JWDC感想

こんにちは。UTDS2年の櫻井といいます。1014日に行われたJWDCについて感想を投稿させていただきます。

今回パートナーになってくださったのが、尊敬する3年の先輩の一人であるパ二さん。ディベータ―、特にパ二さんのWhipとリーダーのスピーチは本当に安定していて、Judgeをなさる時もいつも丁寧にリフレクしてくださって。そして勿論そのセンスの鋭さというかキャラの濃さというか笑。そんなパ二さんにコバンザメして一日勉強させていただこう、そんな思いで出た大会がこのJWDCでした。

 大会が終わってみて、まず一番思ったのが、寒気がするくらい楽しい大会でした。大会前にあまり練習をつめたわけではないのですが、パ二さんとのプレパがかなり合ってたように思います(両方Whipだからでしょうか??)。まずこの事実自体すごく嬉しかったです。そして、一つ一つのmatterというよりはどちらかというとラウンド全体を見て、こんなアーギュメントあったらいいよね~みたいな感じでプレパをしていました。なのでどのラウンドでもBPという長いroundの中で比較的残る話をどのベンチにいても出せたのかな、と思います。パ二さんに助けてもらった部分が数多くはありましたが、一人のチームメートとして一緒に考えることができたというのも、大会が終わった際に充足感を与えてくれました。本当に楽しかったです。

一日パ二さんにコバンザメして、学んだことは数多くあります。
①パ二さんは自分がPMだったとしても次のLOから最後のOWがスピーチ終わるまでフローを取っていらっしゃいました。そしてOpp.はここが言えていない、Gov.はここの視点が足りていない、ここのRefuteが残っているなど、すごく細かくかつ冷静に分析していらっしゃいました。JudgeさながらにラウンドをJudgeしつつ、こういう視点もあったね、とおっしゃるパ二さんの謙虚さと冷静さに驚嘆しました。そしてパ二さんみたいな人は、私が一つのroundから3くらいしか学べていないところ、きっと10くらい学んで帰るんだろうな、と思い知らされました。
②またアーギュメントの立て方も本当に丁寧で、相手からすぐ反論がきそうな所やコントラに見せられてしまいそうな所はあつく説明していました。それもゆっくりとアーギュメントを立てるのではなくて、かなり長くディスカッションしてぱぱっと立てて、話してしまうという。そんな短時間でアーギュメント立てるなんて自分にはとてもできないけれど、それでも相手から反論がすぐきそうな所を厚くすることなど出来る範囲では真似しなきゃいけない、と感じました。
Whipは本当にすごかったです。どこのチームの上に行きたいのかが明確にわかりましたし、私がすごく不明確に話してしまった内容を分かりやすい言葉にワーディングを変えてパッケージし直しつつ、相手のオープニングにも細かく反論なさっていました。一緒に組ませていただいて気が付いたことは、①とも重なりますが本当によくroundを聞いていらっしゃるということ。そしてその内容を英語でも日本語ででも短い言葉でまとめるのが上手だということ。実は私の中でなんだかWhipうまくいかない、と思っていた節がありましたが、そうじゃない。私はもともとWhipうまくなんかないんじゃない。うまくいかないんじゃなくてこれが実力で、安定して上手なWhipってこういうWhipなんだ、そう思わされるWhipでした。
他にも本当にたくさん書ききれないくらいパ二さんに教えていただきました。ゆるく出ようね、と言いつつ2ラウンドめあたりから相当ガチになりだしたパ二さんの気迫もまた学んだものの一つです笑。R1: THW legalize active euthanasia for terminally ill patients.OOもなりさからのCOは多分4ラウンドの中で一番疲れたけれど、一番印象に残っていて、きっときっと忘れないと思います。本当に貴重な機会をありがとうございました。

結果だけ見てしまえば、GFもスピーカーもあと一歩、という感じが否めませんが、これがきっと実力、いや実力以上の結果なんだと思うと納得できます(むしろ出来過ぎだと感じます)。ただ心残りはGFで分かりにくい話をしてしまったこと。まさか34のスプリットになるなんて思っていませんでしたが、COはうまく伝わればクリアーに勝ったんじゃない、というJudgeの方の声が正直まだ耳に残ったままです。それでも、プレパ中からInternationaluniqueさは何だろう?? Extensionない、どうしよう??基本に戻ってSQ.APの違いは何だろう、そうやってやっとDPMの時に出たextensionで意外に闘えたことは初めてやったmemberとして収穫でした。大会で満足できたこと、満足できないことをちゃんと分類して、次のステップに進める気がします。

このような機会をいただけたのも、Co-CAを務められたようかさん、みゆきさんをはじめとするコミのみなさんのおかげです。当日コミのみなさんやJudgeのみなさん、また声をかけてくださったたくさんの方々、そしてこの大会に関わった全ての人に、このような素晴らしい機会をいただけたことを心から感謝して筆をおきたいと思います。

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