緊急指令! 社会人合宿を調査せよ!

”・・・以上、報道フロアからのニュースでした。”

”ありがとうございました。
さぁ、時刻は九時三十分を回りました。
UTDSの今をズバッと(時間差で)お届けする《NEWS 09-10》
それでは今週の特集!、見ていきましょう。
blog担当のogu10さぁーん?”

”はぁい!ogu10です!
いやぁー、最近めっきり寒くなってきましたねー。
ディベート大会が毎週のように行われていく秋に入り、我々も亀のような前進を進めようとしております。
ではさっそく行きましょう。
今週の……敦盛ィ!-下天の内をくらぶれば-”

デデン!
”今日お届けしますのは、
紅葉舞い散る古都京都で行われました、通称もみ・・じ・・・”


”!”


”緊急の情報が入ってきました。
匿名からの情報によりますと今年の夏休み、UTDSの名をかたる業者によって、近隣の社会人の皆様をディベート旅行と称し連れ去り豪遊を繰り返すという悪質な詐欺行為が確認された模様です。
その証拠写真がこちら。


今回我々報道陣は、社会人合宿リーダー格の男とみられる人物の証言を入手しました。
予定を変更してお届けいたします。
どうぞ、ご覧ください。”



※まぁここまでの前振りに意味なんて全然ないので
以下よっつんが自由にぶっ放す様子をお楽しみください。
ーーーーー


納豆ご飯を未だに全部かき混ぜて食べるディベーター0人説。はい、ということでog-ten & iTVに代わりまして代打6番レフト四元がお送りいたしたますmmmm

8/26-8/27の一泊二日で行われたUTDS社会人合宿の模様をお伝えします。


<用語確認>
ファウルボール:ここでは笑いのツボが読者に伝わらず、あらぬ方向に飛んで行ったボケやギャグを指す。

<そもそも社会人合宿って何!>
UTDSの執行部には「社会人練習会担当」という何とも想像のし難い役職があります。UTDSが毎月一回開催している一般の社会人向けのパーラメンタリーディベートワークショップ的な位置付けで、もはやUTDSとは別のサークルなんじゃないかっていうくらい独立して活動しています。モーションやアーギュメントに関するレクチャーやラウンド練習など、やっていることは大学生ディベーターとほぼ同じです。そんな社会人練習会の8月練習会は社会人合宿という形で1泊でちょっと遠いところに小旅行という形で開催されるんです。お分りいただけたでしょうか、正直責任者の僕もスタンスぶれぶれでやっているのでそこまで厳密な定義や趣旨は重視してませんが、大事なのは社会人にもディベーターいるんですよってことです!やはり学びの道はどれだけ齢を重ねようとも楽しいことなんですね!

今回参加してくださった社会人の皆様。
侮るなかれ。練習会常連の方ともなるとマジでお強いぞ。

<合宿じぇねこめ>
「合宿のじぇねこめとしてはー、えーと参加者皆さんお互いにengageして、全体としてはaverage からabove averageの間ですね、でも普通に良かったと思います。」的なツンデレコメントではなく、率直に言います。。。 めーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっちゃ楽しかったです!!!「皆さんお互いにenjoyしていて全体としてexcellentだと思いますね!」
(ディーベーターにしか分からない細かいボケをご了承くださいませ。注)ファウルボールにご注意ください)

これがUTの踊るファッションリーダーYOTSUMOTO。
文章は意味不明だが、社会人合宿の実務を一人でこなす
なんだかんだすごいヤツ。


<詳しいRFD - the Really Fruitful Days ->
合宿に参加された皆さん和気藹々としていてお互いに全然clash/crashがなかったので今回は時系列にRFDしますね!業界初chronological RFDですよ、皆さん!この間QDOで偉大なディベーターMさんがchronologicalというワーディングで神々しく輝いていたので、それに憧れ僕も同じワードで攻めましたTT。ここからは文体をオシャンティな感じに変えて話しやーす!

>>>
8/26
正午、私は東京駅の9番線プラットホームという雑踏の中に一人佇んでいた。ふと目をやるとiPadを片手に流行りも終わったボタニカル柄のシャツを着て電車を待つ男が一人。名を栗原悠太朗と言った。今回の社会人合宿に同伴するレクチャラーだ。東海道線熱海行きに乗り、出すモーションを考えつつ電車に揺られること1時間半、我々は心のふるさと湯河原に到着した(なお、今回が初湯河原)

社会人の参加者は10名。初めての方から10年以上のディベートキャリアの方までdiversityに富む顔ぶれが勢ぞろいした。
そして担当したレクチャラー/ジャッジのUTDS部員はこの4人。

UTDSのイカれたメンバーを紹介するぜ!
我:最近一人称を我にするのにはまっている。「我にもリンク送って!」というように若者言葉の中に織り交ぜて使うことで深みが出る。
高D:普段はダイバーとしてその名を轟かせている。UTDS設立以来初、七つの海を制覇しようと目論む男。
栗:本名栗原悠太朗。名前の太朗の「朗」の字が「郎」ではないことをよく強調しがちなことで知られる。何かにつけて人をカラオケか卓球に誘う。
og-ten:このブログの元締めともいうべき存在。下の名を天一という。表記は様々だが、個人的にはTEN☆ICHIがいいのではないかと思う。つのだ☆ひろ的なアレである。例えが古くて申し訳ない。

湯河原駅に着くと、社会人の参加者はとっくに集合していた。湯河原の街はなんとも風情ある良き町並みである。一行はホテルまでマイクロバスで急な坂を登りながら向かう。高台から一望できる町並みの向こうには青々とした海。我はこんなに遠くまで来てしまったのかとふと我に帰る(別に我に返らなくとも1人称は我)。今回宿泊したのはホテルあかねという宿。最初から最後まで親切に対応してくださった。ついたら早速2ラウンド。用意された会議室の名前は「知恵袋」、宿のスタッフの粋な計らいであろうか。初心者の方にはディベートのアーギュメントの立て方のレクチャーという形をとった。経験者はまだしも、ディベート初心者にとっては一つ一つの内容が目新しいからか、我らレクチャラー言葉の一つ一つに頷いてくださる。教える側にも、大学内でひたすら練習しても感じることのできない、えも言われぬ新鮮な喜びがある。我々大学生ディベーターが見失いやすい大事な何かを再確認する瞬間でもある。そうこうするうちに2ラウンドが終了した。途中で我と栗によるモデルスピーチも行った。自分のengage力のNASAに反省している自分を温かく見守りポジティブなフィーバックをくださる社会人の懐の大きさを感じた。

お!blogも書かないでTEN☆ICHIはこんなところにいるぞ

医療系モーションでは、医学部のアイツが猛威を振るう。

そのあとは大広間での夕食。企画した我も驚くほどの豪華な和食会席料理。宴席にディベートの話で花が咲き、我々は互いの親睦を深めた(いや、まじ豪華でびびる)。その後我ら4人のレクチャラーでモデルディベートを行った。ジャッジは社会人全員にしてもらった。各人個性豊かなアーギュメントで会場を沸かせ、エンターテイメント性を兼ね備えた有意義な時間であった(ということにしておく)。参加者の方からの拍手に(と同時に、夕食後の予定に関しては無計画だった我はとりあえず、尺が足りて)ほっとする。その後就寝まで自由時間、我ら4人は、夜の帳が降り静寂に包まれた湯河原の風情ホテルの露天風呂から堪能し、コンビニで買ったおつまみを片手に至高の時間を過ごす。

至れり尽くせりとはまさにこのこと。
モデルディベート前でちょっと緊張していたというのはここだけの話だ。


8/27
翌朝、「よつもっさん(=我)、もう7:25っすよ!!」と栗原の一声で我はとびおきる。6時にセットしたアラームで周りの3人から快眠の2文字を奪い去った挙句、自分は寝坊仕掛けるという害悪をかましてしまった。前日の夜更かしと疲労のせいで私は死んだように寝ていた。急いで朝食会場に向かう。「え、朝食もありえん豪華じゃん!」と言いたいところだったが、さすがに眠たさに押し負け、しっぽりと朝食をすませる。そして、チェックアウト。このチェックアウト直前にも我以外の3人はまたしても温泉に入っていた。やれやれですな。

ホテルを去った後は湯河原駅近くの商工会議所会議室で最後のラウンド。モーションはTH prefers a world without marriage. 社会人の方の結婚観が伺えるモーションとしてレクチャラーの興味本位で出したモーションだった。社会人ディベーターの多くは結婚されそれぞれのご家庭を築いていらっしゃる。それが全てだとは思わないが、大学生ディベーターの無垢なアーギュメントよりも結婚という経験に裏付けられた社会人のそれの方が心に迫って来るものがあった。結婚とは何か、恋愛とは何かについて世代を超えて問い直す貴重な機会であった(結婚てなんですか?真面目に)。

後ろ四人に結婚はまだまだ早そうだ。

こうして社会人合宿は幕を閉じた。振り返ってみれば、この合宿は自分のディベートとの向き合い方を見直す瞬間の連続であった。先輩や同輩、そして後輩たちと一緒に練習する中で培った知識をいかに伝えるかということはディベートの成績云々に関係なく難しい。なぜなら、特に社会人の方々は長い間この世界を構築する現実の中で生きてこられた分、大学生の我々よりも現実とのつながりが強いからである。様々なアーギュメントの源泉が自分で経験や知識である。それは時としてモーションの要請している内容ではないことたりうる。しかし、いや、しかしと言うよりもむしろ、だからこそ大学生のアカデミア的な発想と社会人の経験主義的発想は混じり合うべきものである。。ディベートに捧げた時間が将来の糧になるために。別に将来のためにディベートやっているわけではないという人も多いだろう、しかしディベートで培って得た何かが現実生活で花開く瞬間は、それはそれで味わい深く感慨深い瞬間であると思う。そんな中で社会人練習会は一定の役割を果たしていると思うときがある。この2日間もそれにあたる。

口々に「楽しかった!」といってもらえて最高でした!
あと写真で変にカッコつけるのはやめようと思いましたハイ。


>>>

以上です!んで、そのあとは参加した4人で近くの海行ってきました。ラブライブの聖地とも言われる国府津(こうづ)で降りてそこそこの砂浜で水遊びしました。国府津の海は人が少なく、リア充やパリピを見て自分たちの華のNASAに心折れことなく、海を堪能することができました!!!ジャーーーーースティス‼︎ 

実は頑張っていたのである。実は。

あ、余談なんですけど。帰りにNMEと書いた建物を発見しました。我ら一同は思わず同じ言葉を口にしちゃいました。『NOT MUTUALLY EXCLUSIVE!』
 注) ファウルボールにご注意ください

~僕らは永遠に男子校~
特によっつん、本当におつかれ!

ーーーーー


”・・・以上新たな情報によりますと、当該事件は事件性なし。
繰り返します。事件性なし、との判断が下ったそうです。
報道フロアよりお伝えしました。”

”なるほど。
参加された社会人の皆様も楽しんでくださったみたいで何よりですね。
さぁ、それでは今週の特集に戻りましょ・・う・・・”


”!”


”ぬぅわんだってぇ!
国際基督大学の構内をうろつく仮装した怪しい集団を確認ん⁉



・・・新しい事件の予感だぜ!”


コメント