BP Noviceを振り返って~①

みなさんこんにちは!UTDS1年の仲地唯佳です。

1126日(土)、27日(日)にそれぞれ首都大学東京、東工大で開催されましたBP Novice2011のご報告をさせて頂きます。

BP Noviceは、昨年始まったBPスタイルの普及を目的とした大会で、関西・関東それぞれ予選があり、100チーム以上参加する大きな大会です。BPスタイルと言えば、2チームが激突するNAスタイルと異なり、4チームがOpeningClosingに分かれて戦うやや規模の大きいラウンドになります。各チームの順位が1位から4位まで決定するため、勝つための高度な戦略が必要になります。僕も今夏参加したSummerADI2011をきっかけにBPスタイルでのディベートをたくさんしてきましたが、ラウンドの折り返し後に何が起こるか予想できないドキドキ感や、議論の深まり、Extensionが出ない時の焦燥感も含めてすっかりBPの魅力にとりつかれ、今は一番好きなスタイルです。

さて、今回の大会、僕は部長の佐野先輩と組ませて頂きました。チーミングの連絡が送られてきた時はプレッシャーで気絶しそうになったのですが(笑)、せっかく日本トップクラスのディベーターである先輩と組ませて頂けることになった以上、行けるところまで行く最大のチャンスだと考え、できる限り迷惑を掛けず、勝利に貢献したいと思いました。僕たち以外にもUTDSからは8チーム出場しましたが、UTDSも他大の方も1年と2年のペアが結構多いだろうということで、ハイレベルな大会になると予想しました。そこで、UTDS1年では、2年生の先輩方にも協力して頂いて、これまでのセミナーで出されたMotion(当日1round目の候補)のリサーチを行ったり、自主練をしたりと一生懸命準備していきました。

そしていよいよ当日を迎えました。第1ラウンドのMotionTHW legalize prostitution in developing countries.自分のチームを対戦表で探すと・・なんとUT練習会(笑)。4チーム中3チームがUTDSという異例のラウンドとなりました。最初は驚いたのですが、ともかく全力を出そうと思い、逆に普段通りの調子で落ち着いてスピーチすることができました。初日は4ラウンドを終え、翌朝のbreak announcementを待つことに。

2日目、ブレイクチームの発表です。僕たちUTA2位ブレイクでした。このとき、4ラウンド目で3位を取ったことが分かり、少し焦りましたが、すぐに気持ちを切り替えました。また、なんと、UTDSからは1年ペアも含めて5チームがブレイク、先輩方ジャッジは全員ジャッジブレイクでした!こうしてMAXハイテンションでブレイクラウンドに突入します。

順調にSemi Finalまで進みましたが、ここで一大事が。MotionTHBT EU should have the right to inspect and/or veto member’s states’ economic policies, in which violation could lead to immediate exclusion from Euro zone. でした。とても難しい問題で、プレパレーションでも結構焦っていたのですが、始まってみるとGovernmentDefinitionと食い違う結果に!しかし同じOppositionサイドOOUTDの冷静な対応もあって、ベンチウィンを達成。UTDSから2チームGrand Finalに進むことになりました。
佐野先輩とのプレパ@GF

初めての決勝進出が決まり、GFはものすごく緊張しました。何よりはるかに自分より実力の高い先輩方がたくさんいらっしゃる中で、さらに大勢のAudienceの前で普段通りにスピーチできるのか、不安でいっぱいでした。でも、できるだけいいスピーチをここですることが今まで一緒に練習してくださったパートナーである先輩に対する最後にして最大の義務であると思い、スピーチしました。MotionTHW ban expressions which glorify assassination. ウサマビンラディン等の例を挙げてひたすら暗殺と表現の正当化を図りました。
そしてGFでのスピーチ
結果、5対4のsplit decisionUTAの優勝でした。とても信じられない気持ちでした。後で応援に来てくれた部員が録音してくれた自分のスピーチを聞いたのですが、思わず自分で笑ってしまうくらい緊張していました^^

今回優勝することができたのは、個人的にも、大きなミスをすることなくラウンドを終えることができたのかなという達成感は大きかったです。先輩とのプレパレーションを通して、学べたこともたくさんありました。一方で、自分のスピーチを振り返ってみると、やはりかなり問題だらけで、speaker’s scoreをさらに上げていくことが課題だと思います。

今回、グランドファイナル進出という経験のみならず、チャンピオンという素晴らしい結果を頂けたのは、ひとえに佐野先輩のご指導、ご活躍のおかげです。本当に心から感謝いたします。そして、普段から練習を見てくださった先輩方に御礼申し上げます。また、リサーチプロジェクトを立ち上げ、また自主練を一緒にしてくれた1年生のとの切磋琢磨あってのことだと思います。普段からとても意識の高い仲間と練習できることは本当に幸せなことだと感じています。

まだまだ未熟な自分ですが、今後もみんなと一緒にdebateしていけたらと思います。来年のBP Noviceでも新しい1年生を引っ張っていけるように頑張ります。それではまた大会でお会いしましょう!

コメント