BP Noviceを振り返って~②

こんにちは この、実は閲覧数の多いブログに、初投稿の石井(UTHのうち、眼鏡のふちが薄い方orまだ日本人っぽい顔立ちの方)です。
今回はBP Noviceを振り返ってみたいと思います。
一応手前の方が日本人っぽい?ですw

先に言っておきますが、僕のキャラとは違って、内容はかなり真面目です。(素が出ちゃいましたね~)ってことで悪しからず。大会がどのようなものかは仲地の方で。
エクステンションとして(笑)僕はラウンド内のことを書いていこうと思います。

まず、九月くらいに大会のエントリーがあったのですが、銀杏杯などのブレイクのある大会に出場したことのなかった僕は、日程も確認せず、直情的にエントリーしました。
11月に入って初めて、まさかの駒場祭とかぶっていることが判明(気づくの遅すぎですね ハイ)。 さらにNoviceレベルの大会とあったので、そんなに凄い2年生も来ないと思っていたのに、UTのチーミングを見たときに唖然。佐野さんや富永さんなど、絶対!!!にNovice(=初心者=まだ一年生も互角に戦いうる)ではない方々がいらっしゃる・・・。ホント英語超絶うまいのに、Noviceの意味も知らないんですね フン 
いや、冗談です。
僕は一年生ペアだったこともあり、実質ブレイクの夢もほぼないと思い、大会出ずに駒場祭を謳歌したかったな~と正直考えていました。結果から言いますと、最高の経験ができ、このchoiceをしたことを本当に満足に思っています。

 ペアは土筆杯でも組んだ一年生の橋本(通称 チャラ本 あだ名の由来不明、スピーチ中なぜか徘徊することで有名)。ロールに関しては、僕が反論オタクであること、ロジックとかも真剣に考えず、適当に喋りたいことをしゃべるというスタイルであること、whipが天才的に下手なことといったすべてnegativeな理由で、僕がDPM,DLO,MG,MOをやることになりました(橋本押し付けてゴメン)

 最初は全く無理だと思っていた今大会でしたが、練習でUTの二年生チームにも、勝てるときなどがあり、自信がついたうえ、僕の日本一の負けず嫌いな気性(自称)もあいまって、大会が近付くにつれ、できるなら、ブレイクしたいという意気込みが強まりました。

大会当日、会場が遠く、早起きで目覚ましを殴りそうになりながら不機嫌で会場に到着。1ラウンド目が特に重要だと思って、対戦表を待ちました。すると僕らはCOCGUTCの文字。初めから富永さん・・・。
1st round THW legalize prostitution in developing countries.
えっ、梅子杯のGFのモーション。出ないと思って、全くリサーチもしていませんでした。(BP Noviceは1ラウンド目だけ、候補となるモーションが事前に公開されています。)
しかも、やりづらいOpposition(あくまで個人的意見)controlがいかに不可能か、女性の商品化、marketの拡大らへんは思いつきましたが、正直、OOにすべて言われてしまう危険のある普通の分析。ラウンドが始まるとOGが無難にいい仕事、そして、CGで、悪の権化(笑)富永さんから、かちかちに固まった、エクステンションが飛んできて、5分スピーチでは対処不可能なため、適当に抽象的反論のみ。自分たちはmarketの拡大をエクステンションにしました。しかし、最後のharmまで落とし切れていなかったこともあり、結果はUTCが1位 僕たちは3位という予想通りのものでした。
 2nd round THW use bribery records to disqualify political candidates.
ここからはパワーマッチ。ORで次当たるかもしれないと喋っていたUTFと本当に当たることに(UT同志が当たるの故意でしょ・・。)ここも一年生ペアですが、しっかり一つのArgumentを建てきるので強敵です。僕たちはOOUTFCGでした。一度練習でTHBT politicians should voluntarily resign when they make mistakes(正確には覚えていませんが)というmotionをやったことがあり、少し視点は似ていると思い、Argumentは比較的早くに決まりました。そしてdeterrenceない、over punishment、市民の選挙に委ねるべきというスタンスで臨みました。over punishmentの説明が甘く、politician’s rightということでCOにもっていかれ、僕たちは2位、UTFはエクステンションがないとして4位になってしまいました。

3rd round THBT mentally handicapped citizens are better cared for in the community than in institutions, when doctors believe both options are available. 
そして運命の3ラウンド目。ここが今大会の全てと言って過言ではなかったです。僕らはCG。そしてなんとOOWAD B。僕の尊敬する亀井さん、川名さんという国際大会でメインブレイクを果たしたペア。さらにCOICUの荒井君。正直Opp.がベンチwinする可能性がたかいな、正直終わったかなと思いました。そしてジャッジ陣もICUのケイタさん、瀧澤さんなど超豪華陣営。勝敗以前にこのメンバーでラウンドができること自体、嬉しいなぁっとのんきに考えていました。
さて、このmotionは正直プレパの段階から色々悩みました。まずcommunityはどこまでを指すのか。後半の条件が付くようなmentally handicappedな人というのは症状の程度がどのくらいのものなのか等。OGは予想通り、家族や地域社会は愛を持って、適切にケアするという意見で来ました。OOも病院は患者へもっとも適切な治療法を知り、mutual understandingが可能という、ごもっともなArgument。そこで僕たちは、障がい者を社会内におくことで、いかにsocial normが変わるか、institutionなら社会から隔絶され、social normが変わりえなくmutual understandingの基礎が成立しないといったArgument。正直終わった後、decisionがでるまで、良くても3位だなぁっと思っていたところ、驚きの1位!!! 本当に驚きました。あとWAD Bのお二人さん何十回ものPOIを一度も取らず申し訳ありませんでした。断言しますが故意です(笑)喋らせてしまうとひっくりかえされそうで怖かったので~。

ただ諸手を挙げて喜んでいられるのは束の間。この順位により得点は6点。スピーカーズポイントを期待できない僕たちには8点がブレイクの必要十分条件。つまり4ラウンド目で2位以上なら、ブレイク可能。逆にブレイク圏内に入ったことで、ブレイクを明確に意識し、完全に気分は高揚していました。もはや相手は確実に自分たちより格上、そこで、自分らしい、無駄に早くて、暑苦しいスピーチをかましてやろうと意気込み、緊張は全くありませんでした。

そして the motion for the 4th round is・・・・・
 THBT Arabic nations should not sell oil to countries which deny religious freedom in public.
 僕たちはOG。2位になればいいので、絶対に基本原理を建てきろうと意識しました。ただまず、targetとなる国がどこなのかというところが、正直わかっていませんでした。最初フランスなのかな(これ正解)っと思ったのですが、それならgovernmentキツイだろうと勝手に決めつけ、さらに中央アジアとかイラン周辺に、独裁者か王権が宗教を抑圧している国があるだろと、またまた決めつけ、the身勝手ディベートを始めました。とりあえず、一個目は当然 信教の自由および宗教的実践の重要性。これは完全に橋本に任せ、僕はその独裁政権がいかに正当性を保つため、抑圧をやめるかという、想定されたものと全く違う話をひたすら熱く語りました(一言でいえば無駄)。ただフランスの話だろっという突っ込みがOpp.側から来なかったため、まだなんとかなりました(少なくともなったかのように見えた)クローズラウンドだったため、結果はその日にはわからず、自分としては可能性はあると思い家に帰ると同時に寝ました。
 
次の日またまた目覚ましを殴りそうになりながら会場へ。そしてついにブレイクアナウンス。僕の予想としてはブレイクするなら8点だと思っていました。そして8点のチームがどんどん呼ばれていきます。自分たちのスピーカーズポイントが低いため、8点であっても下位だということは自覚していました。しかし、15位を過ぎたくらいで、正直やっぱりもりだったのかなぁっという一抹の不安が心をよぎってきました。そして18位で、UTの銀杏が画面に!!!
かなり期待したところ・・・ UTD(幸松先輩のところです) いや、まぁ 嬉しいですけど・・。

そして19位 またもや UTの銀杏が画面に 
今回は期待していいですよね よね よね~!!!!


そして次の瞬間 UTHの文字が!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当に文字通り飛び上がりました。
正直、東大の合格発表の時よりうれしかったです!!(笑)
ちなみに、4ラウンド目はCGが完全に建てきったAPbenefitの根本となるメカニズムを僕たちが説明したという理由で2位だったということです。 本当にCGPPさんありがとうございます!
そして初めてのブレイクラウンドだったこともあり、やるだけやってやろうと意気込みました。次はUTB(パ二さん、みょんばく)とあたることに。抽選でUTBOG、僕たちはCO
motion
THW require unemployed citizens to conduct job hunting or job training to receive social welfare except for livelihood protection.

最初に、具体的にsocial welfare except for livelihood protection がなにを指しているのかが全然見えず、ぼんやりと失業保険あたりかなぁっと。とりあえずターゲットは病気やトラウマの人。また、健康とかはfundamental rightなんだから奪っちゃだめ!! というスタンスで臨みました。パ二さんたちのきれいな立論から始まったディベート。OOKyoto A(最終的にGFまで行ったチーム)がまさに僕が言おうと思っていたことを、僕より数万倍うまく立論。このとき、感じたことは、あっ、これが絶望か。もはや言うことがほとんどなくなり、エクステンションは、解雇されてすぐの人というターゲットを無理やり絞り出し、APでは自分の過失を会社に押し付けたまま、自己反省しない。資格の勉強など長期的に個人に得することができなくなる。っといったのですが、資格の勉強はjob trainingだろっと言われ終わりました。結果、UTBKyoto AQuarter finalへ。僕たちの挑戦は終わりました。
ブレイクラウンドでの堂々たるスピーチ

 今回大会に出て、強く思ったのがUTの一年生のレベルの高さ。二年生大会のはずなのに、いつもの練習のほうが、ハイレベルだと思うようなラウンドもありました。この最高の一年生メンツとともに、自主練、プレパ練を繰り返し、より一層、切磋琢磨していこうという気持ちも新たに生まれました。反省することは多すぎて、全部書くと卒論くらいのながさになってしまいそうなので、割愛させていただきます。
 最後になりましたが、先輩方(井戸さんも含め 笑)、これからもジャッジ面などで多大な負担をおかけしますが、今後ともよろしくお願いします。また、めったに書く機会がないと調子に乗って書いてしまった、この駄文、長文をここまで読んでくださり(そんな方いらっしゃるのかなぁ?)ありがとうございました。

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