The Kansai 感想 Part 2
大会感想 by Kotaro Yoshidaさん
こんにちは!ざかんでDCAを務めさせて頂きました吉田光太朗と申します。
初めての対面大会でのACだったので、とっても新鮮で楽しかったです!
注)ACというのはAdjudication Coreの略称で、日本語だと審査委員(?)を指します。論題を決めたり、ジャッジの配置を決めたり、実際に試合をジャッジしたり、といった仕事をする人たちです。どうでもいいですが、海外ではACという略称を使わず、CAPとかCA(Chief Adjudicator)とか言います。
忘れないうちに、shout outをしておきます。参加者の皆さんお疲れ様でした!そして、他のAC4名(酒癖やばいけど頼りがいのあるおっさん、岐阜のマドンナのM.Aさん、最近なぜか幸せそう(😁)なとりちゃん、ひねくれ陰キャだけどめっちゃいいやつのY.Yさん)と男子校ノリ全開のTDのK.Mさん、大会後姫路旅行に一緒に行ってくれた汗かきのY.Mさんには特に感謝しています!ざかんとっても楽しかったです!!
ざかん本当にすごくて、対面大会ってただでさえ運営大変なのに、ライブ配信とかグッズ販売とかもやっていて、脱帽でした。
大会運営ってオンライン/オフライン限らず大変な割にrewardが少ない仕事だと思うので、運営に関わってる方々には頭が上がりません(普段は自分はフリーライダー側なので、、、)。
「とりあえずざかんのブログ書け!」というお達しなのですが、正直何を書けばいいかわからず、、、文才もないので、軽く感想を書いて、字数足りなかったらとりあえずざかんのモーションについて語るポストにしようと思います。
関西楽しかった!!Airbnbでワイワイしたり、美味しいご飯食べたり、旅行したり!
まず、1日目
ただ、1日目は死んでました。
今回節約のために往復夜行バスを使ったんですけど、全然寝れなくて。。。絶対新幹線で行くべき。
ほぼ徹夜の中、挑んだR1、めっちゃ強いチーム2つの泥沼試合を見せつけられてキレそうでした()
何度weighingしろや!って思ったことか。お互いに上手いからこそ、ただ反論するだけじゃどっちが勝ってるか微妙なんです。皆上手かったから良い点数はつけたけど、朝から疲れた。Weighingしましょ!(自戒も込めて)
それ以降のラウンドもレベル高かったけどR1みたいな泥沼試合ではなかったので、楽だった。
夜はお寿司食べて美味しくて関西大好きenergy!❤️✨
次、2日目
ただ、2日目も死んでました。
大変申し訳ないのですが、ここにはどうしても書けない諸事情で、QFに間に合わず、なんと重役出勤の11時会場入り。ごめんなさい。。。
とはいえ、9時間睡眠の結果、僕の脳はフル稼働してて、昼には元気一杯に。
QFジャッジしてないから申し訳なく、SFとGFジャッジして埋め合わせたと思う。
なんだかんだで2日目も終わり、打ち上げして、帰って、結局1時前に寝ました。平和だった。
次、3日目(ざかん関係ないけど笑)
朝早起きして(9時半起床)、汗かきのY.Mさんと一緒に姫路へ。
たこ焼き食べて、姫路城行った。
姫路城って外観はすっっごく立派だったけど、中の展示はしょぼかった。対照的に、熊本城とかは中の展示が凝ってた。これがprofit incentiveってやつか、、、
その後は神戸へ。Be Kobeで写真撮った。Be Kobe、長蛇の列だったんですけど、順番来て、後ろの男子高校生組に写真撮ってもらって、親切のつもりで「そちらの写真も撮りましょうか?」って言ったら、すごく微妙な反応されました。列見たらその男子高校生組の後ろにJK集団がいて、全てを察しました()
有名なラーメン屋さん行って、その後は夜景を見るために展望台へ。無料で行ける展望台があるからと言われたので行きました。
もちろん無料なのでロープウェイとかはありません自分の足で展望台まで登ります。しかも展望台なので標高高い。山の上にあった。僕らはスーツケースとリュックを持ちながら山登りして、バテそうになりながらも、なんとか展望台に行きました。僕ら汗だく。汗汗。
頑張っただけあって夜景はめっちゃ綺麗だった!!!
その後は夜行バスで東京に帰りました。
実は翌日ワークショップの用事があり、夜行バスでは配布資料のブラッシュアップとか作業してて、あんま寝れず、ワークショップは朝から夕方までだったので、大変だった、、、
ケチらず新幹線を使いましょう。
字数足りないので、以下モーションについて書きます。
モーション会議 (1時間半〜2時間 × 2,3回)
Asianということで、必要なモーション数が多くて、2、3回に分けて会議してモーションを洗い出しました。
とりまモーション洗い出す(数えたら96個!)→各モーションを5段階で評価する→モーションを3つのSetにして適当なthemeにした
って感じでモーションを決めていきました。
おっさんが機械音痴すぎてLINEの日程調整機能使えず、岐阜のマドンナさんが代わりに日程調整出してたのがちょっと面白かったです笑
もちろんACにはモーション決め以外にも仕事あります。それで思ったことは、「海外大会のACの仕事ってガチ少ないんだな」です。メジャー大会を除いてジャッジテストは無いし、IAはformで募集して足りなければ知り合いに声かけるくらいだし、モーション会議は1回1時間して終わりくらい。Org comが全部色々やってくれちゃう。一長一短ですね!
じゃあモーション自体を見ていきましょう!
モーションセッティングの時に大事なのはいくつかありますが、一番大事なのは、モーションの意義が分かりやすく明確なことです!ワーディングが明確で分かりづらくないことはもちろん、Comparativeが明確なことも大事です。
例えば、AC陣お気に入りのR2のクリロナモーションだと、
TH, as Cristiano Ronaldo, Regrets the transfer to Saudi Arabia
とすると、GovはCounterfactualでクリロナがヨーロッパでプレイし続けるのか、引退するのか、何を守るべきなのか定りません。それだと、OppとしてはGovがどっちを押すか分からないままプレパしないといけず、大変ですよね。だからこそ、
TH, as Cristiano Ronaldo, Regrets the transfer to Saudi Arabia over staying in Europe.
とワーディングを変えると、「サウジでプレイvsヨーロッパでプレイ」というcomparativeが明確になります。もちろん、Govにクリロナがヨーロッパでプレイし続けるのか、引退するのか、何がlikelyか説明させたいという意図があるなら前者のワーディングにすべきです。
なので、僕は、TH prefers A to BとかTH Regrets A over Bとか明確に対立軸を明確にすることが多いがち笑
こういう少しの工夫でモーションの質が格段に上がります。なのに、そんな最低限の仕事をせずに、Motion clarificationでめっちゃ質問出たり、Govのモデルでディベートが決まっちゃうようなダメモーションを出すACが結構多くて、、、困りますね全く。まあ日本のACは忙しいからしょうがないしお疲れ様だなとは思いますが。
もうちょっと字数を稼ぎたいので、2つだけモーションについて触れたいと思います。どっちも僕のやつ!
R3
THBT social movements in the West should heavily prioritise issues in developing countries as opposed to issues in their own countries.
一見すると、developing countriesの人の方が苦しんでそうだし彼らを救った方がutility gain高そうで、Gov有利甚だしいモーションですが、実はOpp有利なのでとっても好きです。僕は意地悪なので、vetoをテキトーにやったチームがラウンドで苦しむのが見たい()
これは完全に個人の見解ですが、discordでモーション発表から2, 3分しか経ってないのにveto終わってる人たちを見ると、「お前らはそんなに頭の回転が早いんか??」「本当に3つのモーションでargumentとかframingとか諸々考えたのか??」「そんな頭の回転早くてディベートできるなら多分ワールズ優勝できるな、すげえな!!いいな〜!」みたいに思ってしまいます。
もちろんモーションセットによっては、明らかにvetoしないといけないやつがあったりして、一瞬で決まることもありますが。。。
やばい辛口になりすぎました(汗) 怖がられちゃう。。。(汗)
こんなブログをここまで読んでいるディベきちの皆さんはおそらく気になっていると思います。「Oppでどんなargument出せるの?」
優しいので答えてあげましょう()
まず、話の前提として、What does it mean for Western social movements to prioritise issues in developing countries? というところから入りましょう。
おそらく資金援助をしたり、アドバイザーを現地に派遣したり、自国でも「途上国のこの問題を解決したいので協力してください!」と宣伝して資金集めたり、といった感じですかね。
色んな話ができて、まず、途上国のissueしか取り上げないsocial movementなんて誰がsupportするんだ!って話です。自国の問題だからこそdonationとかprotestとかに協力するわけで、知らん国のminrotiyが云々と言われても知ったこっちゃないですよね。なので、social movementのリソースが減って、その大半を途上国に渡しても元のパイが減るのでよくない!というargumentができます。
あとはwestern involvement is counter productiveとも言えます。
Local movements will now be seen as closely tied to Western ideology. People in developing countries will perceive the movement as imperialist imposition of Western values and oppose the movement.
Principleもできます。Social movements have a special moral obligation to people in their own countries and deprioritising them violates the principle.
他にも良いargumentあるんですけど割愛します(書くの面倒になってきた)。
GF
The experience machine (pleasure machine) is a thought experiment put forward by philosopher Robert Nozick in his 1974 book Anarchy, State, and Utopia. It refers to a machine that could give us whatever desirable or pleasurable experiences we could want. However, once you plug yourself to it, you cannot go back to the real world.
TH, as an average person in the world today, P to live in the experience machine as opposed to the real world.
絶対vetoされるだろうな〜と思っていたらまさかのvetoされず、このモーションがディベートされることに。直感的にGovが有利すぎるモーションですが、まあOppでも上手ければ勝てる、といった具合のモーションです(GFは案の定Govがあっさり勝ってしまった。難しいよねこのモーション)。
突然ですが、Average person in the world todayって幸せなんでしょうか?
僕は幸せだと思います!でもディベートでは幸せじゃないって言う方が証明しやすい。
Hedonistic treadmill とかpoverty とかとりあえず投げてhuman life is utility negative! Existence is pain!とか言うディベーターいますけど(今回のGFではそんな話出なかったので嬉しかったです)、お前にとって幸せってそんな薄っぺらいものなのかって思っちゃいます。幸せ(happiness)って効用(utility)だけじゃなくて、他にもっと重要な要素があると思います。その要素を上手く言語化出来たらOppで勝てるんじゃないでしょうか。難しい!!
だいぶ書いたので、そろそろ終わりにします。
TLDR; ざかん楽しかった!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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