ADI感想文② written by ジュリアス
今日は、UTDS一年生のクェートォジュリアスです。
ADIに行ってきて帰ってきたら、Fさんから「ADIお疲れ。感想をかけ!」というご命令があったので感想文を書きたいと思います。(冗談です。やさしくお願いされました。感想文を書かせていただけるのは非常に光栄でうれしいです。)ADIに行ってきて、どれだけ楽しかったかが伝わればいいなと思っています。
ADI前の日程
期末試験に心を打ちひしがれて、のどは前々日のカラオケでつぶしかけているという満身創痍の状態で8月3日に成田空港を飛び立ち日本を離れました。飛行機の中ではWADの先輩と隣席になり、飛行機が墜落する映画について話しながらフライトを楽しんでいました。
しかしインチョン空港につき、飛行機を降りた後ショックに打ちひしがれました。空港内の文字がハングルばかりで全く読めないんです。空港の中でさえこれです、況や空港の外をや、って感じです。わからな過ぎてパラノイドになりました。
僕と同じ飛行機の人は先輩方より一本遅い飛行機だったので宿に着いた時は人がいなくて、僕たちだけで近くの定食屋に入りました。が、ここでまた衝撃の事態です。ビビンバを頼んだんですが死ぬほど辛いんです。ほんとに死ぬかと思いました。辛いとかじゃなくて鈍痛なんです、痛みなんです。一口目を食べた後からずっとジタバタしてて、水をボトル一本ぐらいのみました。(ほかの人は横で笑ってて、さらにキムチまで食わせに来ましたが)日本のピリ辛料理で涙がでる僕には韓国料理はやっぱりハームでした。これから毎日これかぁと、痛みとともに気が遠くなってました。
こんな感じに言語の壁に心を折られ、辛みに物理的な危害をうけて最悪の状態で私のADIが始まりました。前途多難です。(ほかの人は俺が生き延びるかどうかで賭けを始めたり、いかに辛い物を食べさせるかで楽しそうに盛り上がってましたが)
ADI中の日程
こっからが本題です。
ADIの初日は自分で好きなレクチャーを聞くことができます。どれもすばらしかったです。正直この初日のレクチャーの内容を身につければ、もう帰っても十分おつりが来ます。
2日目はラボを決めるセレクションがありました。BPのラウンドをやるんですが、なんと僕のところはUTDSが75%を占めました!新鮮さ0です。なぜ韓国まできて駒場練を再現しなきゃいけないんだろうか。勘弁してほしいです。
その後3日目から7日目はラボに分かれてのレクチャーがあります。会場についたらUTの一年生二人と先輩方と共に僕の名前がΩラボに。「やばいとこに入った」と、3日目なのに焦り始めました。けれどもラボが始まってみるとそんな不安は吹き飛んで(というか不安になっている場合ではなくなって)、膨大なディベートの知識がやって来ました。書くと1万字を超えるので書きませんが(事実です、ワードに起こしたら超えました)、入部してきて以来4か月間学んできたことが総整理されただけでなく、超有用な初日のレクチャーよりもはるかに多くのこと(プレパの仕方、スピーチの構成、アーギュメントの立て方、等々)を基礎から応用までみっちりと学ぶことができました。かといってレクチャラーが話す量が膨大でついていくのがつらいわけではなく、Mai,、Rishad、 JDの3人のが例や愉快な冗談を交えながら、楽しくそして身に付くレクチャーをしてくれました。またレクチャーの間でも、僕のような若造の初歩的な質問や簡単な疑問にも真摯に答えてくれて理解を深めさせてくれました。そのうえ話が終わって休憩時間になった後も、「まだ話しきれてないことがある」といってフォローまでくれました。
そしてラボでの交流がこれまた楽しい!ラボには他大や、中国、台湾そして韓国から人が来ていたんですが、彼らが濃いです。どれぐらい濃いかっていうとあだ名が”Animal Hater”、”ベイマックス”になった方がいました(しかも自己申告です)。彼らと連日いろんなところに食べに行き、国の面白い話を聞かせてもらいました。ある人なんて自分の国でいったら捕まるようなことを言ってましたw
ただ彼ら皆面白いだけで終わらず、ラウンドをするとみんな上手い上手い。聞いてて反論を忘れてこっちがジャッジじゃないのに説得されました。一緒にやってて非常に感化されました。
ADI終わりの大会
ラボが終わったあと学んだことを生かそう!ってことで大会があります。ソーシャライズが大切!ってことで初日のレクチャーであった台湾人と組みました。(複雑な背景があるのは言わない)初めて英語でプレパをしたんですが、いや難しいですね。自分の言語でもコミュニケーション・ブレークダウンしてる人間にはつらいものがありました。そんな感じでぎりぎりの点数でブレイクナイトを迎えました。ヤケ食いしてたらブレイクの発表があったんですが、なんと末でブレイクしてました!祝うためにパートナーのとこにいったらあっちは飲んだくれてて、べろんべろん。次の日が不安になりました。(その日の帰り、タクシーを捕まえようとしたら足をひねったとか。いったいどうやったのか。)
翌日会場にいったら、ちゃんといたんで安心しました。
1ラウンド目がパートナーが慣れたエコノミクス系のモーションだったんでロールをかえて僕
がDPMをやったら、うまくはまりました。7分半ひたすら早口で顔を真っ赤にしながらセカンドとしてマターボミングをしたら、幸運にも勝つことができました。これに味を占めて、残りのラウンドも同じことを心がけたら、うまい具合にシナジーが働いたのとサイド運があったのとでなんとGrand Finalsに進むことができました!
Grand Finalsではその前のラウンドのジャッジから「早口すぎて、ミスりまくってる」と指摘されたのでゆっくりしゃべるようにしました。(断じて一日中真っ赤になって動き回りながらしゃべって疲れてたからではない。ほかの人に「踊ってる」って称されました。)チームとしては残念ながら勝てなかったのですが、なんとなんとBest Speakerの賞を頂くことができました。UTのみんなが応援してくれたおかげです。応援があるってことで最後のラウンドは落ち着いて話すことができました。本当に感謝しています。
その後閉会式ではRishadからラボアワードもいただけました。感謝感激雨あられです。授業よりまじめに聞いていたおかげでしょうか。
最後に
ADIやはり一番楽しかったのはUTで過ごした時間です。宿ではみんなのいろんな側面をみることができました。(知られたくない面もいっぱい見たと思いますw)合宿ってのはいいものです。また一緒にたくさんのおいしいもの(主に焼肉)を食べに行くこともできました。韓国の物価安すぎです。焼肉腹満杯で約690円とかやばいです。UTとの食事は楽しかったです。(二度Green Chili を笑いのためだけに食わされた恨みは忘れませんが)このADIでさらにみんなと仲良くなりました。これからも一緒に頑張っていこう!
毎日キムチを食ってたら舌が辛みに対して麻痺してさらに辛み中毒になり、日本に帰ってきて真っ先にキムチを買ってしまいました。以上、韓国で舌をabuseされすぎて辛いものに対して圧倒的成長を遂げたクェートォの感想文でした。ありがとうございました。
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