梅子杯を振り返って

こんにちは。1年の金沢(梅子UTBの、富永じゃないほう)です。

初めて投稿させて頂きます。梅子杯の報告です。

この記事で私が伝えたいのは、先輩方・同輩はすばらしいということ、梅子杯を通じて、自分の課題が具体的に見つかったということの2点です。
長いですが、最後まで読んでくだされば幸いです。(お忙しい方は、色のついているところを追っていって頂けると嬉しいです。。)

まず、梅子杯の準備・本番での、先輩方と同輩のサポートについて書きたいと思います。

梅子杯に向けた準備は、エリミネから始まりました。まさか受かるとは思っていなかった私は、正直言って途方に暮れました。何をすればいいのか、対策が全く思いつかなかったためです。

とりあえず、ロールは私がリーダーと決まり、富永とのプレパ練・ラウンド練習が始まりました。その中で先輩・同輩がして下さったことの大きさははかり知れません。

井戸さんには、レギュラー練習に加え、空きコマなどに何度も練習を見て頂きました。(Govとしての練習、Oppとしての、open motionsの練習、プレパ練などです。)数々のクソスピーチを聞いて建設的なアドバイス(problemに対する対処、targetを考えることなど)を下さったおかげで、二度と同じシクり方はしないようにしよう!!と思うことができました。

田中さんには、本番の3日前に2ラウンド見て頂きました。「基本が崩れていて、雑なスピーチになっている」「議論が曖昧になっている」などと直前に指摘して頂いたおかげで、本番ではプレパ段階から気をつけよう!!と思うことができました。

城谷さんには、本番の9日前に1ラウンド見て頂きました。この試合は初めてOppでそれなりに戦えた試合で、「refuteは問題なかった」と言って頂けて、すごく励みになりました。その他にも、出るべきだった議論、両サイド出せた反論などを示して頂いて、次はもっと上手く戦おう!!と思うことができました。

2年生の先輩方には、レギュラー練習でUTBとしても、私個人としてもラウンドを見て頂きました。特に印象に残っているアドバイスをあげます。「相手の議論に対して、ただ“minor case”と言うだけではなく、reasonもつけること(加藤さん)」「problemを完全にacceptしてオルタナを出さないのは印象が悪い(吉丸さん)」「extremeに聞こえないように、段階を踏んでプロセスを言った方がいい(石河さん)」「practical重視とは言っても、philosophyでアナロジーも言わないのはダメ(岩井さん)」「今回、Govは話を狭めたことで自分の首をしめた感じ(富田さん)」です。他にも、出るべき議論を教えてくださったりして、次はこのラウンドのリフレクを使おう!!と思うことができました。また、加藤さんには本番9日前に特別レクチャーをして頂いて、大会に向けたプリントまで渡して頂いて、「基本の大切さ」を改めて実感しました!!

KDSの先輩方も、KDSの練習に呼んで下さり、自主練にまで来てくださいました。竹内さんには、「numberingをして、話が移るときに間を置いた方がいい」と言っていただき、米山さんには、稲造練習会のラウンドで、言うべきだった分析を教えていただきました。敵(?)なのにありがとうございます!!

同輩とは、レギュラー練習はもちろん、空きコマなどにも集まって練習し、KDSに行った時にはKDSBと対戦できました。その中で、同輩のanalysisの深さやexampleの豊富さなどに感動するとともに、お互いのクソな部分も遠慮なく言い合うことができ、とても有益でした。木村くんと川窪はリサーチの原稿を送ってくれ、知識も提供してくれました(ありがとう!)。UTAとは、稲造練習会に一緒に行ったりもして、直接戦っていないラウンドについても「どんな議論が出た?」などと情報を共有しました。やはりロジカルで優秀なチームだな~と思いました。(例えば、コントラにはとても敏感で、筋が通っています!)富永とは、ラウンド後に「今日学んだこと」的なものを共有して、お互いの改善点を言い合い、プレパ練では古典モーションを中心に、「どうすれば勝てるか」を話し合いました。その中で分かったのは、「富永はすごい奴だとさんざん言われているけれど、富永がすごいディベートができるroot causeは基本的なこと(基本的なフォーマットを守る、基本的な対立軸を考える、相手の話をきちんと聞いて対応するetc)」ということです。それに気づいてからは、無駄な遠慮もなくなりました。組めてよかったです♪

本番でも、先輩方と同輩はすばらしかったです。

先輩方は、基本が大事だ!!と叫んで下さったことに加え、ラウンド後にも建設的なアドバイスを下さいました。(「焦るな」「要素を投げるな」「視野が狭い」「リプライはもっと基本にかえるべき」「スタンスが厳しい」など。)long-termで生かしていきたいアドバイスです!!

観戦にきてくれた同輩は、「落ち着け」「リプライでのこの発言はあぶない」などの的確なアドバイスをくれたことに加え、休み時間にカウンセラー的役割を果たしてくれました。シクったとき、謎のirrational八つ当たりをしてごめんなさい。。
UTAKDSICUの1年とは、一緒にがんばろうね!!的な感じで、試合での手ごたえなどを報告し合い、心強かったです。富永とは、休み時間には「基本!」「落ち着く!」「problemsolveされる!!」などと呪文のように唱え(それは私だけかもしれませんが)、プレパでは20分をフルに使ってメカニズムを一緒につめ、試合中もアイディアを共有しました(ありがとう!!)。私のスピーチは彼に依存していたと言っても過言ではありません!

以上が、先輩方と同輩のサポートについての話です。「なんで2つの話を書くって言っといて1つ目がやたら長いんだよ。。。」とお思いの方も多いでしょうが(ごめんなさい)、梅子で見つかったproblemの話もさせてください!

梅子杯2日間を通して見つかったproblemは3つあります。

一つは、出すべきargumentanalysisの見極めがまだまだだということです。具体的には、視野が狭くなってしまったり、簡単だけれど強いanalysisが出てこなかったりするということです。例えば、“R2: THBT politicians should stop being engaged in other jobs.”のOppでは、政治家のchoiceの話をせず国民の話(あまりSQとの違いが出せていない。。)ばかりにかたより、しかも、「批判をおそれるからSQで政治に集中している」などという、シンプルだけれどproblemminimizeできるanalysisを出せませんでした。プレパ練などを積んで、素早く外さないargumentanalysisを出せるようになりたいと思います!

二つ目は、知識が足りないということです。例えば、“QF: THW join Trans-Pacific Partnership.”では、もっと具体的に日本の農業・工業や貿易についてのanalysisを、exampleを入れて言えれば良かったと思います。特に、Worlds対策を考えると、このproblemは重大だと思います。新聞・雑誌を読み、同輩と協力しつつ、先輩が進めて下さっているリサーチプロジェクトも活用して、がんばらなければならないと思います。。

三つ目は、「見せ方」がまだまだだということです。具体的には、Govproblemを大きく見せられなかったり、上手く自分サイドと相手サイドをcompareして見せられなかったりするということです。例えば、“SF: THW prohibit convicted drunk drivers from driving ever again.”では、problemを大きく見せきれず、しかもAPoverpunishmentではないことを証明しきれませんでした。また、リプライのcompareが下手だった試合はいくつもあります。この私の欠点を、メンバーの富永が補ってくれました。もしロールが逆だったら…と考えると背筋が凍ります。ジャッジ、BPAsianの練習とともに、NAのメンバーもやってみて研究していこうと思います。             
以上が見つかったproblemです。どれも大きいとは思いますが、がんばります。。気づかせて下さった先輩方、同輩、梅子杯に感謝です。

最後になりましたが、梅子杯に向けて支えてくださった先輩方、同輩、そしてこの長い記事を最後まで読んで下さった全ての方々にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました!!これからもよろしくお願いします☆
とりあえず、明日の土筆杯はメンバーとしてがんばります。

金沢

コメント

Roy さんのコメント…
なぜか富永君だけ呼び捨てなのに笑った笑 
梅子はおめでとう。
この調子でがんばってー!
目指すはもちろんトップディベーターね!