春T感想其の壱

投稿者 UTDS blog担当 4月 30, 2013

春T感想其の壱

ありがとうございました。

いぇい！今回は「ブログ担当」という制限を取り去って記事を書かせて頂きます、青木大樹（Aoki Taiju）です☆ いやいや、やはりといいますかブログ担当の肩書を背負ったうえでブログを書きますと、どうしても余所行きの文章のように少々固くなってしまいますがこうやって自分自身をさらけ出して文章を書きますとタイピングの速度が通常の1.3倍ほどになり、内容もカジュアルになりますね（´∀｀）ビバ・フリーダム！！（いつもそうだろという反論はNO）

三者三様UTFです。

（注for新入生）以下の内容にはディベート界の専門俗語が混じっています。意味の分からない単語は読み飛ばして下さい。むしろ僕のこの感想文も読みt（ry

はいさい（誤用）。今回は「春T感想文」ということで、先日の大会の感想（らしきもの）を不肖・僕が書かせて頂きます。といいますのも、なんとこの大会は僕にとって人生初のブレイク記念大会でもありまして、以前から「俺、ブレイクしたら感想文書くんだ……」と毎日のように会長に言っていたという経緯がある僕としては「ここで書かずにいつ感想を書くんだ！」というある種の脅迫観念に駆られたからでもありますし、春T報告文でも書いたようにそもそもいつか自分の感想文をUTDSブログに載せるのが夢だったというのが最大の要因です。ですので、今回このようにブログに感想文を載せることができて大変うれしく、誇らしく思っております。そして、この夢をかなえてくれたチームの田島、川口両氏には感謝してもし足りません。本当にありがとうございました。

さて、皆さんお気づきかと思いますが、実は先々代ブログ担当・幸松氏、先代ブログ担当・会長氏も春Tが初ブレイク大会なのです！（会長「UTのブログ担当になったら春Tで何かいいことがあるのかもしれませんｗ」←予言者現る。）来年のブログ担当にも期待ですね☆

てなわけで、色々と運命を感じつつ、とりあえず時系列に沿った感想を徒然なるままに。

1. 練習

春T用のトライアウトがあったのが三月の下旬でありまして、その頃に今回のチームメンバー（田島氏、川口氏）が決定されました。そのあたりから。

（1）role決め：色々とラウンド練習や周囲の意見を聞きつつroleを決定していきました。結論からいえば、leader：僕、deputy：田島氏、whip：川口氏となりました。その理由は、主には僕のイラスト能力のなさが原因でして……結局は最後までそれが直らず、大変な迷惑をお二人にかけてしまいましたが……。しかし、僕の後ろに頭脳のdeputyと腕力のwhipがいたので安心してmatterをばらまけました（いや、ほんとすいませんでした）。

（2）ラウンド練習：roleも決まり、本格的に春Tに向けた練習（自主練の数がかなり増えた印象です）を始め、チーム内の連携等を鍛えていきました。基本的にはラウンド中はメモ用紙を渡しあってrefuteやargumentを横流ししていましたが、両氏からのメモ用紙の心強さは半端なかったですね（ジャッジから褒められるのは大概彼らのargumentやrefuteだったりｗｗｗ）。あとは相手のargumentを手すきの両氏に聞いていただいたのがかなり負担軽減につながりました。僕がLOの時には大抵僕は「こんらん状態」に陥っていて、自分の原稿を完成させるのに手いっぱいで相手の話を聞くことが疎かになりがちでしたが、リスニング能力でも僕を上回るお二人に支えられる形でなんとかLO（らしきこと）を果たせました（すいません、甚だ疑問ですね）。

（3）プレパ練：最初の頃は、5分でmotion決定、5分で自分の考えをまとめ、残りでブレスト、最後の5分でleaderのスピーチを完成というような流れでしたが、この手法ではstanceがブレたり、ハッキリしなかったりという弊害がありまして後半は青木：自分のケース、田島：両陣のケース、川口：相手のケースをプレパでまとめ、ブレスト→leaderに流すという感じで進めることになりました（これが最終形ではないのですが、続きは次の項で）。

プレパ！！！

・本番（予選ラウンド）。

さて、やってきました4月27日。（所属している他サークルの新歓コンパをブッチして）やってきました東京外大。東大受験ばりに緊張してましたが、Mr. Xや加藤大先生のお言葉や川口氏の落ち着いた雰囲気に当てられてなんとか平静を保つことに成功しました。では、1ラウンド目から。

入手した写真全部ブレてる…落ち着こう。

（1）motion「THW require online gaming companies to compensate the therapy costs of players who become addicted to their online games.」要するに「重度のネトゲーマーの治療費は作品制作会社が払う」というもので、そのOpp。相手は京都大のお三方。結果からいいますと、残念ながら負けてしまいましたが、自分たちの持っているものはすべて出し切ったうえでの敗戦なので、後悔はありませんでした（ダーラさんに「モバゲー」と「ガチャ」が伝わらなかったorz）

（2）motion「THW ban celebrity children.」相手はYNUのお三方。正直やらかしたラウンドでした。田島氏からargumentが回ってきたのですが、それを自分の中で消化できず結局PMの段階でよくわからないlogicやimpactになってしまい、DPMとWhipに大迷惑をかける結果に……。辛勝はできましたが、この後少々プレパの方法を変更しました。具体的には、5分でmotion、5分で青木：自分のケース、田島：両方のケース、川口：相手のケースを考える、5分でブレスト→stance決定、leaderのargument決定（このとき、deputyはいくらか自分のargumentを確保し、leaderはカッチリと堅実にこなす）、10分でleader用原稿用意、5分で最終確認という感じです。

大いなる指導者、田島。

（3）motion「THW charge all those caught driving under the influence of (continue) intoxicating substances (such as alcohol and drugs) with attempted murder.」ラウンドは精神的にキツかったです。Govが現行の「未遂犯のcriteria」を示し、それに対し「malicious intention」というcriteriaの欠落を指摘して勝つ！というplanだったのですが……。実はジェミニのトライアウトでこの手のmotionが出て、その日の朝にも伊藤慶矢大先生にレクチャーをしてもらったばかりでそこそこargumentには自信があったのですが、Govの出すcriteriaを切りきることが出来ず終始ジャッジの顔が渋かったです。残念です。

（4）motion「THW force elected politicians and their family members to only use public education and health services.」プレパは先ほどと同様に、ラウンドはいつも通りに堅実に行いその日を終了しました（大丈夫、僕は勝っている！という自己暗示をひたすらかけていたのがいい思い出です。）

堅実な壁、川口。

そんなこんなで一日目を終え、家に帰って即座に寝ました。……頭の中で一日目の反省がぐるぐる回って、あまり眠れなかったのは内緒です。

というわけで二日目。まんじりとしない夜を過ごしたUT一同と向かった先はICU。バスに乗り遅れてtaxiを捕まえたりと色々ありましたが何とか到着。一日目は1勝2敗1不明でしたのでブレイク・ボーダー。rookieブレイクアナウンスでUTFの名前が呼ばれたときには隣の両氏とはしゃぎまくりましたよ、人生初のブレイクでしたからね！！（←ここ重要）この感動は大学合格以来の大きさでした！！二人ともありがとう！！

・本番（決勝ラウンド）

感動もそこそこにrookie QFのマッチアップが発表され、WAD（三尾、守川、内山氏）と対戦することに。motionはQF：THW raise tax on fatty food.のGov。先日の反省を活かしつつプレパをこなし（この時点で少々僕がパ二くっていたのは内緒。川口氏の雰囲気を（ry）オーディエンスとして会長と今野先輩が駆けつけて下さり、僕のスピーチ中にhear! hear! が聞こえて勇気100倍でした。ありがとうございました！！！ DPMの田島氏が僕のreconstructを完ぺきにしつつ3rd great argumentをぶっ放し、Whip川口氏が確実に相手を削り、田島・川口氏の助言メモを携えつつ僕がReplyをなんとかこなし終了となりました。皆さん、お疲れ様でした+ありがとうございました。。

ジャッジしていただいたMr.Roy. ありがとうございました！

しかし、勝った感触はそこそこありましたが残念ながら敗戦。結局はhealthのimportanceが立ちきらなかったのが敗因でした。僕の1st argumentでもう少し補強が加えられていれば……と思うと、やりきれません。この失敗を糧に、精進したいと思います。両氏を付き合わせてしまい本当に申し訳ないです。

・その後。

残念ながらWADに負けてしまいましたがUTGのラウンドとUTAのラウンドを観戦し、そのクオリティに感動し（この辺りは感想文②で詳しく書かれるだろうと期待）、僕の人生初の春Tが終了しました。今回の春Tは僕の短いディベート人生のなかでも有数の密度を誇っていたかと思います。参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

では、最後にパートナーであるdeputyの田島さんとwhipの川口君に精一杯の感謝を。

お二人とも、本当に今回はありがとうございました。お二人の力添えが無くては人生初ブレイクはなかったかと思います。結局最後まで僕の欠点である「薄さ」を矯正することが出来ず、それが弱点となってしまい本当に申し訳なく思っています。今後ジェミニなどの大会ではこれらを克服できているよう、これからの練習会ではより一層の努力と精進を目指します。短い期間でしたが、練習や僕のわがまま、不出来さに付き合っていただき、あまつさえ助言、協力までしてくれたお二人にはいくら感謝しても感謝し足りません。人生初ブレイクをお二人と達成できたのは僕の一生の思い出です。ありがとう。