凌霜杯感想

堂々たるお二方のお写真


お久しぶりです!

先週まで部長をしていました佐野です。
今回は凌霜杯の報告をさせていただきます!

前回の得永君の記事にもあったように、凌霜杯は全国津々浦々から神戸牛を求めて学部生が関西の地に集い戦う大会で、僕は今回UTBとして組み慣れたパートナーである富永(通称トミー)と組んで出場しました。

凌霜杯には色々な思いをかけて臨みました。
井戸さん・田中さん・加藤さんと歴代部長が3連覇を遂げている大会なので、自分の中では先代部長として勝たなければという気持ちがありましたし、
ディベーターとして出場する関西の大会は去年の紅葉杯以来だったので、関西の地にて昨年紅葉杯GFで負けた悔しさを、その時と同じパートナーとともに晴らしたいという思いも溢れていました。
そして何より神戸牛を食べたい気持ちでいっぱいでした^w^


さて今年度の凌霜杯には、自大学・他大学含めて強いディベーターや有名なジャッジさんが数多く参加されていました。
自大学の先輩や4年生のディベーターの方もいらっしゃれば、同期の強いディベーターも多く参加していましたし、ジャッジとしては、今年末の世界大会のDeputy Chief Adjudicatorでいらっしゃる鈴木雅子さんをはじめとして名立たるOBOGの方が参加されており、多少の緊張と興奮の下(笑)Opening Ceremonyを迎えました。


初日はPreliminary Roundが4 Round開かれました。

R1: THW make high school students whose grade is poor to pay their own school fee.
R2: THBT sports associations should expel sports players who make discriminatory remarks.
R3: THW prohibit advertisements using software to cosmetically improve individual appearance.
R4: THBT social disorder is legitimate tool of political protest.

どのmotionもそれなりにdebatableで、面白かったです。
組み慣れていたトミーとも相性よくディベートする事ができ、予選で4勝することができました!

ただ予選も順風満帆というわけではなく、Round 3はマージン0.5点の僅差でした。相手はSophiaのKaycee (今大会のBest Speaker)のチームで、彼女のイラスト力には本当に脱帽で、自分自身まだまだな所があるなと改めて感じさせられました。


さて初日の後みんな(UT A, UTB, UTC, 浜野さん、井戸さん、ゴンザさん)で、串カツを食べに大阪に繰り出し夜遅くまでカラオケをばか騒ぎしながら楽しみ、ホテルでゆっくり休んで2日目を迎えることとなりました。
夜の大阪、イメージ図。



2日目はドキドキのブレイクアナウンスメントで幕を開けました。
UTBは1位と同点の135点での2位ブレイク!
またOU, Kobe, Kyotoなど関西勢も数多くブレイクしていました。


初戦の相手はJoint F….Seikeiの小崎さんとWADの本田さんでした;;;
QF: THW only provide abortion services to citizens of countries where abortion is legal.
自分が1年生の時から名立たる大会の壇上でスピーチをされていたお二方が相手で、正直「初戦からかよ…」と思ってしまいましたが(笑)
いつもの自分を殺さずに落ち着いてスピーチしようと心に決め、なんとかall voteで勝利する事が出来ました。


次の相手はJoint B。Kobeの鍋島君とOPUの宮原君です。

実は昨年の紅葉杯でもSFは鍋島君と当たっており、去年の事を思い出しつつ試合に臨みました。
SF: THBT all permanent members of the Security Council should abandon their right to veto.
ラウンド部屋にて後ろを振り返ると鈴木雅子さんや綾部先生、神原さんなど名立たるジャッジさんがいらっしゃり若干緊張しましたが、冷静さを保ちラウンドを進める事が出来ました。
自分の中でも珍しくだいたい満足のいくスピーチができ、all voteで勝つ事が出来ました。


そしてGrand Final。相手は1年の岡君と2年の富本からなるKeio。
GF: THW ban all forms of gambling.
ここにきてのまさかの古典!しかし古典はディベートの経験年数よりもディベートの柔軟さや説明力といった基礎力が図られるのでGFにいいmotionだと思います。…そして負ける訳にはいきません(笑)
昨年の紅葉杯同様、Oppositionとして、神戸大学B210教室の右前にセットされた席につきます。昨年の紅葉杯は大勢の人の前で緊張してしまいガタガタスピーチになってしまったのですが、そこで恥ずかしい思いをしたこと・負けて悔し涙を流したこと・それから自分が悔しさをバネに頑張ってきたことを噛み締めつつ、ラウンドを見渡すようにしました。
スピーチ中も、今テンパって泣くのは自分だと言い聞かせつつ、眠そうだったり相手のスピーチにうなずきまくったりするOBのIさんや、うなずいてくれている同期を信じて頑張る事が出来ました。
そしてあっという間にラウンド終了。

結果として6-3のSplit Decisionで優勝、4連覇を遂げる事が出来ました!

4連覇のプレッシャーや個人的な思いもありましたが、それに耐えて優勝が出来て嬉しいです。

KDSの岡君。1年生ながら落ち着いたスピーチ。

そんな色々な内幕があるとは感じさせない我らが佐野先輩のスピーチ

いつも通り説得力に満ち溢れる富永先輩のスピーチ


牛達も嬉しそうですw

これはNEAOやBP Noviceも踏まえた個人的な感想なのですが、1年の時に例え悔しい思いをしたとしても、頑張り続けていればいつかはその思いを晴らせる時が本当に来るのだなと思います。

この凌霜杯でもGFは3人のジャッジを逃してしまいましたし、うまく言い回しが見当たらず焦りかけた事もあり、まだ磨くべき事は目の前にだけでも沢山あるようなので、これからも精進していきたいです。

長くなってしまいましたが、最後に応援してくれたUTDSのみなさん、空き時間に絡んでくれた他大学のみなさん、ジャッジ集め等大変な中この凌霜杯を開いてくださった神戸大学ESSのみなさんに感謝を述べる共に、
特に、今回もまた一緒に組んで喜びを分かち合った相方のトミーにお礼を言いたいと思います。
ありがとうございました。

佐野文彦

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