のジャッジにノートを取ってもらえません。速かったか、やや複雑だったか。不安を抱えたスタートになります。勝敗も読めません。
2ラウンド、3ラウンド目は順調。3ラウンド目はトミーお気に入りのモーションらしく、味方ながら思わずスピーチに感心してしまいました。

4ラウンド目の相手は首都大。大応援団が来ていて、UTのオーディエンスはパニ(金沢さん)一人というアウエーな雰囲気でしたが、割といいゲームになったかなと思いました。
(このモーションは僕の好きなリビア関係のモーションで、サイドも有利に見えたので、発表された瞬間に「勝った」と言ってしまい、後で散々からかわれることになります。)

さて2日目の朝、どのチームも何勝しているかわからないので、勝ち星の計算に夢中になっています。「うちら3勝同士だったよね」「相手2勝っぽかったよね」etc
そんな中、計算しても仕方が無いよね、負けていたらしょうがない、という態度で堂々としているのがトミー。初戦が敗色濃厚で不安なはずなのに、やっぱり器が違うんだなあと感心してしまいます。
そんな中、井戸さんがPCと共に現れました。「俺昨日、全チームの勝ち星計算してきたんだけど!」
、、、ベクトルは逆でしたが、とっても温かかったです。
(ちなみにこの予想は百発百中でした)

だいたい井戸さんの計算どおり4勝で1位ブレーク、ほっとします。リビアで勝っていてよかった。
ブレーク結果はなかなか波乱含みで、ブレーク出来なかった結果を見たICUの友達が、そのまま新宿の映画館に直行するなど、色々なドラマがあったようです。

準々決勝のTMU戦はなんとか勝つことができ、次は準決勝。ここで相手のdefinitionが予想外のもので、混乱してしまいます。トミーは「かえって都合がいい」と既存の議論を器用に焼き直しましたが、僕は反論以外にすることが思いつかず撃沈。ちなみにこのトミーの議論は準備時間残り4分で僕が「こういうのもどう?」と軽い気持ちで提案したものだったので、これを数分で立派な議論に仕立て上げた力量はほんとに恐れ入ります。
僕自身としてはオーディエンスが多かった割に不本意なスピーチで、ここで終わりたくない、と祈っていました。

複雑な気分の中、あのリビアのモーションでイギリス人によるモデルディベートが行われました。Governmentが非常に上手く立論していて、前日に「勝った!」とOppositionで叫んでいた僕が恥ずかしくなります。

決勝チームの発表。3-2でぎりぎりベスト2にすべりこみます。心からほっとしました。

いよいよ一橋との決勝戦。大ホールでディベートするのは初めてなので、気合が入ります。
緊張のグラファイ
2試合目以降はスピードを抑えていたトミーでしたが、ジャッジのイギリス人率とディベーター率の高さを見てフルスピードにギアチェンジ。
決勝戦では、僕もレスポンスを落としていた部分があったものの、なんとか無難にまとまったかな、と思っていました。

割と期待していた結果発表。しかし7-6で、一橋の初優勝でした。
頭を抱え込んでいると、トミーは隣でまあしょうがないと一橋に拍手を送っています。つくづく立派です。
蓋を開けてみると、イギリス人の票はこちらに来ていたものの、日本人票のほとんどを失っていました。

自分のスピーチを思い返してみます。
プレゼンテーションが雑ではなかったか、パッケージが見えづらかったのではないか、聞き手のことを考えていただろうか。いきなりエルサルバドルやらデトロイトやらの例を出して、混乱を生まなかっただろうか。
日本人票を失ったのには、それなりの理由があったはずです。そして、おそらく分かりやすさ、丁寧さをないがしろにしてしまった部分があったのだろうと思います。もちろん、内容面でも劣っていた点もあったと思いますが、特に僕はスピーチが独りよがりになってしまっていたかな、と反省しました。

ディベートはゲームなのか、何のためにディベートしているのか、
オートマティックに言うことをすべてわかってもらえる、というのは身勝手なのでしょう。聞かれて当然、という他の大会と比べて、聞いてもらう大会であるESUJですが、だからこそ話し手と聞き手のコミュニケーションという側面が非常に大きい大会だった。
聞き手のことを考えるという、実社会で当たり前のことを、忘れてはいけなかったのだと思います。

好き嫌いの別れるESUJですが、僕は今回、本当に良い大会に出られたと思っています。自己満足に走りがちだった僕自身に、足りないものを見つけさせてくれた、貴重な機会でした。

最後に、忙しい中ジャッジを引き受けてくれたOBOGの方々、わざわざ見学に来ていただいたみなさん、貴重な休みをジャッジ・エクセルその他に費やし最後にお疲れ会のけっこうな部分を負担していただいた井戸さん、字数の関係で触れられなかったUT2(佐野川窪)の二人、そして忍耐強く僕と組んでくれたトミーに、心からお礼を言いたいと思います。Dank uw wel!

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匿名 さんのコメント…
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